雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

朗読会「もじノオト」レポート


 4月10日に開催されました絶対移動中様主催の朗読会『もじノオト』にゲスト出演させて頂きました。せっかくなので、かんたんにレポート。

第1部

 第1部はStudioKenKenの有村行人さん、絶対移動中の伊藤鳥子さん、ソベルテクァイユの三糸ひかりさんのお三方が、それぞれ20分ずつという構成で、順々に前に出ては、自作を朗読されました。
 有村さんは『絶対移動中 vol.6 みどりの…』で書かれた「緑の黒髪」を朗読されました。緑の陰毛を持つ女性とのセックスシーンから始まり、不老となった主人公のゆるやかな成長、そして孤独な死まで。部分部分を抜粋しながら読まれていたのですが、要所をピックアップされていたので、20分という時間のなかで、濃密な作品世界を演出されているなあと感じました。
 鳥子さんは『絶対移動中 vol.5 身体感覚』で書かれた「箱の中の私の生活」でした。朗読会のテーマ「秘密」に則するためでしょうか、敢えて作品の根幹に関わるところではなく、どちらかというと枝葉末節に類されるような箇所を取り上げて朗読されていたのが印象的でした。朗読に限ったことではないですが、長い作品の、ある一部分だけを抽出して繋げると、また違った作品になりますよね。
 三糸さんは以前にご自分の同人誌に掲載された「舞い a girl」と『絶対移動中 vol.8』で書かれた「誰かのお庭」を朗読されていました。どちらも実験作に類される、詩のような作品で、朗々と謳いあげるような朗読でした。

第2部

 第2部は雲上回廊枠として1時間ほど頂きました。
 内容としては、秋山の書き下ろし短編『夢白夜』の朗読としました。kaz。さんと、もにょ紋三郎さんにお声を掛けさせて頂き、前夜から始まり、第一夜から第十夜を経て最終夜に至り、そして夜明けで終わる全13話を、それぞれの担当者が朗読しました。各話の中における会話文は、朗読していない2人が担当し、どことなく演劇っぽい雰囲気になったかなと思います。
 Ustreamの調整をしながら、ご覧になられていた有村さんがありがたいpostをされていたので、ちょっと引用してみます。

 朗読の様子は、音声のみUstreamで流しており記録もしていたので、現在も視聴が可能ですが、残念ながら、だいぶ残響が入ってしまっています。
『夢白夜』は、このイベントのための書き下ろしなので、再発表は考えていませんが、鳥子さんが、もじノオト本を出される様子ですので、そこに収録されるかもしれません。
 ちなみに一番上の写真は会場の一部で、写っているリンゴは小道具です。

第3部

 第3部は懇親会ということで、テーブルを囲んで、出演者とお越し頂いた方とでテーブルを囲み、お茶を飲みながら、お菓子を食べるというもの。
 参加者間との距離が縮まる、良い時間でしたが、最初の頃は、ちょっと疲れていて、頭が「糖分! 糖分!」という感じだったので、黙々とチョコレートを食べていました。主に朗読の楽しさや難しさ、それぞれの出自や普段やっていること等、そんなような話をお互いがしていましたね。

藪の中


 懇親会で話すことも尽きたタイミングで、思わず鞄から取り出してしまいました『藪の中』。わざわざお越しくださったUBさんと、主催者の鳥子さんと、くろかしさんの3人でプレイ。
『藪の中』は今まで秀逸な飲みゲーという位置づけでしたが、初ボードゲームとしても、それなりに敷居が低く、良いかもしれませんね。それに芥川龍之介の同名の短編が、題材となっているという設定も、今日のような文学的集会の場にあっては親和性が高いです。
 最初の数回は正攻法に則って進めていき、途中から牙を剥く感じでプレイしてみました。くろかしさんを陥れるべく奇策を練りましたが、ことごとくを避けられ、最終的には、UBさんが交通事故みたいな低確率の地雷を踏んで、鳥子さんと共に敗退。
 ちなみにピースしているのは、くろかしさんです。キメ顔でジョジョ立ちしていましたが、残念ながら撮影許可はおりませんでした。

ゲシェンク


 4人で『藪の中』に興じているのを観戦されていた三糸さんを交えて『ゲシェンク』をプレイ。席を変えつつ、計2回プレイしました。
ゲシェンク』もまた優秀なゲームですね。どのタイミングでカードを取るか、チップをどのように確保するか、その絶妙な間合いが掴めそうで掴めない。また、運が良ければカードが同士が凄まじい連鎖反応を巻き起こし、初心者でもたやすく逆転できるバランスが魅力です。2回目は、わりとえげつない戦いをしてしまって反省。やりすぎましたー!

打ち上げ

 懇親会を終えて、解散し、有志で駅前の飲み屋に。やたらチャゲアス推しなお店で、店内のスクリーンではCHAGE and ASKAのライブ映像が延々と流れ、チャゲアスハイボールなんて謎なメニューもあったりする、ふしぎなお店でした。
 人数が減ったことで伸び伸びと、朗読会の反省点や、次回への計画を語り合ったり、いい感じに楽しくお酒が飲めました。

ラ管連オフ

 鳥子さんと別れてから電車に乗り、秋葉原で下車。向かうはラ管連オフです。
 到着したら、既にラストオーダー済みだったらしく、しかし、銀河系最強の到着を予測していた、ことひとさんが生ビールを確保してくださっており、駆けつけ一杯できました。ありがとうございます。
 着席して、かさいさんと咲の話でもしようと思ったら、いきなり、かねぴーさんが占COして黒出しするから、回避のために霊COしたら、レトスさんも占COして黒出ししてきて、とりあえず吊ろうぜとか言い出して、これだから人狼勢は困ります。秋山は狩人ですって!

おわりに

 そんな感じで、半分くらい朗読会と関係ない感じですが、朗読会でした。
 人前で自作を朗読するのは、初めての経験でしたが、中々に面白かったです。自分で箱を用意して、お客さんを呼んで、なにか披露する。というのは、秋山の本分ではありませんが、ゲストとしてお呼び頂けるのであれば、次回以降も、今回と同程度のパフォーマンスを発揮していきたいと思います。
 雲上回廊のモットーは、For everyone's tommorowですから。