雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

金曜日はすき焼きを食べるよ野武士のように

リッチーから貸してもらった『野武士のグルメ』が空前絶後の面白さで、すき焼き欲がゲージを突破しました。本能に衝き動かされるままに、リッチーとうべさんを誘ったところ「すき焼きと聞いて!」と野武士たちが駆けつけてきて、8人の野武士が出来上がりました。
がらり。やや乱暴に戸を引いて、店の娘の案内を待たずに、ずんずんと座敷まで大股で歩き、どっかと腰を下ろす。それから、ようやく店内を、ぐるりと見回して大声で「親父、酒だ! 後は適当に食うもんを!」と言ってから一服。酒がやってきたら、手酌して、ぐいっと豪快に飲む。つまみもつまむ。苦手なものが出てきても文句を言わずに食う。というか、野武士には、そもそも苦手なものがない。飲み食いを終えたら、ちゃりんとお代を置いて「馳走になったな」と言い残して去る。
……という幻想を現実にするために、7人の野武士と共に豪快に飲み、豪快に食ってきました。野武士のように。
野武士は群れないので、野武士会は今回限りです。
いや、野武士会ではなかったですね。
食欲に支配され、野武士になった8人が偶然集まり、偶然ひとつの卓を囲んだ。そして食事を終えたら、別れも告げずに散り散りに帰路につく。もしくは流浪の旅に戻る。
そんな、ただの偶然でした。
また会うことがあるかもしれないし。ないかもしれません。

野武士のグルメ

野武士のグルメ