雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第45回ラ管連ボードゲーム部レポート

 今月も参加させて頂きました。
 会場は久々に月島区民館。浅草橋から少し歩いたところにある、馬喰町の会館も悪くない趣ですが、月島の方が広いし、駅から近いし、素敵ポイントが多いですね。

怪盗ジュエル


 ライトノベル作家土屋つかさの新作、バッティング系のカードゲーム。
 場にはAからEと書かれた家のカードが並べられ、毎ターン、山札から各家に1枚ずつ、宝石カードが配られます。プレイヤは各家の前に並べられた宝石カードを見ながら、どの家に忍びこむか決め、AからEと書かれたカードを裏向けに提示し「いっせーのーせっ♪」で開示します。開示したカードが被ってしまっていた場合は、2人の怪盗が、1軒の家の前で鉢合わせし、2人ともが逃げ帰った。という設定(?)で、2人とも宝石カードを獲得することができず、その家の宝石カードは次のターンに引き継がれます。山札が切れたタイミングでゲーム終了、各プレイヤの所有宝石を見比べて、最も勝利点を稼いでいるプレイヤが勝利します。
 シンプルでライトな作りなので、初参加の方と一緒にプレイしました。前回は、レトスさんと出すカードが徹底的に被り、最終的に2点で終わったりもしましたが、今回は、平和さんと被りに被り、やっぱりほとんど点を稼げずに終わってしまいました。ゲーム終了後、平和さんに抗議されましたが、傾向から鑑みるに、きっと、この3名のボドゲレベルが拮抗しているような気がします。現に、初参加でボドゲ経験も、ほとんどない方とは、きれいに被りませんでした。相性もあるかもしれませんが。レトスさんと被るのはいいですが、平和さんと被るのはなあ……。
 後、終了後の雑談で、『怪盗ジュエル』のテストプレイに携わったらしいINNさんと会話しましたが、やはり、いかにGet!カードを通すかがポイントですね。コンスタントにカードを獲得することより、数回に1回、4枚以上のカードを一気に獲得した方が効率的ですし、現実性が高いです。

サギ師


 ブラフ大好きINNさんがいらっしゃったので、プレイすることにしました。
パイレーツ・オブ・カリビアン』でも遊んでいる海賊さんがいらっしゃいましたが、プレイヤ全員がダイスを振って、全体の目を当てる、ハッタリとロジックのゲーム『ブラフ』。そのカード版です。
『ブラフ』は秋山の苦手な、拡大再生産的なところがあって、最初に負けたプレイヤは、際限なく負けていってしまうという負のループがあるのですが、『サギ師』は、誰もが均等に情報を得ているので終盤からの逆転ができるところが好きです。カードを破棄することで、期待値を操作し、その上でハッタリをかますことが出来るのも好きなところですね。
 ゲーム自体は、うっかりINNさんの下家に座ってしまったので、大苦戦することになりました。何しろ「期待値通りなら12だな」と考えていて、INNさんに辿り着くまで「じゃあ、腕時計は5個あります」「ちょっと上げて7個」という感じに比較的、穏便に進んでいても、INNさんの手番になると、きっちり「腕時計12個」と秋山が言いたかったところを狙ってくるのです。やりづらいったらありません。まあ、それでもカードを破棄して、期待値を操作して、巧に逃げていって、最終的には1ミスに抑えることができました。まあ、上手く立ち回れたのではないかと。

テレストレーション


 お絵描き帳を隣のひとに回して、お題を見て絵を描いたり、描かれた絵を見てお題を言い当てたりするコミュニケーション系のゲーム。
 プレイするのは2回目ですが、相変わらず面白いです。無理難題としか言えないようなお題に対して無理くり絵を描いたり、隣のひとから回ってきた意味不明な図画に対して、的確にお題を言い当てたり、プレイの最中もさることながら、お絵描き帳が一周した後に、振り返るのが、また楽しいです。特に盛り上がるのは、途中で逸れた道が、あるプレイヤの神業的イラストによって、正しいお題に返り咲いたりするときです。軽く奇跡を感じますね*1
 写真は、秋山が描いた絵、お題は「風船ガム」でした。膨らんでいる感と、ガムであることを示すために矢印を書いたりしましたが、途中で「チューイングガム」になってしまい、そのまま「風船ガム」には戻りませんでした。残念。……改めて、見返してみると、なんとなくMOTHERを彷彿とさせるタッチですね。

