雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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第38回ラ管連ボードゲーム部レポート

 id:kirisakinekoさん主催の、ライトノベル読みの多いボードゲーム会に参加して参りました。例の如く、ぱちぱち写真を撮ったので、備忘録を兼ねてレポートレポート。

アクワイア


 少し前に商人ゲームと言うオリジナルボードゲームのアイデアTwitterで、ぽつぽつ呟いたりしたことがあったのですが、そんな秋山に古典名作を教えてやろうと言うわけで、リッパーさんにフォロー頂きつつ、4人で挑戦。初プレイ。
 初めてのプレイの際は、とりあえず出来そうなことはやっておく! が信条の秋山は、手持ちのキャッシュの許す限り株券を買い集めては、買収できそうな機会があれば、ちゃっちゃと売り払って、また次の株券に手を伸ばす、と言うある種、行き当たりばったりな感じでプレイしてみました。
 終盤「買収された際、1:2の比率で、買収したホテルの株券を入手できる」というルールに勝利の方程式を見出したのですが、タイル運に恵まれず、買い溜めたタワーの株券が不発で、泣かず飛ばずでした。
 秋山以外の3人は極めて接戦で、300ドル程度の差額で1位から3位までが離れていました。惜敗すると「あのとき、ああしていれば!」と悔やむところですが、1万ドル以上も突き放されてしまうと「いやあ、面白かったですね!」と、いっそ清々しい気分になります。
 プレイ後に感じたのは、完成度の高さです。とても、40年以上前のゲームとは思えませんね。実に洗練されています。傑作。手元に置いて、機会を見つけて何度もプレイしたいです。

倉庫の街


 このオフ会に参加するようになって半年ほど。いつも手ぶらで行って、そこにあるゲームを楽しむだけだったので、たまにはリッパーさんもやったことがない面白いゲームを持参して楽しんで貰おうと思って持って行きました。
 インストをしてから、昨日の、さとるさんの戦法を思い返しながら、初心者相手に大人気ないコマ捌きを展開。消防士を手堅く落としたり、貨物が他人に渡らないように購入して、そのまま売り払ったり、振り返ると、ひどく不愉快で下劣なプレイをしてしまいました。高潔かつ優雅な生活を心がけている人間としてあるまじき行為です。まあ、面白かったですけれど。次回も持って行ってもいいかな?

魔法にかかったみたい


 わりと評判の良いゲームなのでプレイしたいなあと思っていたら、リッパーさんが持って来てくださったので喜び勇みつつ初プレイ。
 中々、奥行きのあるゲームですね。恐らく定石と言うのはなく、他プレイヤの思考や方針を読みながら、プレイスタイルを変えていかないと、立ち回りがしづらくなるゲームなのだろうなという印象です。点数を稼ぎに行くには、壷カードを取るか、泥棒や乞食を働くか、それとも小瓶を溜めるかの3つがあるのですが、序盤は壷を取りやすいのですが、終盤は取り難くなっていくので、小瓶で稼がないと、ちょっとしんどいです。
 今回はリッパーさん以外、全員が初プレイだったので、なんとなく均等にプレイしてしまいましたが「俺は白の壷で行く」と決め打ってしまい、一点突破するようにプレイすれば、大きく点を稼げるのではないかと思いました。しかし、あまり大手を振って一点突破プレイをしていると、当然、他のプレイヤは妨害に回るので、適度に誤魔化す必要もあります。では、どうしたらいいのかと言うと、どうしたらいいのかしら?
 悩みつつ小瓶で稼ぐというチマチマプレイを選んだ結果、愛咲さんが1位で、1点差で秋山とリッパーさんが同点2位でした。小瓶プレイを選ぶなら、さくさくカラスを解き放って、早期にゲームを終了させることを考えないと駄目かもしれませんね。長引かせると、それだけ正攻法で進めているプレイヤに有利、な気がします。機会があれば、またやりたいです。次は慣れているひとと。

カルカソンヌ メイフラワー


『倉庫の街』に続いて『メイフラワー』も持参しました。
 何人かに呼びかけてみたりしたのですが、意外に『カルカソンヌ』をプレイしたことがないという方が多いことに驚きました。秋山自身、先日のプレイが、ほぼ初めてくらいの感じでしたが、定番ゲームなので、みんな通過済みだと思っていたのですが。
 ばんゆうさんとid:kasai-masahitoさんと3人でプレイしましたが、ばんゆうさんにルールの勘違いを指摘されました。ひと続きの道や城の場合、たとえ自分のコマであっても置くことは出来なかったのですね。てっきり自分のコマの場合は、強化のために置けるものと思い込んでいました。
 中盤以降、ばんゆうさんが先行していたので、かさいさんとタッグを組もうとしましたが、なかなか上手く行きませんね。タッグを組んでもタイル運に左右されるので、やっぱり3人では同盟が意味を為さないのかもしれません。カルカソンヌは、いつか2人プレイを試したいなと思っていますが、5人プレイもやってみたいです。

ウィザーズブレインカードゲーム


 W.D.さん作のオリジナルカードゲーム。三枝零一『ウィザーズブレイン』を題材としたカードゲームで、原作イラストレーターの純珪一も参加しているという、しっかりとしたゲーム。ちょっと気になっていたので、プレイさせて貰えませんかとお願いしていました。初プレイ。
 最後に『ウィザーズブレイン』を読んだのは、もう5年以上前のことですが、カードに描かれたキャラクタを見ているうちに記憶が蘇ってきました。そうそう黒沢祐一の最強っぷりは良いよねとか、賢人会議のサクラは可愛すぎて困るとか、ここにいるのは俺たちの兄貴! ヴァーミリオン・CD・ヘイズじゃないかとか、インスト中に話を聞かずに騒いでしまいました。ごめんなさい。
 ゲームのプレイ感は、難解であるの一言。ゲームが3巡か4巡してから、ようやく攻撃や防御に成功する方法が分かったような気がしました。もう少し、ルールが明快で、気軽に入り込めたら良かったのですが……って、出遅れたのはインスト中に騒いでた自分が悪いのか。そうか、そうだったのか。
 このゲームに関しては、来週、大会が開催されるらしいので、日程の調整がつけば、これに参加し、もう少し考えてみたいですね。

