雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

『適当ライトノベル読本 Vol.04』の感想

 id:ni-toさんの『適当ライトノベル読本 Vol.04』を読みました、文学フリマで購入したものです。今回は高野和の『七姫物語』特集。第1巻から第5巻までの流れを、戦争という軸から見た「七姫戦争だいぢぇすと!」、舞台である東和に文化や言語といった観点から迫る「東和を旅する」、人名や造語から世界観が放つ色彩に眼を向ける「七姫物語にみる異世界デザイン」の3評論(?)から構成されています。
 内容は、しかし、ざっとしか読んでいません。と言うのも、特集の対象である『七姫物語』を2巻までしか読んでいないからです。しかも、雲上四季を見返してみたら、どうやら2巻を読んだのは5年も前の様子です。主人公がカラスミという名前だったということも、久々に思い出したぐらいです。それでも本書を買ったのは創刊号からずっと買っているから。
 3編のなかで特に面白かったのは「東和を旅する」。筆者のえるうぃさんは『七姫物語』好き過ぎでしょう。文面から『七姫物語』に対する愛が満ち溢れるどころか、零れて水たまりを作ってるくらいでした*1。読んでいるうちに、『七姫物語』を初めて読んだとき、激烈に面白くて感動したことを思い出しました。ほのぼのとした雰囲気を描き出すことに長けているのですが、いかんせん遅筆で、新刊が出る頃には、前巻の内容を忘れてしまうのです。今であれば五巻まで出ているので、一気読みするのには最適なタイミングかもしれません。
 次回はノンテーマで、コミケの1ヶ月前まで原稿募集をしているとのこと。興味のある方は、どうぞ。

七姫物語 (電撃文庫)

七姫物語 (電撃文庫)

*1:この表現は、どうもえろいな……。