頭脳絶好調ゲーム


 クニツィア先生のタイルゲーム。
 初プレイであることを差し引いても、ひどいプレイをしてしまいました。
 手札とした持っている6枚のタイルの内の1枚をボード上に置いて、隣接させた色の数だけ、その数の得点を獲得。ボード上にタイルが置けなくなった時点でゲーム終了。各色の得点を確認し、最も得点数の低い色の得点が自分の得点になるというゲームです。
 インスト後、澤村さんから、特定の一色だけを伸ばしても意味はなく、満遍なく上げていかないと駄目ですよとアドバイスを貰ったにも関わらず、大量得点を獲得できる色ばかりに目が写ってしまい、特定の色の得点をMAXにしたときに行える天才宣言が面白く*2、気がついたら赤色が澤村さんの手によって封殺されており、気がついたときには、もう点数を伸ばせない状況に追い込まれていました。な、なんという初心者殺し……。
 特徴を理解したので、もう1回プレイしたい気がする一方、もうプレイすることもないような気がします。この手の、熟考すれば最適解が分かるゲームは、あまり好きではないのですよね……。

あやつり人形


 平和さんに誘われてプレイしました、考えてみれば久々です。
『あやつり人形』は名作カードゲームです。毎ラウンド、親から順番に役割カードをドラフトし、そのラウンドの間は、その役割に応じてプレイします。例えば「暗殺者」のカードを引いたプレイヤは、暗殺者として、他の役割を封殺することができたり、「商人」のカードを引いたプレイヤは、追加の収入を獲得したりできます。回ってきた役割カードを駆使し、お金を獲得して、手札の建物カードを自分の前に置く=建設することで、勝利点を稼いでいきます。
 このゲームの楽しいところは、ミステリよろしく、他のプレイヤを操ることができることでしょう。ひとつ例を示しましょう。このゲームでは、手番が非常に重要な意味を持ってきます。「王様」のカードを引いたプレイヤは、親として、次のラウンドは最初に役割カードを選択することが出来ます。これは、つまり、それだけ選択肢が広がることを意味します。王様の次手番のプレイヤも選択肢に富んでいます。しかし、王様から離れれば離れるほど、選べる役割カードは減っていって、自分のプレイが実現できなくなってきます。従って、王様の右隣に座っているプレイヤからすれば、次手番、真っ先に役割カードを選ぶことのできる「王様」のカードは、喉から手が出るほど欲しいカードになります。ましてや、自分の元に回ってきたカードが「王様」と、「外交官」*3の強制交換を防ぐ程度の能力しか持たない「司教」とでは、「王様」のカードを選ぶに決まっています。ここまで読めたら、後は、かんたんです。回ってきた3枚のカードの中から「暗殺者」のカードを引き、静かに「INNさん……じゃなかった、王様を暗殺します」と宣言するだけです。
 先行していた、すずめさんに追いつくために、お仕事をINNさんとかねぴーさんに丸投げし、秋山は自分の得点を貪欲に追い求めましたが、先に建物を8つ建て、さらに5色ボーナスも獲得したすずめさんに追いつくことが出来ませんでした*4。まあ、平和さんには勝てたので問題ありません。ありがとうございました、閣下。

ゆっくりあん


 ラ管連ボドゲオフでは盛り上がるだろうな思って持参しました。
『あやつり人形』をプレイしている最中に卓が立ってしまい、やきもきしましたが、2回目が始まるタイミングで入ることができて良かったです。
 6人以上かつ大声が出せる空間でのプレイは初めてでしたが、いやはや予想通り楽しかったです。他の方々は、冷静に数字をカウントして最適解ばかり言っていくので、途中、何度か「え、なんで刻んでるんですか? すずめさんと、えそらさんが、あのカードだから、25はありますよ」なんて、ぶっ飛ばしたりして、見事に通ったときは内心喝采でした。また、3倍の特典カードの持つ破壊力は凄まじいですね。素点で40点以上あったので、120以上あったりしました。
 次回も持っていって、10人くらいでやってみたいですね。

