雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

869

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

 お・も・し・ろ――――ッッ!!!!!!
西洋骨董洋菓子店』がドラマ化されたこともあり、以前やっていたドラマ『大奥』の原作なのかと思っていたら、某氏に「違うよ、アッキー」と指摘されました。ドラマは全く関係なく、男女の比率が一対四だったらという、『BG、あるいは死せるカイニス』のような架空の世界における大奥を舞台とした漫画だった。つまり、ときの女将軍一人に対し美男三千人を集めた女人禁制の男の城が舞台なのだ!
 一巻の大半は、巧みに世界観を描きつつ、水野という大奥入りした青年を主人公に、彼がいかに上様にお近づきになるかを描いている。これが、また妙にリアリティがあって面白い。問題は水野編とも言えるパートが終わり、主人公が徳川吉宗に移ってから。彼女はある慣習に疑問を唱える。どうして彼女は女の身でありながら男の名前を持ち、男のような格好をするのだろうか、と。この慣習に意味はあるのか、誰がこの慣習を作ったのか。もう、192ページからの4ページの展開が熱すぎる。まるで世界の謎に迫る謎ハンターではないか。ちょっともう二巻が楽しみで仕方がない。超絶面白かった。