雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

2009年8月31日 - 2009年9月6日の読書メーター

読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3138ページ

鷲見ヶ原うぐいすの論証 (電撃文庫 く)

鷲見ヶ原うぐいすの論証 (電撃文庫)

鷲見ヶ原うぐいすの論証 (電撃文庫)

トリックスターズ』『ミステリクロノ』に続く、第3のシリーズは、今までの反省点を踏まえてか、相当の萌え寄せが図られている。さらに論理的に悪魔の仕業であると導き出された事件が、人間の手によるものだと論証すると、プロローグから大上段に振り被っており、著者の本気を窺わせる。キャラは可愛いし、ストーリィは面白いし、見せ方も上手い。これは人気が出る、間違いない。ただ、動機だけはいただけないな気がした。これでは『ミステリクロノ』の二の舞。他になかったのだろうか?
読了日:08月31日 著者:久住 四季
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2962377

抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

抒情の奇妙な冒険 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

昭和から平成までの黄昏色に染まった幻影を、具体的に取り上げた歌集。例えば、オイルショックだとか、山口百恵だとか、そういったキーワードをテーマとして掲げることによって、当時の風景を思い起こさせるように描いている。面白い試みの歌集だと思う。
読了日:08月31日 著者:笹 公人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2964532

ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編 (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に礼 ~賽殺し編~ (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に礼 ~賽殺し編~ (講談社BOX)

祭囃し編」の後日談にして、『ひぐらしのなく頃に』の真の完結編。『ひぐらしのなく頃に解』までをプレイして、満足していたが「賽殺し編」の存在に気がつくことができて良かった。これで、ほんとうにこの物語を、自分のなかで終わらせることが、決着をつけさせることができたように思う。清々しい結末だった。古手梨花、その存在と、その選択を認めようと思う──。
読了日:09月01日 著者:竜騎士07
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2966453

PLUTO (1)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

浦沢直樹を久々に読んだのだけれど、そうそう、こういう作りだったと膝を打った。この表情、コマの割り方、そして切ない余韻を残す短編の締めくくり。「ノース2号の巻」は、典型的な浦沢直樹だった。読み始めはどうかなと思っていたのだが、「ノース2号の巻」に入った瞬間に、浦沢直樹は、まだ浦沢直樹だったと会心の笑み。しばらくは楽しめると思うと、続きが楽しみでならない。
読了日:09月02日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫,手塚 真
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2980546

PLUTO (2) ビッグコミックス

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

アトム、御茶ノ水博士。世界最高水準の七人のロボット。登場人物が出揃いつつある中、惨劇は淡々と繰り返される。2巻は、やはりブランドの活躍が素晴らしかった。1巻で家族が登場した時点で、既に死亡フラグが立っていたようなものだが、その最期のシーンは、白黒の紙面なのに、色鮮やかに描かれているように感じた。切ない。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2997444

PLUTO (3) ビッグコミック

PLUTO (3) (ビッグコミック)

PLUTO (3) (ビッグコミック)

ついに、姿を現す黒幕と、アトムを殺さんとするプルートゥ。しかし、今回はしんどかった。終盤に出てくる博士の部下が、昆虫を体内から出して操作するタイプのロボット(?)なのだが、夥しい量の昆虫があまりにリアルで、生理的嫌悪感が凄まじかったです。ううむ、むり。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫,手塚 真
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2997623

PLUTO 4 ―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)

PLUTO 4 (ビッグコミックス)

PLUTO 4 (ビッグコミックス)

想像の遥か斜め上をゆく急展開。7人のロボットの内、6人が殺されることになったとしても、この1人だけは死なないだろうと思っていたロボットが死んでしまった。そして、登場するアトムの生みの親、天馬博士。背中で語る博士、格好いい!
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫,手塚 真
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2997849

PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

ついに、プルートゥと激突するヘラクレス。両者の戦いを観測していたヘラクレスが見出したものとは。一方、アトムの元に舞い戻った天才・天馬博士は、ひとつの結論を導き出した。相変わらず天馬博士が格好よすぎます。そして、兄を失ったウランちゃんが寂しげで仕方ありません。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2998011

PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックス)

PLUTO 6 (ビッグコミックス)

