雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ハイテンポなデッキ構築『アセンション 拡張1 堕ちたる者の帰還』開けてみた

ドミニオン』に始まるデッキ構築系カードゲームの流れを汲むアセンションの第1拡張の完全日本語版が発売されました。
アセンション』は場札として並べられたヒーローを雇って自陣(=デッキ)に加えたり、仲間にしたヒーローたちと一緒にモンスターを倒して勝利点を獲得したりするゲームです。『ドミニオン』と比較すると、アクション回数や購入権といった概念が、ごっそり削ぎ落とされている上、場札は6種+3種の9種類しかないので、選択肢もずっと少ないです。従って、初心者向けと言えるでしょう。また、運要素が強いので、経験者でも、初プレイのひとにあっさり負けたりします。
 そんなわけで第1拡張です。
 単体でも1〜2人プレイが可能で、基本セットと混ぜれば6人までプレイできるという優れた仕様です。ただ、デッキ構築は4人が最適人数だと思われるので、6人だと実際、微妙なプレイ感になるかもしれませんね。
 と、ある程度、持ち上げておいてから、始めます。



 箱です。
 想像していたより小さいですし、軽いです。試しにiPhoneのカバーをサイズ比較として隣に置いてみました。



 ひっくり返してみました。
 カード枚数120枚と書いてあります。
『サンダーストーン 拡張セット3 竜の尖塔』の5分の1くらいですね……これで定価3780円か。まあ『サンダーストーン』と違って重複してるカードが少ないからいいんですけどね……。



 早速、蓋と箱の隙間にカッターの刃を滑らせていきます。



 ぺりぺりぺり。



 シュリンクを剥がし、蓋を外します。
「むむっ!」
 小さめの箱には見合わない大判のルールブックが入っています。むりやり封入した様子で、ちょっと歪んでいますね……。



 ルールブックを取り除きます。
「少なッ!」
 ええ、分かってはいましたけれど、なんだか、しょんぼりな内容ですね。



 箱から取り出してみました。
 はい、内容物としては、こんだけです。



 スリーブに入れてみました。
 左の山が、弟子、重装歩兵、秘術士、狂信者などの、いわゆる基本となるカード55枚です。拡張だけで、2人プレイするならスリーブに入れた方がいいでしょうが、拡張だけでの2人プレイも、基本と混ぜての5〜6人プレイもするつもりはないので、スリーブには入れていません。
 と、言うかですね。このカード……。



 裏面の色調が、基本セットのカードと明らかに異なります。
 ちょっと縮小してしまっていますけれど、分かりますでしょうか? 基本、拡張、基本の順で重ねてみましたが、拡張の方が青味がかっているのが見えると思います。
 実際にプレイすれば気にならないのかもしれませんが、これは、ちょっとなあ……いくらなんでも、この品質は……。



 箱に詰めてみました。
 箱、と言っても『竜の尖塔』の箱ですけれど。
 向かって左側が『竜の尖塔』、向かって右上が『アセンション』と『堕ちたる者の帰還』、右下が『7つの島』です。スリーブに入れても、潰れないように高めに作られた箱なので、実に優秀ですね。

おわりに

175 NPCさん[] 投稿日:2012/04/23 15:52:52 id:l3kbjpOu(1)
メールしたらとりあえず回答きてた


いつも弊社取り扱いの商品をご愛顧いただき、誠に有難うございます。
さて、お問い合わせの件に関しまして、お答えします。

こちらでも商品を数点確認いたしましたが、確かに同じ状況になっております。
どうやら日本語版には全て、「堕ちたる者サマエル」が入っておらず、かわりに「侮蔑の公爵バズー」が2枚入っているようです。

これからメーカー側に確認いたします。もしもなんらかの対応がとられる場合は、改めてご連絡いたしますが、当面の間はその仕様で遊んでください。

それでは今後とも弊社取り扱いの商品を、宜しくお願い申し上げます。

http://desktop2ch.net/cgame/1306315734/?p=175

「なん……だと……っ!」
 慌てて65枚のカードを、さらさらと見てみたら、確かに『堕ちたる者の帰還』におけるボスモンスターとも言える「堕ちたる者サマエル」が入っていません。
 うーん、発売直後のゲームに対して、販売を妨害するようなエントリを書くのは好むところではないのですが*1、カード裏の色調に加え*2、内容物の間違いは、さすがに、ちょっと……という部類ですね。アークライトの続報が待たれます。
 ゲーム自体の感想は、近いうちに。

追記

アセンション拡張セット:墜ちたる者の帰還』「堕ちたる者サマエル」の対応のお知らせ

アセンション拡張セット:墜ちたる者の帰還』に封入されたカードに、アセンブルミスがありました。

日本語版には全て、「堕ちたる者サマエル」のカードが入っておらず、かわりに「侮蔑の公爵バズー」が2枚入っております。

只今、製造メーカー側に「堕ちたる者サマエル」のカードのプリントを要求しておりますが、製造され次第告知を行い、お買い上げになったお客様への対応を行う予定です。

つきましては、送付希望の方は、お手数ですがメールでお知らせください。弊社にリプリントされたカードが到着後、郵送にて正しいカードを1枚、送付させていただきます。

連絡先:b-game@arclight.co.jp
件名:次の件名で発送をお願いします。
「堕ちたる者サマエル」送付希望
本文:以下の3点をご記入ください
・お客様氏名
・発送希望住所、および郵便番号
・お買い上げ店名

以上、宜しくお願い申し上げます。

アークライト開発部

http://www.arclight.co.jp/ag/

 対応が始まった様子です。
 秋山も、早速、申し込みました。

6月17日追記


 一昨日到着しました。
 サマエルです!

*1:冒頭で持ち上げておいたので相殺ということで。

*2:考えてみれば2人ゲームと割り切れば色調問題は無視できますね。