雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

883『ひかりのまち』

ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫)

ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫)

 第11回電撃小説大賞金賞受賞作。
 ファザコンとブラコン、そして童貞卒業。中村航の単行本のような表紙から、青春物をイメージしていたのだが少し違った。文章自体はけして下手ではないのだが、著者の自意識が随所随所で見えて、やや気持ちが悪いのだ。後書きや著者紹介も少し痛々しいし。と言うか、春樹チルドレンなのではないだろうか。よく電撃からデビュー出来たと思う。それぐらいライトノベル離れしている。そもそも父親が登場したり、初体験を描いてしまう作品が少ないし。二巻も出ているようだが、手を伸ばすのはやや躊躇われる。