セルティカ


 サイコロを使わないスゴロク。ボードがやたら大きく、持ち運びに難があるので、半年近く積んでいましたが、ようやくプレイできました。
 各ラウンドの開始時に5枚のドルイドカードが配布され、自分の手番にドルイドカードをプレイすることで、対応した色のドルイドを、カードの枚数分、進めることができ、止まったコマに応じて発生するイベントを処理します。最終的に9種類のアミュレットタイルを揃え、最も多くのアミュレットを完成させたプレイヤが勝利します。
 序盤は目先の利益に誘われ、ドルイドカードを無駄遣いしてしまい、アミュレットタイルを集めることができませんでした。後、席順がわりと重要でしたね。でゅろんさんと澤村さんの下家は、あまりに不利でした。お二人が良いマスにドルイドコマを動かしてしまうので、秋山は、強制的に不毛の大地を歩かされるハメになるのです。そして、秋山が血肉を削り切り開いた道を、また、ふたりが悠々と歩いていくわけです。なんという、俺の屍を越えてゆけ……。
 最終的には、でゅろんさんがアミュレットを2つ完成させて勝利。こっちは1つ完成させるだけで手一杯でした。

くにとりっ 外伝


 ずっとプレイしたかったのですが、巡り合わせが悪く、機会に恵まれなかったのですが、ようやくプレイすることができました。ありがとうございます、いわしさん。
 テーブル上に9つの「国」を設置し、その手前に武将カードや兵士カードを配置していく、デッキ構築型対戦カードゲーム。先に3枚配置するか、2勝することによって、その国を獲得=勝利点を獲得することができ、より多くの勝利点を稼いだプレイヤが勝利します。
 インストを受けたときは「うん?」という感じでしたが、何はともかく「アクション数を増やす兵士を布陣」してから「ドローを増やすカードを増やす」べきという信念に基づき、武将には目もくれず弓足軽を買い占めてから、名城や治山治水などのドロー系のカードばかりを集めました。結果、ゲーム中盤において、いわしさんのアクション数3に対し、秋山は7くらいあって、毎ターン、デッキを引ききって、10金をどう使おうか考えるだけのゲームになりました。
 と、そこまでは上手い具合に進められたのですが、中盤以降、調略で、とりあえず布陣した弓足軽が捨札にされ、槍足軽3人で国を攻め落とされたり、下乳を見せてドヤ顔化した徳川家康に邪魔されたり、弓足軽3人で国を攻め落としてしまった結果、アクション回数が減ってしまい、デッキバランスが崩れたり、大変なことになりました。「いかん、負けるかも」と思いましたが、1つの戦線に武将を3人投入したり、前半で稼いだ分を惜しみなく注ぎこみ辛勝することができました。
 ドミニオンに端を発するデッキ構築型と呼ばれるシステムに、クニツィア先生のバトルラインの概念を掛け合わせた対戦ゲームとして、まあ、面白いかなと思います。それにしても、徳川家康の、あの生意気さは何なのでしょうか……。後、小早川秀秋の、どう見ても可憐な少女なのに、高い攻撃力を誇るというところが好み過ぎて堪りません。

アークキング


 ゲームマーケットの新作。雲上四季でも何度か取り上げているので、内容説明は割愛。
 今回は財宝カードがあまり出てこなかったので、城と素材カードの組み合わせで勝ちを狙いに行きましたが、宮殿を獲得されてしまい負け。
 4人でプレイしたのですが、プレイ経験者はリッパーさんと秋山の2人だけで、ドラフトの結果、賢者を引いたのも、この2人だけでした。やはり、初プレイで、賢者を積極的に引いていく気にはなれないですよね……。