チルノのさんすうゲーム


 少し時間が余ったので「誰か、これインストしてください!」とお願いして初プレイ。
 トリックテイキング系のゲームで、場に出したカードの合計値が12以上になってしまうとバーストで負けというもの。プレイしたことはありませんが、ピッグ10と似てるかな??
 プレイ感としては、攻撃カードやお助けカードが良い味を出していますね。ターンやダブル、シュートなどが随所で随所で炸裂し、中盤以降は黒星がひとつもないid:dongjingさんを落とすために、他の5人で協力したりしたのが面白かったですね。
 気軽にプレイできるカードゲームで、インストも容易なので、時間調整には最適ですね。秋山がプレイしたいだけでしたが、このゲームは選択として良かったかもしれません。

究極の人狼 リッパーVer.


 恒例の人狼タイム。今回は普段以上にトリッキーな役職が増えました。
 リッパーさんオリジナルと思われる役職を、列記するならば、まず「腐女子」。キューピッドと同じようにカップリングすることが出来るが、カップリング陣営の勝利勝利条件な訳ではなく、またカップリングが死んだときに庇うこともできないと言うもの。ちなみにカップリングされた2人は、通常の恋人と同じように、生存が勝利条件になります。次は「聖職者」。これは死んだときに、ハンターと同じように役職を公開し、誰かひとりを指定して、その人物の役職カードをオープンに出来るというもの。公開された役職カードが、ヴァンパイアだった場合は道連れにすることが出来、またヴァンパイアが生存している状況で聖職者が先に死んでしまうと、その晩からヴァンパイアは襲える人数が2人に増えるという恐ろしさ。次は「老人」。毎晩、ゲームマスターがダイスを振って、それが経過日数を下回ったとき、夜が明けた直後に老衰死するというもの。次は「共有狂人」、読んで字の如く、お互いに人狼陣営であることを知っている共有者のような狂人。最後は「ライカン」と「タフガイ」。半妖は毎晩、ひとりだけ村人を護衛できる狩人という人間陣営でありながら、占われたら黒が出されるという不遇の役職。一方のタフガイは、ライカンが人間陣営であることを知っている共有者。僕と契約してライカンになってよ!
 存外に説明が長くなってしまいましたが、写真の通り秋山は、ハンターであり、かつt-snowさんと恋仲になった恋人でした。
 まあ、中盤までは死なないようにプレイするかと無難に会話しながら進めていたところ、3日が経過したところで、りゅーかさんが占CO。秋山白、いわしさん白、W.D.さん黒というのが占結果。W.D.さんの釈明に耳を傾けてみると「僕を吊ったら、死ぬ人数が変化します」と言うもの。これってヴァンパイアじゃね? と言う感じで投票して吊った直後、夜を迎える直前に、りゅーかさんが突然死するというアクシデント。しかも、ゲームマスターによって明かされた役職はキューピッド! 戦慄の真実が明かされた後、静かな夜。りゅーかさんがキューピットであることが明かされた今や、白出しされた秋山といわしさんが疑われるのは必定。少しでも長生きするには、なんとかいわしさんに疑いを逸らせないものかと考えている内に朝。そして……。
「朝になりました。今日もまた人狼の被害者が生まれました。それは秋山さんです」
 食べられちゃいました。てへり。
 恋人の片割れが死ぬと、残された片割れは後追い自殺する。のルールに則り、t-snowさんも退場。しかし、俺のターンはまだ終わってないぜ! 伏せていたカードをオープン! ハンター! ハンターは死んだときに、誰かひとりを指定し、道連れにすることが出来る。秋山が選ぶプレイヤ、それはid:birenさんです! と、隣のid:kanepi-さんと何やら話していた葵さんを指定し退場して頂くことに*1。理由は特にありません。
 村人陣営の勝利で幕が降りた後、役職が発表されたのですが、葵さんとかねぴーさんが共有狂人であったことには笑いました。仕事してましたよ、秋山。後、りゅーかさんが占COし、直後に死んだ3日目ですが、その死因は、t-snowさんを噛もうとしたヴァンパイアW.D.さんの攻撃を代わりに受けたことでした。つまり、この2人、完全に相打ちだったわけです。誰も知らない、舞台裏の名勝負、かっこいい!
 失敗したけれど、MVPはりゅーかさんかなあ。いわしさんを喰らって、返り討ちを自ら食らいに行ったLWのid:y883p2さんも輝いていたけれど。あんなに秀逸な占騙りは久々に見ました。

おわりに

 今日の初プレイは4作、計7作プレイ。
 特に印象深いのは、やっぱり『アクワイア』と『魔法にかかったみたい』の2作。面白いゲームは、何度もプレイしたいと思いますし、次は上手いひととプレイしたいと思いますね。
 他の卓では『世界の七不思議』『チロルジャン』『ギャラクシートラッカー』『キャット&チョコレート』をプレイしていましたね。今日も面白いゲームに出会え、楽しい時間を過ごせたことに感謝を。次回は3月6日らしいです。

*1:【12月8日追記】と思い込んでましたが、どうやら葵さんが話していたのは、かねぴーさんではなかった様子です。失礼しました。