雲上四季における、開けてみたシリーズの記念すべき第1回は『惨劇RoopeR』なのですが、先日、国際展示場で開催されたゲームマーケット2013春において、リメイク版『惨劇RoopeR X』が発売されました。
次世代版と称される『惨劇RoopeR X』と、原作の差違は大きく3種類です。
・コンポーネントの質向上
・練習用惨劇セットの追加
・新キャラクターの追加
価格以外のすべてにおいて『X』は『無印』の上位互換なので、今から買うのでは『X』を推奨しておきます。
尚、現時点「練習用惨劇セット」や「新キャラクターのカード」は、単品での販売はされていないので、変更分だけ欲しいという方も『X』を購入する必要があります。本エントリでは、いつも通りコンポーネントに焦点を絞って、紹介していきたいと思います。
開けてみた
まずは、パッケージからです。
せっかくなので『無印』と並べてみました。比べてみて気が付きましたが、イラストレータさんの描き方が変わったのか、顔の大きさに比して目のサイズが小さくなりましたね。なんとなく印象ですが『X』の方が、より年上感がありますね。
こちらは裏面です。
説明文に関しても洗練性が増しており、より分かりやすくなっているように感じます。
箱の高さを比較してみました。
トークンを小袋に分けて入れたり、カードをスリーブに入れたり、ペンやメモ帳を同梱したりすることを考えると、箱に高さが充分にあるのは良いことですね。
これだけの高さがあれば、拡張本も余裕を持って入れられそうですね。
では、早速、蓋と箱の隙間に、カッターの刃を差し込んでみましょう。
ひと通り取り出してみました。
サイドボードが増え、カードも増えたので、全体的な分量感は『無印』も遥かに多くなっているように感じます。
ルールブックの比較です。
紙の色が変わっているのは、使っている印刷所を変更したからだそうですが、綴じ方が変わっています。ページ数が増えたからですね。秋山が持っていたのは、『無印』の第2版ですが、『X』では、漫画がついたり、ルールの詳細説明がついたりしています。
次にボードを展開してみました。
一連の情報が、サイドボードに集約されていて、エリアボードはエリアの情報だけが集約されているので、よりゲームに集中できそうですね。見た目も、くっきりはっきりしています。
こちらは、サイドボードのアップです。
こういう簡易サマリーがあると、インストしやすいですし、プレイする側も、ゲームの進捗度が実感しやすくて良いですね。
トークンです。
ループ回数や事件発生日を示すトークンが、大きくなっていて視認性が向上しています。また各種3倍トークンに関しても、サイズが大きくなっています。『無印』のときに感じた、細かい残念ポイントが『X』では、きれいに払拭されています。
カードです。
お分かりでしょうか、色調が変わっています。『無印』では、並べたカードを回収するときに、色が似ていて勘違いすることがありましたが、『X』では、明確に色調を変えることで、そういった事態が起こらないように工夫が凝らされています。
最後はキャラクターカードです。
新キャラの能力は、他のカードとシナジーを生むものから、「バランスブレイカーでは……?」と首を捻ってしまうようなものまで、多岐に及んでいます。ルールXとルールYと事件、それらの組み合わせにキャラクターが加わったことで、一段と深みが増したね。
終わりに
と言うわけで『惨劇RoopeR X』開けてみた、です。
ひと通りルールを読みましたが、まだ実際にプレイはしていません。
今、ふと思いつきましたが、拡張含め、シナリオを20個くらい作って、同人誌を作ってみたいですね。凄まじく労力が費やされそうですが……。