雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

三人称小説だと思わせておいて一人称小説

 id:trivial:20070916:1189878262のコメント欄を経てから、三人称小説だと思わせて実は一人称小説でしたという作品を探していたのですが、もしかしたらこれが「最初の一作」かもしれません。と言うわけで『女には向かない職業』の訳者として知られる小泉喜美子の終期の短編集『殺さずにはいられない』。以下、感想抜粋。全文はこちら

 帯に「“粋でなければミステリーとはいえない”といつも主張し、実践してきた著者の傑作10編を収録した珠玉集」とあるのだが、確かにどの短編もどこかしらユニークで粋であったと言える。