今月も行って来ました。
浜町区民館は近くにある中華料理がとにかく素晴らしいですが、駅から異様に遠いのが難点ですね。帰りはレトスさんや、まちこさんと帰れるのでいいのですが、行きは重い荷物をごろごろ引きずって10分近く歩くのが、けっこう苦行です。
一瞬、車を買って、後部座席をボドゲ置き場にするという発想が思い浮かびましたが、さすがにもう少し検討することにします。
ファミリア
時間ほぼぴったりに到着したら、ちょうどリッパーさんも到着したところで、ふたりで会場を設営してから「誰も来ませんし、何かやりますか?」というわけで、フリーゼの2人用ゲーム。
マフィアを勧誘し、自分の組織を大きくしていくゲームです。かんたんにインストを済ませてから早速プレイ開始。黄色! 黄色! 黄色! と念じていたのですが、欲しい黄色がことごとくリッパーさんに取られてしまい、事前の策として緑色のマフィアを抑えるプレイに。しかし、緑色のマフィアを揃えていくと、最初の内はテンポよく進められるのですが、手札が増えないので、後半が伸び悩むのですよね。
今回も中盤からリッパーさんが抑えた黄色を惜しみなく使い始め、こっちは緑色と青色をチマチマと使うしかなく、実に苦しい状況。けれど、何回か「ここだ!」というチャンスで、キーとなるマフィアを抑えることが出来て、終盤では黄色の4を獲得でき、きっちりと山札を枯らしつつ赤色の4も抑えて勝利。
初プレイのリッパーさんが相手だったので、なんとか逆転できましたが、慣れているひとだったら、そのまま封殺されていたように思います。なかなか難しいゲームです。
キングダムビルダー 首都拡張入り
『ファミリア』を終えても、まだ誰も来ないので、引き続き『キングダムビルダー』を首都の拡張を入れて、さしで。
『ドミニオン』作者の昨年の新作『キングダムビルダー』は、『ドミニオン』とテーマが完全に一緒であるだけでなく、ゲーム開始前にボードを俯瞰して、戦略を構築し、後は、相手の動きにあわせて微調整しながら攻めていくというプレイ感まで一緒です。
今までにプレイした3回は、焦点を絞りきれず、曖昧なプレイを展開した結果、敗北しましたが、今回は最初から「こことここを抑える!」という感じで気合を入れてプレイ開始!
途中、何度かミスをしましたが、概ね、満足の行くプレイを遂行することが出来て、かつ、リッパーさんにも2点差で勝利できたので、秋山の中で対キングダムビルダー戦は完結しました。秋山散人の次回作にご期待ください。
森のカッコー
ここで人数が集まったので『森のカッコー』でもやりますか、と。
リメイクの『ブクブク』も含めれば、ここ数ヶ月で何度もプレイしているゲームになります。
一瞬の油断がけっこう命取りで、うっかり刺されると、もう二度とまくれなかったりするゲームバランスが相変わらず素敵です。5人プレイをフルで流したのですが、確か3位だったかなあ。うーん、もう少し緊張感が求められますね。
サンダーストーン 拡張セット3 竜の尖塔
お昼が近づき、いい加減、人数が増えてきたので、さたもとさんとW.D.さんを誘って、ずっとプレイしたかった『サンダーストーン 竜の尖塔』をプレイ。お二人とも経験者とのことで、説明書にあった推奨セットは使用せず、完全にランダムで。結果、なんともバランスの悪いサプライが出来上がってしまい、さらにダンジョンの特色として、ドゥームゲートが引かれ、モンスターの種類が4種類になったことで、冗長なゲームになってしまいました。
とは言え、気合十分で挑んだ秋山と、ダンジョン大好きなW.D.さんは超ワクワクでプレイしていて、途中、ダレダレだったのは、さたもとさんただひとりという不思議なゲームでした。
完全ランダムは、しかし、クソゲーになりがちなので、ランダムで引くのは村カードと英雄カードもしくは、村カードとモンスターカードだけにしておいて、最後の1種は、ある程度、選別しないと駄目ですね。
ああ、1日くらい『サンダーストーン』だけヘビロテしたい!
