雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

980『読むのが怖い!』

『SIGHT』に連載された書評対談を一冊にまとめたもの。その時期のベストセラー、北上次郎が読んで面白かったもの、大森望が読んで北上次郎が楽しめそうなもの。主に三種類の本が取り上げられており、ブックガイド的価値はそれなり。付箋も活用した。ただ――誰とは言わない*1北上次郎ファンには申し訳ないが――秋山は北上次郎が、個人的にそれほど好きではないので、度々、彼の発言が目に付いてしまい、やや残念。人には、好きな人がいれば苦手な人もいるというわけである。
 まあ、北上次郎はいいにしても、問題は編集。やる気の感じられない表紙と、読者を考慮していない編集、そして誤字脱字のある註は、何とかならないものだろうか。少し、手を加えたら、この二人の対談は、もっともっと面白いものになるのにと思った。