雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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7月の読書メーター

読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2680ページ

偽物語(上) (講談社BOX)偽物語(上) (講談社BOX)
考えてみれば、時系列として『傷物語』は『化物語』の前にあたるので、本書『偽物語』は『化物語』の正当なる続編、まさに後日談であった。と言うわけで、ヒロインをひとりずつ紹介しながら、新キャラと言うか妹たちを紹介しつつ、ゆるゆると物語を前転。可もなく不可もなく面白かった。
読了日:07月05日 著者:西尾 維新
七歳美郁と虚構の王2 (ガガガ文庫)七歳美郁と虚構の王2 (ガガガ文庫)
電子文庫パブリiPhoneアプリで読んだ。最高に面白かった! 序盤に七人の刺客云々と出てきて、てっきり超能力者が順番に倒して、バトルだけで終わってしまうのかと思いきや、まさかの急展開。いや、急展開どころか、急回転しすぎて、凄まじい勢いでぶん投げて、空中をまだ舞っているのに終わってしまった感じです。早く3巻が読みたい!!
読了日:07月08日 著者:陸 凡鳥
偽物語(下) (講談社BOX)偽物語(下) (講談社BOX)
上巻が『化物語』の後日談であったならば、下巻は『化物語』の余談であったのだろうと思った、蛇足と言い換えてもいいかもしれない。急遽、新キャラを投入することで物語を接いだような気がする、余りを接ぐ、余接だけに。しかし、上巻を読んだときにヒロイン全員登場では、紙幅がいくらあっても足りんなと思ったけれど、やはり全員登場しないと物足りなさが否めない。
読了日:07月13日 著者:西尾 維新
七歳美郁と虚構の王 3 (3) (ガガガ文庫 く 1-4)七歳美郁と虚構の王 3 (3) (ガガガ文庫 く 1-4)
電子文庫パブリiPhoneアプリで読んだ。紛うことなき世紀の大傑作であると高らかに謳いあげていいだろう。これは素晴らしい、大傑作である。超豪ハイスピード中二バトルアクション小説、ここに完結! と思わせておいて、まさかの急展開。どうしたってこの作者は、こんなにも引きが上手いのだろうか。絶望のどん底どん底にまで叩き落しておいて、気まぐれに浮かしたと思いきや、場外どころか天空ホームラン。この物語、どこに着地できるのさ!?
読了日:07月13日 著者:陸 凡鳥
新書七十五番勝負新書七十五番勝負
「読み終わったとき、著者が懇切丁寧に説いてくれたその分野の揺るぎない成果、きらめく新知識のほとんど全部が頭からきれいさっぱり消えていてもぜんぜんかまわないものなのである」という帯で引用されていた文句に感銘を受け、手に取ってみたのだけれど、内容はあまり感心しなかった。どうやら、感性が異なるらしい。それでも「これは読んでみたいな」という新書は、何冊かメモを取った。ほんとうにいい本は、誰が紹介しても光り輝く。
読了日:07月14日 著者:渡邊十絲子
七歳美郁と虚構の王1999 (ガガガ文庫)七歳美郁と虚構の王1999 (ガガガ文庫)
電子文庫パブリiPhoneアプリで読んだ。過去編。タイトルは『七歳美郁と虚構の王』と言うより『九重白雪と階絶無』と言うべき内容であった。若かりし日の白雪が描かれているのだけれど、名探偵としての道を歩み始めてから、拡大人的破壊を実行に移すまでが一足飛びどころか、全速飛び。無理やり感は否めないが、だが、そこがいい! しかし、これでシリーズ完結なんて認めない。続きを心の奥底深くから望む。秋山が望み、他の多くが望めば、きっと新刊は創造されるはず。何故なら、外木場外朗は最強だからだ!!
読了日:07月15日 著者:陸 凡鳥
ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
なんというドキドキ感。まったく未知のひらこー世界に触れられるだけでも心臓が高鳴って仕方がないのに、魅力的な登場人物たちが、それこそ縦横無尽に戦場を殺戮を伴なって駆け回るのは、実に爽快。ひとつひとつのネタも実に「らしい」し、とにかく読んでいて面白い。それにしても、自分も同じような設定で書きたくなってしまうような、いい世界観。
読了日:07月16日 著者:平野 耕太
バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
想像を凌駕して面白くなかった。試召戦争の概念が理解できず、場景も思い浮かばず、大して面白くもなく、ただ勢いだけで突っ走る感じ。意欲作ではあると思うので、読んで後悔まではしないけれど、2巻を読みたいとは思わない。アニメの秀吉は可愛かったのに。ふしぎだ。
読了日:07月17日 著者:井上 堅二
もやしもん(9) (イブニングKC)もやしもん(9) (イブニングKC)
不完全燃焼だけれど、ここ数巻が神がかっていただけで、これくらいゆるいのも嫌いじゃない。しかし、長谷川さんと薫の関係が進展する日は来るのだろうか。応援する。
読了日:07月24日 著者:石川 雅之
第七女子会彷徨 2 (リュウコミックス)第七女子会彷徨 2 (リュウコミックス)
ゆるSF日常マンガ(+キャッキャウフフ)。今回も相変わらず面白かった。振り返ってみると「早回りの世界」以外は取り立てて面白くなかったような気がするけれど、この必要十分さで充分。
読了日:07月24日 著者:つばな
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
ネタバレ感想を見てしまい、むしろそれを実際に読んで実感したくなって読み始めたのだけれど、やはり最大の仕掛けが放たれた箇所では、思わず絶叫してしまった。うん、ほんとうに素晴らしい小説は、事前にネタが割れてしまっていても充分に楽しめる。知らずに読んでいたならば、どれほど絶叫していたことだろうかと思うけれど、やむなし。
読了日:07月26日 著者:本田誠

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