雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

『SHI-NO 呪いは五つの穴にある』

 事件が伝聞形式で語られ、主人公たちは安楽椅子の探偵状態。正直、この巻だけでも充分に読めるので、ライトノベルミステリ好きに是非と勧めたい。感想はこちら

前半では「リゼィエの手記」が呪われて“いる”として、事件をなんともおどろおどろしく、怪奇幻想のけれんみたっぷりに描いているのだ。しかも、トリックはわりと本格だった。そして、後半では打ってかわって「リゼィエの手記」が呪われて“いない”として、その正体を徹底的に解体しているのだ。この二段構えの構造に加え、しっかりとミステリしている点……「参りました」と言うしかない。

http://review.kairou.com/?eid=620115

 以下、感想リンク。「こういう読み方もあるんだ、へえ」というものを選んでみました。

ちなみにこの中で一番頭の回転が遅いのがよりによって話者たる「僕」であるため、読者は挑発されている気分になるとかならないとか。

http://d.hatena.ne.jp/Riso/20070616

もう「僕」と志乃の間にある雰囲気が完璧に恋人同士のそれです
しかも初体験済ませたあとの

http://d.hatena.ne.jp/fuimu/20070617

あとがきで森博嗣ファンであることが公言されていて、あーやっぱりなあという感じですが、もう1巻にあった森博嗣っぽさはほとんど抜けていてすごいなあと思う限り。デッドなコピーじゃねえんだぜ。

http://d.hatena.ne.jp/funa-1g/20070624

志乃ちゃん(女子小学生)の三つの穴を想像して、残り二つの穴は何処のことだろうと妄想してしまった。
上を含めても4つ。最後の穴はいったい。

http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20070627

ヴィクトリカ・ド・ブロワがシャーロック・ホームズとヘンリー・メリヴェールの曾孫であるように、支倉志乃は真賀田四季の娘でありブラウン神父の血筋であったのだよ!(なんだってーw

http://d.hatena.ne.jp/kirisakineko/20070715