雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

VALLEL『ノゾミカナエタマエ 〜Daydream Reconstruct〜』をプレイしました

 VALLELさんの2009年夏の新作『ノゾミカナエタマエ 〜Daydream Reconstruct〜』をクリアしました。
『-atled-』と同じく約半年の放置でしたが、いやあ、これは、面白かったですよ。今までにVALLELさんの出されたゲーム『古本屋 こほにゃ』『Ragnarok Ixca』『maiden panic!』の登場人物たちが記憶をなくした状態で、ループするセカイに取り込まれてしまうという、どちらかと言うとファンディスクに近いようなものなのですが、それまでのゲームを知らなくても特に気にせずプレイできるかと思います。現に秋山自身、まったく前知識なくプレイしたのですが、それなりに楽しむことが出来ました。
 何が良いかと言うと、何と言っても主人公の声。奇遇にも秋山と同じ、真琴という名前なのですが、彼女の、ちょっと鼻にかかった声色が、最高に素敵なのです。正直に申し上げて、今まで声優さんが声を当てているゲームのなかで、いちばん感動しました。思わずヘッドホンをつけて、まじまじと聞き込んでしまったくらいです。こんなの初めてです。
 声が気に入ると、次いでキャラクタにも愛着が湧いてくるからふしぎです。詠美編の最後とか、まどろみの中への詠美とか、トゥルーエンドの詠美とか……む。改めて思い返すと、真琴単体よりも、詠美と一緒にいたシーンの方が記憶に残っていますね。特にイリスとの対決シーンや、マコトとの対決シーンは良かったですね……って、もしかしたら真琴よりも詠美の方が好きなのかも。
 さておき。いやあ、難易度が、またえらい高かったですね。どうやら3ルートあるらしいと5回くらいやり直してようやく気づきましたが、何をどうすればフラグが立つのかさっぱり分からず、ほんとう泣きそうでしたよ。セーブ&ロードを駆使して、息も絶え絶えトゥルーエンドに辿り着けましたが、あの笑顔を見た瞬間に、すべての疲れが吹っ飛びました。イラストがいいんですよね。声もいいんですけれど。あの笑顔。すべてを許せてしまいそうな笑顔なのです。
 公式や感想サイトを見て回る限り、どうやら詠美は本作初登場らしく『古本屋 こほにゃ』にも登場しない模様。キャラクタ的には、真琴、マコト、詠美の3人が気に入ったので、この3人が活躍するような作品が、次回作だと嬉しい限り。まあ、とりあえず『古本屋 こほにゃ』を探すとするか……。
……しかし、これも長かった…………。