雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第40回ラ管連ボードゲーム部レポート

 主催のリッパーさんに、せっかくなんで1時間早く始めません? と言った数時間後、メールチェックしたら、ほんとうに開始時間が1時間早まっていました。言いだしっぺが遅刻したら、もう出入り禁止になってもおかしくないので、早起きして、万難を排して向かいましたとさ。

マネー


 1時間早く集合したのは良いのですが、最初からいたのは秋山含めて4人しかいなかったので、リッパーさんがプレイしたことなく、かつ手軽に出来るカードゲームでもやりましょうかと言うことで、クニツィアの『マネー』。プレイは2回目。
 久々のプレイだったこともあり、例の如く洗練されていないインストを済ませ、プレイ開始。集めている紙幣の種類がリッパーさんと競合してしまった秋山は、点数が伸び悩み、いまひとつ揮いませんでした。勝者は、うさみさんとテトラさんが同点で1位。
 前回にプレイしたときは薄味に過ぎるかなあと感じたように記憶していますが、シンプルなルールでありながら、短時間しっかりと楽しめる良ゲーかもしれませんね。次回も持って行きましょうかね。

バンボレオ


 某事情からINNさんが持って来て下さったバランスゲー。初プレイ。
 写真を見れば分かると思いますが、順々に、黄色いボードの上に置かれている積み木を取って行って、崩れて倒してしまったひとが負けというゲーム。
 6人くらいでプレイしたのですが、最初の内は秋山含め、皆さん不慣れで、1周することもなく倒してしまっていましたが、最後には3周くらいしたりしました。最初に部屋の真ん中でプレイした後、部屋の隅に移動され、その後も都度都度、活躍していた様子。

レースフォーザギャラクシー


 前々から箱を見ていて気になっていたゲーム。うさみさんがお持ちになられたので是非とお願いしました。初プレイ。
 このゲームに関して、深く考えてみたいと思います。まず、最初に述べておかなければならないことがひとつ。それは、このゲームが極めて面白いものである、ということです。システムが『サンファン』に近しいのですが、勝ち筋が複数あり、しかも複雑に絡み合っています。プレイ中は、いまひとつカード同士の連携を見抜くことが出来ず、『サンファン』の方が分かりやすいし、スタイリッシュで面白いのではないかと感じましたが、時間が経つにつれ「そうではないのだ」という感情が芽生えてきました。
 きっと、このゲームは、その有機性が魅力なのです。複数のカードが複雑に絡まりあい、爆発的な効果を叩き出す割合が『サンファン』とは比較にならないほど充実しているのです。それ故に、カードを知れば知るほど、戦略に重さと深さが増し、比例するように面白さも向上していくような気がします。拡張も第3弾まで出ているらしいですし。そういった意味では『サンファン』と『ドミニオン』のいいとこ取りをしたのが、このゲームと言えるかもしれません*1
 いずれにせよ、このゲームは、きっと1回のプレイでは奥が深すぎて悟れません。多分、最初の高い敷居さえ越えれば、俄然、面白くなってくる予感はあるのですが、その門をくぐるにはきっと、合宿的なノリで、半日くらい、このゲームだけをプレイしないといけないでしょう。うさみさんと一緒にヘビーローテーションしたいのですが、付き合ってくれる方、どなたかいらっしゃいませんでしょうか?

倉庫の街


 ご存知、秋山が大好きのボードゲーム『倉庫の街』です。今回も持って行きました。
 慣れているゲームだと、やはり気分良く、かつ分かりやすくインストが出来ますね。久々のプレイだったので、5人プレイ時に抜くカードを完全に失念していましたが、途中で勘も戻ってきました。
 慣れているだけあって、さくっと勝ってしまったのですね、ちょっとよろしくないですね。接待プレイというわけではないですが、もう少し初プレイの方を気遣うプレイを心掛けた方が良いなあと反省。箱が大きいので、次回も持っていこうかどうかは、ちょっと迷い中です。

