雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)

インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)

 最ッ高に面白かった!
 ホストクラブの女オーナーが店に舞い込むトラブルを、男の子たちと一緒に解決していく、ドラマ版IWGPみたいな連作短編なのだが、実に痛快で面白かった。展開自体は事件と遭遇して、捜査して、解決するというテンプレートに添っているのだが、そこで活躍する主人公やホストたちが活き活きと描かれているのだ。それもテレビでよく描かれるような、スーツで決めていたり、胸元をはだけているような男ではなく、DJやダンサーのような男の子なのだ。スーツの代わりにだぼだぼなパンクで身をかためたり、特技がキックボクシングやナンパであったり。そしてそんな中でひとり、王道派ホストスタイルを取る憂夜さんの正体が気になりまくり。もうとにかく面白かった。
 TBSは『夜王』なんてやってないで、早く加藤実秋とコンタクトを取って、本書をドラマ化すればいいのに強く思う。