雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

物理世界からの脱却、PSP go の行く末

 最初に言っておくと、本やCD、ゲームを物理的に所有することの魅力を、あまり理解できません。
 絶版になっている本は手放すことができませんが、図書館や新刊書店で容易に再入手できる本は、一度、読んでしまえば手元に置いておく必要性は皆無です。CDもmp3にして取り込んでしまえば、売り払います。歌詞はネットで確認できますし。ゲームはPC向けのものであれば、イメージを作成するか、CD-Rに焼いておけば売ります。ゲームはむだに箱が大きいですし。
 問題はDSのカセットや、PSPUMDです。これらを物理的に所有しなければ、ゲームをプレイできないことに、ずっと不満……とまでは行きませんが、違和感を抱いていました。

まあ、

 概ね、そんなような秋山なので、11月にソニーから販売されるPSPの後継機「PSP go」は魅力大です。
 UMDを廃し、ゲームがすべてネットを介して配信されるなんて、もう、長らく望んでいた論理世界がようやく! といったところです。
 とは言え、その一方で、あくまで印象でしかありませんが、一般に本やCD、ゲームを愛好するひとの多くは、それら媒体のなかにあるはずの物語や音楽、ゲームそれ自体が、本やCD、ゲーム機のなかに入った状態であることに魅力を見いだすようにも思えます。所有欲なのか、何なのかは理解できませんけれど。
 なので、ソニーUMDを廃したのには、少し驚きました。
 ゲームファンに対する離反行為のように思えて。

でも、

 改めて思いなおすと、あるいはユーザの大半は、大人ではなく子どもなのかもしれません。
 10年前と比較して、ゲームは買いやすい雰囲気になっていますし、価格も下がっているので、容易に購入することができます。10年前のゲームファンは、ゲームを入手できる機会に欠いていたため、物理的にゲームを所有することに魅力を見いだしていたかもしれませんが、昨今のゲームファンは、飽和状態を知っているので、物理的に持つことに対しては、むしろ邪魔になるので抵抗感を覚えるような気もします。
 まあ、情報が少ないので予測でしかありませんが、データウェアハウスをがちゃがちゃやっているであろうソニーが決断したことを思うと、少なくとも10年後には物理的なカセットやCDは、ゲーム業界から駆逐されていそうですね。任天堂Wiiチャンネルとか、バーチャルコンソールとか、ネット配信に目を向けていますしね。

追記

 はてなキーワードで「PSP go」を確認したら、後継機ではなく、別モデルの様子ですね*1。勘違いしていました。
 しばらくは従来のPSP-3000シリーズとPSP-N1000シリーズを並行販売し、その売れ行きや、市場から受け入れ具合を見て、どちらに比重を傾けるか判断するのでしょうね。

*1:モデル的にはPSP-N1000シリーズと称する様子ですね。wikipediaより。……NってNetworkの頭文字かな。