PLUTO 6 (ビッグコミックス)

なんともはや。圧倒的なストーリィである。予断を許さない展開に、人間の心の奥を、深く揺さぶる強い意志。これは凄まじい物語だ。物語のちからを感じる物語だ。しかも、後、2巻も残っているだなんて、まだ終わりに至らないのか。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2998272

PLUTO 7 (ビッグコミックス)

PLUTO 7 (ビッグコミックス)

PLUTO 7 (ビッグコミックス)

これは、悲しい。悲しみの物語だ。エプシロンがプルートゥとの戦いを終えたとき、エプシロンは一体、何を思ったのだろうか? 悲しみ? 本当に? 秋山は思う、エプシロンが感じていたのは、安心ではないのだろうか。憎しみの反対は悲しみではない、これは、感情を描こうとする物語だ。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2998453

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

読了した。ふしぎな虚脱感がある。読み終えてから、ふと表紙を見返して、アトムが手にしているものに気がついたとき、ふわりと心に何かが舞い降りた、ような気がした。原作も読んでみたいが、だいぶ話は違うような気がする。しかし、最後まで読んで、いちばん記憶に残っているのが「ノース2号の巻」とはいかに。
読了日:09月04日 著者:浦沢 直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2998599

ANGEL + DIVE CODEX〈2〉NIGHTMARE (一迅社文庫)

ANGEL+DIVE CODEX〈2〉NIGHTMARE (一迅社文庫)

ANGEL+DIVE CODEX〈2〉NIGHTMARE (一迅社文庫)

第2巻、山王丸莉子編。失速の感が否めない。1巻は新登場人物を見せながら、驚きの展開だったが、今回は手は変えずに品だけを変えて切り回したような印象。物足りない。ただ、エピローグを読む限り、3巻ではあのふたりが再登場を果たすようなので、それはそれで楽しみ。
読了日:09月04日 著者:十文字 青
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3000694

ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫)

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)

依存的恋愛を描いた暗黒恋愛小説。エロゲーにおける、バッドエンドルートに入ったのに中々エンディングに辿り付かないような、心がざわつく不穏な小説だった。時に病的な少女らは、しかし等身大であり、かつて身近にそういう女性がいたからかもしれないが適度な距離を保ったまま面白く読むことができた。だって、本物の方が、この十倍は怖いから。
読了日:09月05日 著者:十文字 青
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3001596

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

衒いと外連味に満ちた、言うなれば反ライトノベル。色々なネタを含みつつ、しかし、実際には、かなりの技巧を要求する、斬新極まりない構成に挑戦している。意欲作であることは認めるし、著者に筆力があることも認めるが、圧倒的に足りない。それは、多分、編集のちからである気がする。もう少し、客観的な、外部的な視点があれば、この物語は、ぐっとよくなったはず。著者も認識しているだろうけれど、これは、確かに面白い。でも、それだけ。
読了日:09月05日 著者:大樹 連司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3003061

ドージンワーク 1 (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (1) (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (1) (まんがタイムKRコミックス)

3年ぶりに再読。ヒロユキは月姫同人をやっていた頃から追っていた作家なので、感慨深い。久々に読んだら、ジャスティスが思いのほか俗人だった。もうちょっと、超然としているような印象だったのだが。まあ、いいか。ジャスティスだし。
読了日:09月05日 著者:ヒロユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3003116

ドージンワーク 2 通常版 (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (2) 通常版 (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (2) 通常版 (まんがタイムKRコミックス)

2巻。新キャラ・二道かねる登場。落ちのつけ方が変わってきているような。4コマで終わらせるのではなく、2ページ使って、ちょっとしたストーリィを展開しているような。前からそうだったかも。
読了日:09月05日 著者:ヒロユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3003997

ドージンワーク 3 (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (3) (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (3) (まんがタイムKRコミックス)

面白い。やはり、断然に面白いなあ。サクセスストーリーとしても読ませるし、ギャグとしても、ラブとしても。何より、今回は露理のドSっぷりが実に良い。1巻のときの黒い感じが戻ってきている。なじみがはめられているのを見ると、ぞくぞくする。
読了日:09月05日 著者:ヒロユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3006200