雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

976『アクロイド殺人事件』

アクロイド殺人事件 (偕成社文庫)

アクロイド殺人事件 (偕成社文庫)

 まだ読んでいなかったのか、第一弾。*1
「『アクロイド』が未読で、しかもネタバレされていないなんて信じられない! 手遅れにならないうちに、一刻も早く読むべきだ!」と急かされ、積みの山に目を向けたところ、運よく所持していたので早速、読んでみた。
 なるほど、確かにこれをネタバレされずに読むことが出来たのは僥倖と言えるかもしれない。197ページでトリックが分かってしまったが、その後も緊張感を持って読み進めることができたし、なにより展開(特に終盤)は憎いぐらいに上手かった。ネタを知っているから読んでいないという人がいるならば、それは残念なことだと思う。伏線と展開と描写、どれも中々に練られているので、充分に楽しめると思う。請け負おう。

*1:読んだのは新潮社版ですが、書影が出なかったので偕成社のものにしました。