雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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1192『1973年のピンボール』

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

 前作『風の歌を聴け』から始まる、青春を描いた三部作の二作目。
 前回に引き続き、今回も何とも言えない。ただ『風の歌を聴け』と比較して、ストーリィラインらしきものはある。日本に三台しか輸入されなかったスペースシップというピンボールマシンを巡る物語だ。どちらかと言えば、今回の方がより具体性があるし、指向性もあるし、双子は萌えポイントも高く(主人公は正体不明の双子の少女と同居している)エンターテインしているように思う。けれど、うーん、個人的な趣向としては前作の方が好き……かもしれない。
 ううむ、どうしてだろうか、村上春樹が相手となると冷静に書評が書けない。困った。