ホワイトチャペル


 水曜会ではよく見ていたのですが、時間の都合上、プレイする機会に恵まれなさそうだなと思っていた『ホワイトチャペル』ですが、ゐんどさんに誘って頂きました。初プレイ。
 最高に面白かったです。『スコットランドヤード』の発展形で、ジャック・ザ・リッパー役と警官隊役に分かれて、ロンドン市街で殺人を犯して、隠れ家へ帰ろうとするジャックを、警官が逮捕するのが目的なのですが、これが実に熱かったです。警官側が手番に出来ることは移動することと、調査か逮捕のいずれかです。調査すると複数マスの中からジャックの足跡を見つけ出すことが出来ます。逮捕は1コマに対してしか出来ませんが、逮捕することが警官側の勝利条件になるので、基本的には調査でジャックの居場所を探しながら、逮捕でチェックメイトを行う感じです。
 事件は第1夜か第4夜までの、計4ラウンド行われ、その度に警官はジャックを追いかけることになります。その性質上、第1夜の2ターン目や3ターン目にさっくりと逮捕できてしまうこともありますが、今回は、参加者全員が『ホワイトチャペル』初挑戦ということもあり、右往左往の暗中模索プレイで、ずいぶんと遠回りしてしまいました。第1夜では、ろくに足跡を見つけることができず先行きに不安を覚えましたが、第2夜はわりと早い段階で補足することができ「今、隣にジャックが立ってる!」という場面も、何度か発生しました*2
 しかし、いちばん盛り上がったのは、なんと言っても第4夜でしょうね。隠れ家をほぼ特定でき、操作の網を広げ、天網恢々疎にして漏らさずと言わんばかりに、ジャックを追い詰めていった警官たちが調査していって、すぐ目の前にジャックが現れたとき「今、逮捕って言ってたら勝ってたぞ!」4人全員が、ほぼ同時に失策に気づき、棚ぼた式勝利を見す見す取りこぼしたときのショックさ! いやあ、惜しかったです。
 最終的には、辛くも勝利することができましたが、次は秋山がジャックになってプレイしたいですね。きっと、このゲームは人狼と同じく、両方の立ち位置からゲームに向かうことで、初めてゲームの真価が分かるような気がします。
……唯一の問題はプレイ時間が長めであることですかね。1時半からプレイ開始して、逮捕に成功したのは5時でした。3時間半もひとつのゲームにのめり込んでいたのですから、昨日の『ル・アーブル』より長いですよ。疲れました。

アロザ殺人事件


『ホワイトチャペル』で集中力を使い果たした秋山が「バカゲーしたい、バカゲーしたい」と呟いていたら「これバカゲーだよ!」と誘って頂いたのが『アロザ殺人事件』。2010年10月のメビウス便に入っていた1作なので、半年以内の新作ですね。初プレイ。
 いやあ、笑いました。タイトルから、推理物かと思いきや、耳を澄ますゲームでした。中央に穴の開いたボックスを7段積み上げて、上から被害者マーカーやら、証拠品マーカーやらを落としていって、被害者マーカーが何階にあるかであるとか、誰かの証拠品が何階にあるかとか宣言してから、ボックスをそっと持ち上げて、その階を確認するのですが、いやはや中々、狙い通りにいきません。
 木製マーカーが落ちる音がまったくしなかったので、7階を確認したら、1個もなかったりして「じゃあ6階か?」と6階を見たら、そこにもなくて「どこに消えたんだ!」と盛り上がります。
 これは、勢いよく豪快にプレイしようと、デタラメな推理を乱発したところ、見事に外れまくり、あっさり最下位でした。まあ、パーティゲームとしては、立体的で、よく出来た面白いゲームでした。

東京乗車券+怪獣UFO


『チケットトゥライド』用追加ルール「怪獣UFO」を『東京乗車券』に適用した、ラ管連オリジナルボドゲ。『東京乗車券』は3度目のプレイですが「怪獣UFO」は初です。
 せっかく追加ルールを入れているのだから、怪獣やUFOを活用したプレイスタイルを選べばいいのに、何を思ったか、最初にミッションカードを引きまくり、計9枚も持った状態でスタートしてしまいました。以前に『東京乗車券』をプレイしたときに、後からミッションカードを引くより、最初に引きまくった方が戦略を立てやすいなあと思ったので、それを試してみてしまいました。
 しかし、結果的には良くなかったですね。縛りがきつくなりすぎてしまったので、けっこう、かつかつプレイになってしまいましたし、なによりミッションをすべてクリアするにはコマが、そもそも足りていないことに気づき、内心、頭を抱えました。得点も最下位で、やれやれな感じでした。
 最終手番に怪獣かUFOを動かして、達成できなかったルートの減点を半分にしようかと思いましたが、まひさんによって予想外のスピードでゲーム終了条件を迎えてしまい終わってしまいました。残念。

究極の人狼 ラ管連Ver.


