雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

1時間後、26日後、98日後、172日後。

 グリーンティミルク。『DAYs +1/24+26+98+172』をプレイしました。
 ゾンビ伝奇ヴィジュアルノベルというジャンルのこの作品は、かつてすろ〜ふ〜どで連載されていた企画吉里吉里いったっきり。」からスピンオフした作品です。

前からやってみたかった、ロメロに捧げるゾンビモノです。
あと「28日後…」とか、小野不由美先生の「屍鬼」とかいろいろ。
ついでに「東京ゾンビ」も……。

http://slow-f.com/howto/kirikiri_gtm/kiri04.html

 と、漣夏海さんも仰られているように、頽廃したせかいを舞台に、わらわらと湯水の如く湧き出てくるゾンビたちを、ばったばったと薙ぎ倒す伝奇ノベルゲーム……かと思いきや、そうは問屋がおろさないのがgtmクォリティ。事件発生直後の混乱だけでなく、その26日後から172日後と事態が落ち着いてきた頃合までをオムニバス形式で描くという離れ業が見られて、たいへん面白かったです。
 特に「+98 パウンドケーキ」が傑作でした。他の章と異なり、少女の日記という形式を取っているこの章は、立ち絵や選択肢がまったくなく、文章のちからだけで勝負している作品です。さすがに少女の心情描写が上手いなあと感心しつつクリックしていたのですが、結末に愕然としました。この仕掛けは素晴らしいですね。
 とまれ、全体的に面白いは面白かったのですが、プレイし終えた方ならお分かりかと思いますが、釈然としないのもまた事実。ストーリィの謎は解かれないまま放置されていますし、ゾンビたちとの戦いにも決着がついていません。パニックやサスペンスという面はしっかり描かれていると思うのですが、肝心のストーリィが、が、が……。
 この作品自体が序章的な雰囲気を持つ作品なので、後日、完結編の制作が発表されるのかもと思う一方、

あ、次回はいつものカットインノベルとなります。
また後日、あるていど形になってきたら紹介ページを公開いたします。

http://amanatsu.sakura.ne.jp/cgi-bin/netacho_blog/archives/2008/08/post_51.html

 ということでもあるらしく、うーむ、分かりません。
 まあ、何にせよ続編熱烈希望!! ということで、ひとつ。
 あ、そうそう『DAYs+172 シリアルコーン』はネット上でフリー版が公開されていますので、ゾンビ物、パニック物が好きな方は是非。