雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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2011年夏コミレポート

 つらつらと、書いてみんとす。

午前中

 朝6時、起床。
 二度寝、三度寝を経て、7時半に大井町駅前でサカナ・ノベルのうーたんさんと、小豆クリーニングの小豆洗いさんと合流。その後、タクシーで国際展示場へ。
 国際展示場へのルートは、一昨年の冬くらいにハラさんとタクシーで移動してから、ずっとタクシーです。大井町からですと、3000円に高速料金700円が加わって、4000円以下で済むので、4人で乗れば1人頭1000円程度で済みます。1000円の投資で、あの大混雑満員電車に乗らず、頒布する本やゲームを無傷で安心して、座って、現地へ移動できることを考えると安いものです。
 移動に要した時間は失念しましたが、ブースに到着したのが7時半から8時の間くらいでした。その後、雲上回廊、サカナ・ノベル、小豆クリーニング、debris、LEANGATEと計5サークルの新作や旧作を展示し、だいたい9時くらいに完了。その後はトイレに行ったり、周囲のサークルを見に出歩いたりしました。開場前には、半端マニアソフトの渡辺さんと新作を交換したり、でゅろんさんと支倉凍砂を遠目に見たり、砥石さんと黒い話をしたり、驚くほどブースが近かっためめさんと丹酌さんの話をしたり、偶然、会ったりゅーかさんに久しぶりと言われたり*1、久々に黒田さんに会ったり、のえるさんは相変わらず幹事の貫禄だったりしました。
 開場後はいつも通り、のんべんだらりと過ごしていましたが、隣のブースの方の営業力が高かったです。力強いワンフレーズで歩く人の足を止め、巧みな話力で1000円のゲームを販売していました。が、その会話の内容が、ちょっとコンプライアンス的に微妙で、会社の内情を見知らぬひとに大声で喧伝するのは、いかがなものかと思った次第。お名前は伏せておきましょう……。
 ブースには色々な方にお越し頂けました。第一声で「子作りしようぜ」と人の胸を叩き、愛娘たちの写真を自慢してきたサイアチの狐さんといちゃついたり、かまめしさんに手を振ったり、天さんの結婚話が嘘であったことに驚いたり、レトスさんが鬼畜だったり、かねぴーさんがスーパーアイドルだったり、めめさんが天然だったり、みなみさんがいつも通りたいへん礼儀正しく恐縮だったり、佐藤さんに『ゆる本』の稿料を渡したりしました。他にも色々な方とお会いしたような気がしますが、なんかもう寝不足と水不足でふらふらーてぃでした。

午後

 昼過ぎにやってきた斎川さんと森皿さんと、今年の同人ゲームブースについて意見交換。データを所用していないので、具体的な数値を出すことは出来ませんが、秋山の実感として、同人ゲームブースに関与する人間は減少の傾向にあるような気がします。作り手も減っていますし、買い手も減っています。換言すれば、市場規模が縮退しています。それが直接的な原因かは分かりませんが、ゲームの価格が下がっているように感じました。エロ系のゲームは、その余波を、そんなに受けてはいない様子ですが、主題歌・ムービー・声優等の原価が嵩む傾向にある要素を含むゲームの総数が減り、コストを抑え、提供価格をも抑えた作品*2の作品が多いように感じられました。もう少し言うと、5年ほど前であれば、2000円越えの作品は多かったです。中には3500円あたりの作品もありました。
 どうしてか? という疑問に関しては、その手のひとに任せましょう。
 秋山は、これからも文庫本1冊くらいに収まるくらいの長さの作品を500円で、淡々とリリースし続けたいと思います。

夕方

 閉場の少し前に、雲上回廊組は撤収。行きと同じようにタクシーで帰ることに。ただ、行きは3人だったのが、帰りは何故か8人に膨れ上がっていました。帰路の方が道が空いていたのか、3000円以下で帰ることができました。大井町で同乗者と別れた後、秋山は、そのままタクシーで自宅まで。軽くシャワーを浴びて、浴衣に着替えてから平和さんオフへ。
 動きにくい服装で、せっせと会場に辿り着いたら、ちょうど乾杯の挨拶を平和さんがやっているところで、マイクで「秋山さん、タイミング悪いな!」と言われました。うむうむ。
 オフ会の会場はカラオケの大部屋で、80人くらいが集っており、半分くらいが座ってテーブルを囲み、半分くらいが立って会話していたような気がします。帯を引っ張られたり、袖を引っ張られたりして着崩れると厄介なので、隅っこに移動したら、いなり寿司が大皿に盛られていて、無言で、10個ほど一気に食べました。途中、ばんゆうさんに話しかけられましたが無視したら「秋山さん、相変わらず感じ悪いですね!」と言われました。失礼な……と、思いましたが、それは自分だと思い直し、謝りました。でもお腹が空いていたんです! ちなみに、ばんゆうさんは『GameLink Vol.10』に、ちょっと書いたらしいので、買って買ってと言われました。ポチっておきましたよ*3
 初参加の方々とお話してみたいなと思いましたが、会場内が狭く移動しづらい上に、途中からカラオケが始まったりして*4、微妙に居心地が悪くなり1階に避難していたら、どうやら他の階で浴衣オフが開催されていたらしく、色々なひとに「今日の浴衣オフは何階ですか?」と聞かれました「そのオフの参加者じゃないです」。
 しばらくして戻りましたが、まだカラオケが続いていたので、佐藤さんの「秋山さん、抜けましょうか」との誘いに即答し、いつものバーへ移動。ほんとうのビール*5 *6を飲んでからウィスキーに移行。ようやくひとごこちつきました。

