雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

951『学校の階段』

学校の階段 (ファミ通文庫)

学校の階段 (ファミ通文庫)

 面白かった! が、しかし、色々と過不足が多いように感じた。
 まず、ストーリィ。迷路のように入り組んだ学校内を飛び回る、という不思議な部活動は面白いのだが、いかんせん地味だ。黒髪の天使による跳躍や、必殺Vターンなどでカラーを出しているが、実際に場景を思い浮かべると地味なことこの上ない(階段を飛び降りたり、駆け上がったりしているだけ)。もっと、多少、嘘くさくてもいいから火花飛び散るようなアクションが欲しい。次にキャラクタ。これはさすがに多すぎるように思う。口絵に描かれているだけで十人。さらに敵役や脇役も何人かいる。ちょっと多すぎなのではないだろうかと首を傾げる。しかし、まあ、最後まで読ませるし、面白かった。及第点は問題なくクリアしていると言っていいだろう。