 恒例のラ管連人狼
 今回から新たに加わった役職、その名はQB。『まどか☆マギカ』に登場する同名のキャラをモチーフとしており、2日目以降、任意の1人を選択し、魔法少女化させることが可能。魔法少女となったプレイヤの占判定は黒になり、魔法少女が死ぬと魔女化し、その際に誰かひとりを道連れにすることが可能。QBの勝利条件は魔法少女を4人、魔女化させること。最後の魔法少女が魔女化した時点で、エントロピーを越え、QBはノルマを達成し、次の村へ行く……。尚、QBの占判定は白。
 写真の通り、秋山の役職は吸血鬼でした。村人、ハンター以外を引くのは初めてでしたので、意気揚々とレトスさんを噛みに行こうと決意したのですが、初日からレトスさんを噛むと怪しまれそうだったので、まずはコモリさんを噛んでおくか。そう、安易に考えたのが悲劇の始まりでした……。
 初日の投票を「村に取って有用な役職なので、吊らないでください、むしろ護衛してください」と言って切り抜けたKPさんが2日目に占COし、でるたさんに黒出し。そこまでは取り立てて、珍しい展開ではないのですが「ライカン*3は2日連続で同じ人部は護衛できない」というルールを思い出したKPさんが、突如として狂人CO。真占が狂騙りするのは、なくはない展開なので、KPさんの正体が真占にせよ、狂人にせよ「とりあえず放置で良かろ」と思ったのですが、あまりこういう事態に慣れているひとが多くないのか「かねぴーやっぱり撲滅すべき!」という声が高まり、あっさり吊られてしまいました。「いやー、▼かねぴーはないわー。でも、まあ、いいか。妹とデートするかねぴーは撲滅されるべき」と思い直して静観していたら、KPさんと恋人関係にあったえそらさんが後追い自殺で死亡。さらに、えそらさんが実は魔法少女であったことが明かされ、死亡したことで魔女化してしまいました。「えっ」と思わず、えそらさんと目が合ってしまい、いかんいかんと慌てて違う方向を見ていたのですが「じゃあ、秋山さんを指名します」と魔女の爆発に巻き込まれてしまいました。こうして、初めての吸血鬼は、あっさり終わってしまいました。残念ですが、まあ、仕方ありません。絵空、独りぼっちは、寂しいもんな……。しかし、連鎖はそれだけではありませんでした。前日の晩に秋山が噛んでいたコモリさんが死亡したところ、なんとコモリさんは腐女子のカップリングであり*4、でるたさんが後追い自殺してしまったのです。こうして一晩に5人が死亡するという惨劇の夜は、ようやく幕を下ろしてあったのであった……。
 早い段階で退場してしまったので、のんびり観戦していましたが、早い段階で恋人も腐女子も吸血鬼も退場したことで、村人陣営は、比較的落ち着いて、QBを警戒しながら狼退治に勤しむことが出来ました。ゐんどさんの落ち着いた真占COも堂に入っていて見事でしたね。魔女化の際の平和さん道連れも鬼ヅモでしたし。

おわりに

 朝の10時から8時過ぎまで、わりとがっつり遊びましたね。
『ホワイトチャペル』があまりに長すぎて、あまり多くのゲームをプレイしたり、他の方と絡む回数が減ってしまいましたが、それでも『レースフォーザギャラクシー』や『東京乗車券』等の、1時間以上要するゲームを複数回プレイできたのは収穫でしたね。それにしても『レースフォーザギャラクシー』も『ホワイトチャペル』も、何度もプレイして上手くなりたいなあと思わせてくれるゲームですね。
 今回も楽しかったです。次回は4月30日、馬喰町の近くらしいです。

おわりにその後

 ボドゲオフの後、恒例の飲み会に参加していたはずが、気がついたらiPhoneから人狼短期にも参加していました。
 恐怖のランダム荒バロ村第3夜は、10人のランダム編成(狼狼占占霊共妖妖信烙)狩人希望が弾かれ、2人の真占の片割れで初日に2人とも黒を引いて吊ったら妖魔が2匹潜伏していて生存敗北。もうそろそろ普通がいいな荒バロランダム村5夜は、11人のランダム編成(狼占占霊狩妖妖C聖Q求)狩人希望が弾かれ、求愛者でした。最終日、詰めたのですが、相方が恋人ルールを知らず、恋人COすれば勝てる状況にも関わらず死亡敗北。最後の荒ぶる村ランダバロサウルスは11人のランダム編成(狼狼占霊CCC信聖中邪)狩人希望が弾かれ、C国狂人でした。赤ログで占騙りしますよと伝えたものの、翌日の自由投票で2狼の内1匹があっさり吊られ、さらに狼が襲撃先を指定せず、ランダムで吊られてしまい、そのまま死亡敗北。復活のランダムじゃない荒バロ村は初心者ばかりでランダムは単に面白くないだけと主張し8人のカスタム編成(ダ狼占霊狩C中求)狩人希望が弾かれ、再びC国狂人。赤ログでは狼に指示を出したり、表では占い師を騙ったりして死亡勝利上手くなりたい荒バロ村第8夜は7人の牛村編成。狩人希望が弾かれ人狼、潜伏していたら狂人が仕事をしてくれて生存勝利
 死ぬほど遊んだ3連休の中日でしたね。

*1:3月21日、追記。本作の方が『ドミニオン』より前にリリースされたとお教え頂きました。むしろ、本作があって『ドミニオン』があったのかもしれませんね。

*2:調査実施でそこにいることが分かっても、逮捕を実施しないとクリアにはならないのです。

*3:狩人、ただし占判定の結果は黒。ライカンの正体を知っているのはプリンスだけ。

*4:ゲーム終了後に判明しましたが、コモリさんは狼でもありました。