パンデミック


 迫り来るウィルスの猛威から、せかいを救うために全プレイヤが手を結ぶ、協力ゲームの決定版。
 前回はルールを勘違いしていて、誤った方法でエピデミックカードを入れていました。と、思い込んでいましたが、改めてルールブックを読んでみたところ、正しいルールでプレイしていました。つまり、正しいルールかつ、低い難易度であったにも関わらず、あの難易度だったわけで、ウィルスの猛威恐ろしい! と、ひとり震えました*5
 前回は一瞬で複数の病原体を駆逐できる程度の能力の持ち主でしたが、今回は、同じマスにいれば任意のカードを他プレイヤに渡すことができる程度の能力の持ち主でした。サポート系ですかね。積極的に動きまわるというより、適度にウィルスを駆逐しながらカードを集めては、他のプレイヤにパスしていくだけの、かんたんなお仕事でした。
 ゲーム中盤で黒病に対する特効薬の開発に成功し、その後、偶然、完全駆逐でき、他3種類の病原体に関しても、次々と特効薬を開発でき、割合、あっさりと勝利することが出来ました。前回の難易度はいったい何だったのだろうかと目眩を覚えるくらいの、あっさり感でした。
 次回は拡張を入れて、また異なる役職で、せかいを救いたいですね。

暗黒の金曜日


 フリーゼによる株ゲー。
 前回は色々とルールを間違えていたらしく、株価がまったく上がらず、かつかつとしたゲームだったのですが、今回は逆に、やっぱりルールを間違えているんじゃないの? と不安に思うくらいに、豪快に暴騰し、荒れに荒れました。
 プレイヤ全員が「銀を5個買います」と言うだけでターンが進んだり、右下の黒いブリーフケースがまったく世に解き放たれないのは、やっぱり何か間違えているような気がしてなりません。不完全燃焼……。

人狼 ラ管連Ver.


 カードを引いたら村人でした。
 と、思ったら、かさいさんの「カードの意味が分かるひといますか?」に対して、もにょさんが「分からない」と発言され、身近なひとでカードをシャッフルしました。その結果……。
 ハンター!
 また、ハンターか!
 何度も何度も申し上げている通り、銀河系最強・秋山真琴が心の奥底深くから溺愛している役職は、毎晩、ひとりだけ村人を護衛できる狩人です。狩人とハンター。字義は似ていますが、その為すところは似ても似つかないものです。ハンターの能力は、自分が処刑されたり、襲撃されたときに役職を明かすことで、誰かひとりを撃ち殺し、道連れにできるというものです。
 まあ、悩んでも運ですから、仕方ありません。
 淡々と村を眺め回し、黒と思しきを探し出しておいて、道連れにできる準備をするしかありません。
……と思っていたら「夜明けです。今日の被害者は秋山さんです」と、第一夜でいきなり襲撃死です!
 初日の吊りは棄権者多数により、誰も死んでいないので、実質、最初の死亡者です。さらに情報量は皆無に等しく、下手に猟銃を撃ち放してしまうと、潜伏占い師やライカン*6を道連れにしてしまう可能性もあります。悩んだ末に選んだのは、永山さん。墓下に行ってから、こっそり役職を聞いたら狂人だったらしいので、結果オーライでした。

おわりに

 片付けをしてから、いつもの飲み屋に……と、思ったら、なんと潰れていました。もう、この店のラーメンサラダを食すことは出来ないのかと、失意のまま、もう片方の飲み屋にフェイルオーバ。したところ、本来、2軒の居酒屋で処理していたユーザたちを、1軒で引き受けているからなのか、それとも偶然、店員が少なかったのか、オーダーに対する反応が激悪で、頼んだものが来るのが1時間後とか、ざらでした。これが世に言う縮退運用か……。
 本日、秋山はプレイしなかったけれど、持参したゲームで稼働していたのは、他に『アセンション』『Vorpals』『カルカソンヌ』ですかね。持っていったゲームが、インストせずとも、遊んで頂けるのは嬉しい限りです。

*1:安いな……。

*2:「我こそは銀河系最強! 秋桜院魔琴であるっ、フゥーハハハ!!」

*3:今回はゲーム時間を短く収めるために、将軍の代わりに外交官を入れました。

*4:1枚差でした。

*5:うっかりエアコンの真下に座ってしまい、ちょう寒かったです。

*6:狩人。