サフラニート
今月も、せっかく、この大箱を持っていったので稼働させることに。
相変わらず、このアクティブなゲームは人目を引いて、盛り上がれること請負ですが、ある程度、慣れたひとがいると、さくっと終わってしまうのが難点ですね。
次回はインストだけするに留めておこうかしら。
十二星座ゲーム
前々からプレイしたかった絶版ゲーム。澤村さんにお願いして持参頂きました。
7割オープン3割クローズドな、小気味良いゲームでした。アブストラクト好きなひとも、これは楽しめるのではないでしょうか。2倍の星や、ブラックホールが良いアクセントになっています。
2位を取らないといけないゲームだったのですが、なんだか1位のひとを引きずり落とすのが楽しくて、他人の邪魔になる行動ばかりしていたら、点数が完全に伸び悩み、ひとり駄目なプレイをしていました。これは、上手く他人を使って、自分自身を2位に誘導させるゲームですね。短時間で終わりますし、卓が立ったら、またプレイしたいと感じました。
先頭走者
食事に出かけた麻由さんとまちこさんを待っている間に、5人で軽く遊びましょうということで、自転車レースのカードゲームを選択。
久々にプレイするので、ルールを半分ほど忘れていて、まあ、四苦八苦しながらインストをしてプレイ開始。が、手札がクズ過ぎて「なんだこれ……」と涙目な展開でした。
一緒にプレイするメンバーによって、プレイ感が変わってくるでしょうが、基本的にこのゲーム、熟考を許さず、テンポよくカードを引いては「一番、高い数のカードをプレイせよ!」っていうシンプルゲームです。ただ、全員がそれをやっていると、その内に高い数のカードが切れてきて、さながら自転車レースにおいてスタミナが切れてくる感じを実際に味わうことができます。そして、そんな状況下で、誰かひとりが、いきなりハイスピードを出すと、全員がいっせいに「置いていかれる」感を味わうことになり、ひいこら言いながらついていくことになるのです。
基本的には運だけのゲームで、戦略も何もあったものではないのですが、この雰囲気は、よく演出されてますねー。もうひとりだけ置き去りにされて、先頭走者との時間差チップが重なっていく光景は、ほんとうに涙目です。
5人プレイは初めてでしたが、中々に面白かったので、また機会があれば。
市場のお店
近々、日本語版が発売されるクニツィアの『キングダム』の元となった作品。澤村さんがお持ちだったのでプレイさせて頂きました。
うん、これは優れた佳作ですね。5分でインストが完了し、45分でゲームが終了します。ほどよい攻撃に、ほどよい先読みに、ほどよいジレンマ。いちばん気に入ったのは、1手番のアクションが、自分の店を置くか、タイルをめくるか、どちらか片方しか出来ないところ。この要素は完全に『コロレット』と同じですね。今、点数を取りに行っても美味しくないけれど、タイルをめくったら次手番のプレイヤに利益を与えすぎるかもしれないという感じ。
ポイントは4倍のマーカーを、どう上手く使いこなすかですね。一度でも爆発的に儲けることが出来れば、後は堅実に守っていけば勝てるのかな、と。
イノベーション
例の如く、今回もプレイしました。
さたもとさんが他のゲームをプレイしていたので、かさいさんとレトスさんを誘って3人でプレイ。
稚拙なインストを終えてからプレイ開始。
序盤において「まずはアイコンを増やそう」と積極的にメルドしたり、広げたりしていると、特殊偉業を達成できるカードがどんどん舞い込んできて、4の時代くらいには特殊偉業を3つくらい達成できて、すっかりいい気分でした。
しかし、秋山がいい気分でプレイしている内に、実はレトスさんが堅実に得点を重ねていて、しかもそれを阻害できない状況が作られてしまっていました。最終的に、特に派手なカードが登場することもなく、得点を稼ぎ続けたレトスさんが、半ば必然的に勝利して終了しました……。
後で、さたもとさんに教えて頂いたのですが、このときの秋山のプレイスタイルは、典型的な負けパターンだったそうですね。特殊偉業を達成するのは、確かに楽しいですが、それをやっていると、他のプレイヤが点数を稼いでしまい、結果的には逃げ切られてしまうそうです。うーむ、確かに、前回、さたもとさんとはじめさんとプレイしたときも、逃げきろうとしているはじめさんを、さたもとさんが抑えに行っていました。
イノベーション、難しいですね! でも面白い!!
