雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第39回ラ管連ボードゲーム部レポート

 リッパーさん主催のボドゲオフは、いつもの月島から場所を移して、四谷三丁目の片隅にある、廃校をリフォームした四谷ひろば。
 ここは雰囲気が最高ですね。ノスタルジィ溢れる内装でありながら、トイレもきれいだし、飲み屋やコンビニも近く、アクセスも容易。意外な使いやすさ! 楽しい時間を過ごすことが出来ました。

7 Wonders


 30分ほど遅れて行ったら、時間通りに来たひとたちがアークライトの新作『あいどるプロジェクト』をプレイしていたので、それを横目に、うさみさんとシエンさんと3人で『7Wonders』。
 プレイするのは6回目か7回目ですが、4〜7人でしかプレイしたことがなかったので、3人というのは初めてです。対面が存在しない『7Wonders』と言うのは、4〜7人時とは、プレイ感が異なって新鮮。3人で2回プレイし、ばんゆうさんを加えて4人プレイを1回やりましたが、隣の卓では、まだ『あいどるプロジェクト』をやっていましたとさ。
 この日は、その後、時間調整のために、もう1回、5人でプレイしました。1回くらいは勝てたのだっけな?

カルカソンヌ メイフラワー


『あいどるプロジェクト』を終えた平和さん、りゅーかさんと3人で持参した『カルカソンヌ メイフラワー』をプレイ。
 いやあ、惨敗でしたね。序盤で上手く立ち回れず点差を付けられ、仕掛けあぐねている内に、草原争いが始まってしまい、りゅーかさんの巧みなタイル捌きに翻弄されました。
 終盤、残タイル枚数が少なくなってからの展開は、神がかっていました。平和さんが心の底から欲しかったタイルを、上家の秋山が取り、りゅーかさんが欲しがっていたタイルを平和さんが取り、秋山が欲しがっていたタイルを、りゅーかさんが取ると言う、毎回、絶叫の上がる良い展開でした。
 最終手番の秋山は嶺上開花に失敗し、涙目でしたが、既に敗北確定だったので、せめて平和さんの邪魔をして差し上げようと*1、最後まで鍔競り合いの続いていた草原戦で、りゅーかさんに味方し、りゅーかさんが大差をつけて圧勝。楽しかったです。

プエルトリコ


 前々からプレイしたいと思っていた、ボードゲームの王様のひとつ。初プレイ。
 いっやあ……最高に面白かったです!『プエルトリコ』をカードゲーム化した『サンファン』をプレイしたときも「これは面白い……ッ!」と思って、即購入したのですが『プエルトリコ』も負けず劣らず……と言うか、こちらの方が圧倒的に面白かったです。
 当たり前ですが、勝ち筋が複数あるのが良いですね。手番の順序や周りのプレイヤの様子を見ながら、今回はどういうスタイルで勝ちを狙いに行こうかと考えながら、自分だけの島を構築していくのが楽しいゲームなのだと思います。今回は熟練者のリッパーさんの他には、秋山と同じく初挑戦のことひとさんとくろみーさんで、けっこう有利な条件ではあったように思います。
 驚いたのは中盤から終盤へ転落するようなスピード感。まだまだ中盤であろうと思っていたら、気がついたらゲーム終了条件が目前に迫っていて「ええっ!」と驚きました。『ドミニオン』で喩えると、ようやく毎ターン、属州を2枚購入できるデッキが構築できたのに、気がついたら属州が1枚しか残ってなくて、ゲームを終わらせないために、仕方なく公領を買わないといけないような場面。限られた手数で、いかにしてゲームを引き伸ばしつつ勝つかを考えながら慎重にプレイ。一筋の光が見えたときには、内心喝采でした。
 しかし、蓋を開けてみればリッパーさん1位で、秋山は2位。どうやらゲームを引き伸ばしすぎて、リッパーさんにギルドホールを購入する隙を与えてしまったのが敗因の様子。ギルドホールの真価を知らなかったので仕方ないとは言え、実に悔しいです*2
 プレイ時間が長いだけでなく、セットアップ自体にも時間を要するので意識しないと、中々プレイする機会に恵まれなさそうですが、これは頻繁にプレイしたいなと強く感じました。マイベスト10入り間違いなしの傑作でしょう。
……もう少し語っても良いですか?
プエルトリコ』をプレイし終えた後に感じたのが『サンファン』の完成度の高さです。抜群に面白いのですが、重厚であるが故にプレイしにくくなってしまっている『プエルトリコ』の魅力を残したままカードゲームとして完成されている『サンファン』の、なんて素晴らしいことでしょう。『プエルトリコ』をプレイしたいけれど出来ないときは『サンファン』で充分に楽しめますし、『プエルトリコ』入門を視野に入れて『サンファン』をインストしたり、『サンファン』の万能さには目眩を覚えます。実に素晴らしいです。

