雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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あらいさん宅ゲーム会_2014_0104

 年末年始、あらいさんが毎日のように自宅ゲーム会を開催されていて、その内の1日に参加させていただきました。
 駅に近く、広くて、収納スペースに富んだお住まいで、羨ましいことしきり。ふかさくえみさんの同人誌を何冊か、読ませてもらったのですが『お手元のフリップにどうぞ』が傑作でした。わずか4ページの作品なのですが、最後の1コマの衝撃度は凄まじく、その一文を読んだ瞬間に「何が起こっているのか理解できない」というレベルの驚愕で、新年早々、素敵な作品を読んでしまいました。
 ふかさくえみさんの作品は『購買のプロキオン』の冒頭部分を、少し読んだだけでしたが、日常に、ちょっとSF要素を加えるというのが良いですね。同人誌はコミティア毎に、ちょこっとまとまった作品を出し続けているらしく、コンスタントに、200円で新刊を購入できるというのがファン心理をくすぐりますね。コミティア参加の際は、これから足を伸ばそうと深く決意した次第。『8ページの日常』所収の「引退の西村さん」も良いですね。魔法少女物なのに、魔法少女を引退するところから始まるという展開が、まさかのまさかです。
 では、ゲームの感想でも。

シティビルダー



(インスト:20分、プレイ時間:35分&1時間15分)
「秋山さん向きですよ」と言われてから気になっていた『シティビルダー』を初プレイ。
 タイルを購入して自分の街を育てていく、いわゆる箱庭系のゲームですが、とにかくシナジーしまくるのが快感ですね。山からめくられた瞬間に「強い(確信)」というタイルと、「これも強い(確信)」というタイルを掛け合わせたときの「強すぎる(確信)」感が、半端ないです。
 持ち主のあらいさんも初プレイということで、模索しつつプレイを始めたところ、誰もカットすることをしなかったので、ごん太さんが開始30分で強すぎるタイルを3枚ほど引いて「もはや、どう足掻いても絶対に勝てないのでは……?」という気配が色濃く漂い、協議終了することに。
 タイルをシャッフルして、もう一度、遊び直しました。
 今度は、しっかりとタイルを確認し「このタイルは、このひとに取られたら圧倒的にまずいからお仕事しなきゃ」みたいのを全員で確認しながらプレイ。したところ、適度に足の引っ張り合いが発動して、なかなか良い勝負になりましたね。伏せられた目標も、良いアクセントになっています。何回か連続して遊ぶのも楽しそうですね。
(ごん太さん90点、秋山89点、タカシノリョウさん78点、あらいさん61点)

炭鉱讃歌



(インスト:20分、プレイ時間:1時間半)
 2013年でいちばん面白いゲームであり、2014年でいちばん面白いゲームでもある。
 と、個人的には考えている『炭鉱讃歌』です。
 あらいさんも未プレイということで、秋山にてインストさせていただきました。
 感想は、かんちょーさん宅ゲーム会のときと重複するので、割愛しますが、やはり、何度、遊んでも面白いですね。前回とは違ったことをしようと思って、今回は黄色を意識的に攻めましたが、黄色、弱いですね! 単体では話になりません。でも、黄色と、もうひとつ何か茶色か灰色あたりを抑えることができれば、黒単体よりは勝るので、そうすることができれば、悪くはないです。
 やりこみ要素は、そんなに多くないかもしれませんが、とにかくプレイしている最中で楽しすぎます。最高。
(秋山120点、あらいさん114点、ごん太さん92点、タカシノリョウさん83点)

プロスペリティ



(インスト:10分、プレイ時間:1時間10分)
 最後はクニツィアの1時間超のゲームをリクエスト。
「標準ルールと上級ルールがあります」「じゃあ上級にしましょう」「えっ」「えっ」「大丈夫ですよ、我々なら、なんとかなります」
 適当に、軽いノリで上級ルールでのプレイを提案しましたが、ほんとう、ひどく荒れましたね……。2回目のプレイとなるあらいさんとごん太さんは、最初から、それなりに乗りこなしていましたが、初プレイの秋山とタカシノリョウさんは序盤の迷走っぷりが半端なかったです。と言うか、上級の場合、マイナスからのスタートなので、これを、いかに迅速にゼロに持っていくのかが序盤のポイントですね。一度、沈んでしまうと、なかなか浮上できないので、若干、手番順により有利不利や、タイル運も関わってくるかもしれません。
 中盤以降、プラスに傾いてからは、なんとなく空気が綺麗になって呼吸しやすい感が生まれるのですが、得点を獲得できる体制を整えようとすると、また、すぐにゼロを突破して、マイナスに直進してしまうのが悩ましいです。
 だいたいの方向性は分かったので、次は、もう少し上手くやれそうですね。
(あらいさん23点、秋山21点、ごん太さん20点、タカシノリョウさん1点)

おわりに

 遊んだゲームは、わずか3作でしたが、どれも充実度が高かったですね。
『炭鉱讃歌』は言わずもがなですが、『シティビルダー』と『プロスペリティ』も、もう少し遊びこみたいですね。