雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

古橋秀之・秋山瑞人講演会レポート

 11月4日、法政大学にて法政大学SF研究会主催で行われた古橋秀之秋山瑞人講演会に行ってまいりました。遅ればせながら、そのレポートなど。インタビュアーは『悠久展望台のカイ』でデビューした早矢塚かつやでした。以下、かんたんに。箇条書きで。

秋山「小説を書くサークルに入っていたのだけど、先輩が金原ゼミだった。小説を書くことで単位を貰えると聞いて入った」
古橋「たしか2年で200枚、3年で250枚、4年で300枚だったはず。4年のときはそんなに書けないと思ったから金原ゼミを取らなかった」
古橋「秋山くんは当時、ギブスンを煮詰めたようなガチガチのSFを書いていました」
古橋「ぼくは濃いものや変なものを見ると模写したくなるんですよ。香港を舞台に退役軍人のハッカーが出てくる秋山くんの小説を真似て、大阪を舞台に退役芸人の小説を書いたこともあります」
秋山「創作術に関して、たいていのひとは好みがあると思う。それぞれの好みを基準に書いていると思う。自分もそうで、自分から見て好きなもの、面白いものを書いている」
古橋「ぼくは設定先行かな。アイデアがごろごろ転がっていて、それをどう繋げたらいいか迷う。秋山くんは核にいろいろ繋げるらしいね」

 前日の疲れもあって途中でメモを取るのをやめてしまったので、これだけしかありませんが、取ったメモの数から言って思いのほか古橋秀之が好きだったことに気がつきました。
 マイクが2つしかなく、古橋秀之秋山瑞人のふたりで1つのマイクを共有していたのですが、おふたりとも声量があってマイクがなくても充分に聞くことが出来ました。基本的に司会が質問を投げかけて、秋山瑞人が先に答えて、古橋秀之が突っ込むという場面が多く、仲の良さがはっきりと見て取れました。法政大学SF研究会の企画進行は流暢とは言いづらかったですが、少ない人数の部員がそれぞれ全力を出すことで、経験の少なさを補っているように感じました。せっかくSF研究会が主催なのですから、もう少しSFに類する話も聞きたかったですが、会場に集まった大半はライトノベル読みだったでしょうから、かえって良かったかもしれません。来年も日程があえば、ゲスト次第では参加したいですね。