雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

OZ『timecross』を聴いての感想など

 同人BLAZEというネットラジオがあります。ねとらじなどを用い、リアルタイムで放送しているものではなく、スタジオで収録し編集したものをダウンロードできるかたちで配信する形式です。同人ゲームを頒布しているサークルの方々をゲストとして紹介し、その方々の話を伺うという本格的なラジオで、今のところ第5回まで公開されているものは、いずれもレベルが高くふつうに面白いです。
 で、同人BLAZEで流れていたところから知ったOZというバンドの楽曲が最高に素敵なのです!
 公式サイトを見ると2000年に結成したバンドで、すでに何度もライブを行ったり、アルバムを発表している模様です。また、あうとおぐまる特設ページを見ると、PlumZEROThe SOTSProjectSAKURAといったサークルに楽曲を提供していたりもするようです。
 と言うわけで『timecross』ですが。

 こちらは先日の夏コミで発表された新譜で、8曲が収録されています。
 ジャケットは浜田遊歩さんの手によるもので、OZのふたりがイラスト化されています。ちなみに右が本人です。どちらもあうとおぐまる特設ページにあったものをお借りしています、例の如く怒られたら消します。


『timecross』の収録曲は、何曲かサンプルがあうとおぐまる特設ページにあるので、そちらを聴いていただければ一目瞭然ならぬ一聴瞭然なのですが、ヴォーカルのTAKIさんの声が渋いのですよ。いえ、女性に対して声が渋いというのが、果たして褒め言葉になりうるのかどうか議論の余地があるのですが、きゃぴきゃぴしたアニメ声はもちろん、いかにも女性らしい高くて幅のある声が、あまり得意ではない秋山にとってTAKIさんの低くて落ちついた声は、実に耳に馴染むのです。特に良いのは4曲目の「good times bad times」でしょうか。歌詞に目を向けると悲しい言葉が並んでいるのですが、それを敢えてアップテンポな調子で歌い上げているので、とても勇気付けられます。その一方で7曲目の「blaze」も捨てがたいですね。こちらはもっとロマンティックに硬質な言葉を並べて、初期のSound Horizonを思い返させるようなメロディに乗せて語りかけてくる一曲です。

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 また、TAKANORIさんのギターがまた聴かせてくれるのですよ。こちらの魅力がいちばん発揮されているのは、1曲目の「misdirect」……あ、これはサンプルが公開されています*1。1分34秒分しかありませんが、それでも最初に飛び込んでくるいかにもロックな弾きは聴かせてくれますし、惹きつけられます。まさに1曲目に相応しいと言える曲ですね。


 で、どうしていきなりバンドのご紹介かと言うと、9月8日(土)に恵比寿でライブを行うからですね。
 秋山は残念ながら、私用にて行けないのですが、秋山と同じように渋い声の女性ヴォーカル好きなら行っておいて損はない! と思いましたので紹介させていただきました。うーん、行きたかったです……。

*1:と言いますか、サンプルが公開されている曲こそをもっと紹介するべきですね(笑