雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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失踪日記

失踪日記

 これは想像を絶する痛ましさではないだろうか。吾妻ひでおという作家に関しては、日本においてかなり早い段階からロリータを描いていた程度の認識だったが、これを読んでがらりと印象が変わった。煙草を買ってくると言って職場を逃げ出し山で寝泊りしたり、アル中になって精神病院に送られたりしているのだ。こんな過去を持つ作家、そうはいない。吾妻ひでおの作品が読みたい、とても。