 バーでは、佐藤さんと主に創作の話。佐藤さんの過去作の感想を述べたり、『セレサガ』の感想を頂いたりしました*7。お互いの創作論を争わせた後、今度の文フリでは合作しましょうかという話をしましたが、これが現実になるかどうかは後世の観測を待たざるを得ません。
 バーを出た後、佐藤さんと別れ、気づけばトランペさん、踝さんという秋山宅宿泊組の他、まちこさん、リッパーさん、気づいたらいつものメンバーと一緒にいました。「こ、これは完全にボドゲの流れ……!」と思いつつ帰宅。そして、すぐに近くの銭湯に行きました。
 自宅から徒歩3分から5分程度。こんなに身近に銭湯があったことに気づきませんでした、450円で源泉掛け流しのお湯の他、電気風呂やサウナまでありました。ちょっと寛ぐには最適なので、今後も気晴らしに活用しようと思います。ところでサウナと言えば、久住四季トリックスターズ』の2作目に主人公がサウナに入るシーンがあるのですが、そこでの入浴方法が特殊で、秋山は、勝手に「トリスタ式」と読んでいたのですが、そのことをトランペさんに話したら「普通ですよ」と、あっさり言われて大ショック。どういうことなの……。
 ビールを飲みつつ帰宅してからはボドゲのお時間です。

クリッパーズ


 アラン・ムーンの作品のひとつ、チケライの元になったサンタフェのリメイク。南太平洋を舞台とした航路ゲームですが、鉄道ゲームでもなんら問題のないシステム。
 秋山は2回目のプレイで、前回は大勝したので、そのときの作戦を踏襲すれば良かったのですが、寝不足と疲れが出始めたのか、どうにも頭が冴えず、プレイ中、何度も「あれ、なんでこうしちゃったんだろ」という場面がありました。最終的に、何度もトランペさんに妨害を受けたことも惨敗。むぐぐ、トランペめ……。

ダイナマイトナース・リターンズ


『ダイナマイトナース』がデッキ構築型という、まったく別のゲームになってリメイクされた『ダイナマイトナース・リターンズ』。 リッパーさんが偶然(?)持っていたのでプレイさせて頂きました。
 アークライトゲームズオリジナルのデッキ構築型というところと、パッケージの雰囲気から地雷臭が漂っていましたが、いやいや面白かったです。とは言え、恥ずかしながら、インストの最中に寝てしまったり、プレイ中も、自分のターンが終わった瞬間に意識を失い、気がついたら一周して自分のターンが戻ってきていたり、参加態度が最悪でした。いや、でも、眠かったんですよ……。
 基本は『ドミニオン』同様、カードをプレイし、カードを購入し、勝利点を稼ぐのですが、搬送されてきて、入院させた患者を治療することでも勝利点を稼ぐことが可能です。というか、いわゆる属州や植民地的なカードはなく、大広間や貴族的なカードだけしかないので、ある程度、デッキを構築し、患者を治療できる態勢を整えたら、もうカードを購入する必要はなく、ひたすら治療し続けたいので、財宝カードは、無用なカードに成り下がります。
 途中で、財宝カードと治療カードの関係に気づき、方向性をシフトしたのですが、リッパーさんに追いつくことができず2位。プレイ後の感想としては「予想以上に面白かった!」ではありますが、何分、冷静な判断ができる状況ではなかったので、もう1回か2回はプレイして、正当に評価したいと思います。

未明

『ダイナマイトナース・リターンズ』が終わった頃には4時半でした。
 始発で帰るという、まちこさんとリッパーさんがゲームを片付けている中「大変、申し訳ありませんが、秋山は限界ですと申し上げて、ベッドダイブ。

おわりに

 翌朝、目が覚めることはなく、昼過ぎにようやく意識を取り戻したのですが、もはや家には秋山ひとりで、猫だけが隣に寝そべっていましたとさ。
 夏コミ or 平和さんオフに参加された皆さん、お疲れ様でした。また冬にお会いしましょう。

追記

 雲上回廊のブースに来て下さった方との話は書きましたが、秋山が訪ねて話をした方との話を書き忘れていました。と言っても、結局、あまり出歩かず、Gimmikcさん、進行豹さん、かとりょーさんとしかお話しなかったのですが、3 on 10のめそさんとの出会いについては、ちょっと書き残しておこうかと。
 ブースに行くと、大きなパネルのポスターがあり、その隣に驚くほど可愛らしいセーラー服のお嬢さんが立っていました。この日に見た、Most美人はクリスティーナのコスをしているひとと初音ミクのコスをしているひとでしたが*8、この方もたいへんに可憐な佇まいでした。こんな子に話しかけなくてはならないのかと気後れしながら話しかけると、実は、その方は売り子で、めそさんはパネルの陰に隠れていた方でした。良かったです。あんなに可愛らしくて『ツルゲーネフによろしく』と『ぷるぴら』のシナリオまで手掛けたということは、実に遺憾であると切腹を覚悟しなくてはならないところでした。めそさんとは、ぷるぴらの話と、わんこの話と、ループの話を少々しました。もう少し話したいなと思いましたが、あまり時間を割いて頂くのも恐縮だったので早々に辞去。自分にとって特別な作り手が、相手にとってもそうだったときは、ちょっとした感動がありますね。

*1:前日にボドゲしてましたが……。

*2:500円〜1000円程度

*3:私信、である。

*4:知っている曲は「世界はひとつ!じゃない!!」だけでしたが、あかりさんがやけに上手くて驚きました。

*5:水で薄めてあるのか、発泡酒なのかは分かりませんが、カラ鉄のビールは偽物でした……。

*6:【追記】他にも「あのビールはおかしかった」と思われた方がいたようです。やっぱりなー。

*7:『セレサガ』は夏コミ初頒布でしたが、佐藤さんにはテストプレイをお願いしていたので。

*8:Mostなのに2人いるとは、こはいかに。