アクアレット


『ズーロレット』のリメイク……に相当するのでしょうか? 基本システムは残したまま、タイルとボードを差し替えて、ルールにも若干の変更を加えた作品。初プレイ。
『ズーロレット』との違いは、何と言ってもボードの汎用性が向上したことと、お金が入手しやすくなったことでしょう。檻のサイズに限界のあった『ズーロレット』に対し『アクアレット』では、自由に水槽を拡張させることが出来ますし、お金を増やす条件も満たしやすいので、わりとさくさく貯まっていきます。ルールを確認したときは『ズーロレット』よりも洗練されているなと感じたのですが、実際のプレイ感は逆でしたね。『ズーロレット』に比較して自由度が増している上に、お金を遣って小手先プレイが出来てしまうので、選択を迫られる場面に至っても、お金のちからで、巧みに逃げてしまえるのです。
「もう一度、プレイするならどっちを選ぶ?」と問われたら『ズーロレット』と即答すると思います。

究極の人狼


 人数が少なかったこともあり、この日は2回プレイ。
 1回目はハンター。初日に、ことひとさんとりゅーかさんが占い師CO、りゅーかさんが平和さんに黒出して、とりあえず平和さん吊り。2日目はことひとさんがりゅーかさんに白出しして、自称占い師の、それぞれの相方がCO、ことひとさんの相方はレトスさんで、りゅーかさんの相方はくろみーさん。ことひとさんの、対抗占い師を占ってしまうと言う、まさかの悪手は逆に真っぽいかもと思いましたが、なんとなく、りゅーかさんに説得力を覚えたので、とりあえず、ことひとさんかレトスさんを吊っておけばいいんじゃね? と言ってみたら「秋山黒い!」と言われて即吊り。ハンター能力でことひとさんを道連れにしてみましたが、蓋を開けてみれば、ことひとさん&レトスさんが真占でした。順当に勝利したものの、ハンターとしては反省すべき発言でしたね。失礼致しました。
 2回目もハンター……。や、違うんですよ! 秋山が人狼において、愛してやまないのは、1日に1人、誰かを護衛できる狩人であって、自分が吊られたり食われたときに誰かを道連れにできるハンターは、秋山の本分ではないんですよ! 前回分も考慮すると、これで3連続ハンターです。人狼神よ! ここではっきりと明言しておきますが、秋山が愛しているのは狩人! 狩人です!!
 先ほどの反省も踏まえ、今度は静かにプレイ。前衛的狂人であったりゅーかさんと異なり、今回は狂人が騙らず、順当にリッパーさんが真占確定。終盤、灰ローラー必勝ルートが見えた段階で、残された灰はシエンさん、平和さん、ばんゆうさんの3人。前回の狼は平和さんとばんゆうさんであったから、確率論的に、LWはシエンさんであろうと思ったらやっぱりで、あっさり勝利
 若干、不完全燃焼の感が否めなかったので、もう1戦したかったですが、タイムオーバー。平和村は、毎回、やる前は「机の再配置が面倒だし、みんなで仲良くお邪魔物でもいいんじゃないかしら」と思ったりするのですが、いざ始まると燃えますね!

終わりに

 当初の目的であった『カルカソンヌ メイフラワー』『プエルトリコ』『アクアレット』の3作はプレイ出来たので満足。持参した『トール』と『ギャラクシー』も遊んで頂けて良かったです。
トール』はルールが単純なので『プエルトリコ』をプレイしながら、ちょくちょく退席して説明できましたけれど、『ギャラクシー』は空で説明できるほど習熟していなかったので、ご迷惑をお掛けしました。
 次回は3月20日とのこと。とりあえず『パトリツィア』『妖精奇譚』の2作を持参予定です。

*1:愛ですよ、愛。

*2:学習したので、2回目はありません。