LINQ
9人で4人卓と5人卓を立てるか、それとも3人卓を3つ立てるか、残された時間は1時間ほど。どうする? どうする? というタイミングで「LINQやりたいです!」と主張して、結果、8人で『LINQ』を遊ぶことに(澤村さんはガイド役)。
1ラウンド目は、かさいさんとペアでした。かさいさんが出されたキーワードは「値上げ」と「60」、秋山は「フリーゼ」ともうひとつ失念……。ダミーのキーワードを出したような気がします。
2ラウンド目は、ゆうくさんとペアでした。ゆうくさんのキーワードが「ブラッド」と「星」、秋山は「映画」と「クニツィア」。
3ラウンド目は、えむいさんとペアでした。えむいさんのキーワードが「パック」と何か……、秋山は「旅」と「理」。
4ラウンド目は?でした。?って苦手なんですよね、しょうがないので「東京」とか「円環」とか円環の理に導かれるように適当に答えたりしました。
人狼 ラ管連Ver.
最後はいつもの人狼。
「占い師! 占い師! 占い師! 狂人! ライカン!」と祈りつつ引いたのは16枚中3枚しかない村人でした。うん、レアな役職ですね☆彡
敗因は、計算をまったくせずに適当に発言したことですね。前回に引き続き初日に落とされてしまいました。その後は、のんびり墓下から、ことひとさんの鬼ヅモや、レトスさんの懸命な誘導や、INNさんの勇姿を眺めていました。INNさんはマジで格好よかったなあ……。
ここ最近では、最高に面白い村で、かさいさんに「秋山くん、ログ取ってる? 日記に書いてよー」と言われましたが、その役目は、最後まで生きていたプリンス永山さんに譲ることにします。
おわりに
そう言えば、インフラエンジニア双六をやっていたことひとさん、永山さん、W.D.さんが楽しそうで、ちょっと羨ましかったです。遠くで「あっ、ことひとさん、RAID6の説明してる! ( ̄ー ̄)bグッ!」とかしてました。
終了後、澤村さんと帰ろうと思っていたら、まちこさんに引っ張られて二次会へ。
今回もさたもとさんとがっつりイノベーションの感想戦や、プレイしたボドゲに関する意見をぶつけあったりしました。
解散後はレトスさんとまちこさんと夜桜帰路。何故か、まちこさんと2人で、レトスさんに小説をお勧めしまくるという謎展開でした。「レトスさんにお勧めしたいのは、米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』かな。キーワードは少女・滅び・復讐」「そのキーワード全部、好きなんですけど!」「レトスさん、レトスさん、嶽本野ばら『世界の終わりという名の雑貨店』がいいよっ! 後『ミシン』もっ! 後『鱗姫』もっ!」「iPhoneに登録するから、ちょっと待ってください……」「北山猛邦『『瑠璃城』殺人事件』も良いですよ。世界の果ての図書館で少女たちが語り合ったりします」「桜庭一樹『少女には向かない職業』もオススメだよっ!」「皆川博子も良いですよ。特に『倒立する塔の殺人』は、比較的、読みやすい」「そんなに言われても読みきれませんから!!」
そんな四季でした。
- 作者: 北山猛邦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/14
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