- 作者: 似鳥鶏
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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とある高校の芸術棟と呼ばれる文化系の部活ばかりが集まっている校舎が舞台なのだが、雰囲気が実によく表現されているのだ。特にどこの部活も新入部員を咽喉から手が出るほど求めている点が好ましい。やや読点の数が少なく、文章に読みにくさを覚えないでもなかったが、そのもどかしい点まで含めて優れた青春物だと感じた。
以下、この本を読んだ他のひとの感想。
いきなりの謝罪で恐縮ですが、まさかこんなに面白いとは思いませんでした。
http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20071102/1194014490
演劇部の女部長、《漢》の柳瀬先輩と葉山君の間には、どこからが演技でどこまでが本気なのかわからない、いい雰囲気があって好み。『化物語』(西尾維新) *2 *3とは違った意味での丁々発止、というか、葉山君が刺されまくり。ぽややんと照れる柳瀬先輩も可愛い。
http://d.hatena.ne.jp/yomimaru/20071107
所謂ラノベ的な過剰なキャラ立ち*1とかお約束展開*2に矯正されるべきとも思えない、瑞々しさが魅力だと思いました。
http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20071113/1194964634