雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ラノベ作家が、ひとりでギャルゲを作ってみた。をプレイしてみた。

 夏コミ2日目、『PNOS Ver2.0』が無事に完売した後、同人ソフトのコーナをふらふらとさ迷い歩いていたら、見つけました。ラノベ作家が、ひとりでギャルゲを作ってみた。知っている作家だったら買ってもいいなあと近づいてみたら、七月隆文でした。 七月隆文! ぎゃー! 感動のあまり思わず話しかけて、即座に買って、さらにサインまで頂いてしまいました。か、感動〜

七月隆文について

 元々は今田隆文というペンネームでした。「Astral」という感動系の短編を『電撃hp』に掲載してデビューしたので、恐らく電撃ゲーム小説大賞に、短編で応募されたのだと思います。その後、青少年の失恋や死別など、ちょっと重いテーマを選びながら、作品を発表しつづけ、ついに短編集『Astral』を刊行、2巻まで上梓した後、富士見ファンタジア文庫から『フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に』を発表し、……そこから、方向転換でした。
 七月隆文というペンネームに変え、作風も、感動系から、青少年をターゲットに絞り、萌えを前面に押し出した作品へとシフト。ちょっと残念だなあと感じつつ、秋山も追うのをやめてしまいました。

『天使郷−ヘブン−』について(前編)

 で『天使郷−ヘブン−』ですよ。
 シナリオだけでなくイラストや音楽も、七月隆文が全てひとりで手がけたヴィジュアルノベルゲーム。3年半かけて完成までこぎつけたそうです。テキストの分量は1MB、文庫本に換算すると5冊から6冊程度です。
 昨日からプレイを開始して、ようやく周祈トエル編と美ノ里夕凪編をクリアしました。ヒロインは計5人いるので、5人中2人クリアしたということは、全5巻のシリーズ作品の内、2巻までを読了したことに等しいかと。
 作品はいわゆる学園を舞台とした恋愛物で、最初のうちは共通シナリオですが、途中に現れる幾つかの選択肢を抜けると、いずれかのルートに分岐するような感じです。

『天使郷−ヘブン−』について(後編)

 まだ、全シナリオをクリアしたわけではありませんが、夕凪編クリアの時点でもう充分に面白いです。学園を舞台とした恋愛物なんですが、神遣や天使といったキーワードに隠れて、ほんのりファンタジィが少しだけあって、思わず『Astral』を思い出しました。
 とらのあなメロンブックスに委託されているらしいので、七月隆文ファンだけでなく、今田隆文時代のファンにもお勧めです。それに、1500円でライトノベル5冊分と同等の分量と思うと、お買い得ですよね。
 全シナリオをクリアしたら、もう一度、エントリを書いてみようと思います。
 ところで、ラブ★ゆうってどうなんですかね。順調に巻数を重ねていますし、ドラマCDまで出ています。人気を博しているようなので、ちょっと気になります。『天使郷』を終えたら、また追い始めてみようかなと思います。

ラブ★ゆう (集英社スーパーダッシュ文庫)

ラブ★ゆう (集英社スーパーダッシュ文庫)