雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

2013年第4四半期オススメ10冊

 遅くなりましたが、2013年10月から12月に読んだ本の内、10冊をリストアップしてみました。
 あくまで、この期間に読んだというだけであって、新刊以外も含まれる点、ご容赦ください。では、始めます。

大いなる酒宴

大いなる酒宴 (シュルレアリスムの本棚)

大いなる酒宴 (シュルレアリスムの本棚)

 風濤社が新しく始めた叢書「シュルレアリスムの本棚」より第一回配本となる小説。風刺と気高い主張に満ち溢れています。

遠野物語remix

遠野物語remix

遠野物語remix

 京極夏彦による、柳田國男遠野物語』の現代語訳。読みやすいので同書が気になっていた方は、この機会に。

亜愛一郎の狼狽

亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)

亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)

 泡坂妻夫の代表作「亜愛一郎三部作」の1作目。何の変哲もない日常の描写から、巧妙に仕込まれた伏線を組み立て上げ、凶悪な犯罪を浮き彫りにする手腕がお見事。

ダンガンロンパ/ゼロ

ダンガンロンパ/ゼロ(上) (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ/ゼロ(上) (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ/ゼロ(下) (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ/ゼロ(下) (星海社FICTIONS)

 ゲーム『ダンガンロンパ』の前日譚として、ひとつの愛の物語として。

HHhH(プラハ、1942年)

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

 歴史小説にしてノンフィクションにして、小説の在り方を問いかける問題作。傑作である。

神様が殺してくれる

神様が殺してくれる

神様が殺してくれる

 森博嗣によるスマートなノンシリーズ。ノベルス化か文庫化されたときは萩尾望都が表紙を飾るに違いない。

黒後家蜘蛛の会

黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)

黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)

 アイザック・アシモフによる安楽椅子探偵物の連作短編集。「日曜の朝早く」が好き。

皆勤の徒

皆勤の徒 (創元日本SF叢書)

皆勤の徒 (創元日本SF叢書)

 第2回創元SF短編賞受賞作を含む短編集。異形にして奇形。大森望の解説が素晴らしい。

蒼天のサムライ

蒼天のサムライ 第一部 端琉島脱出戦 (オーバーラップ文庫)

蒼天のサムライ 第一部 端琉島脱出戦 (オーバーラップ文庫)

 田代裕彦が送る架空の世界を舞台とした戦記物。熱い。

タイタンの妖女

 とても重厚な小説。意志のちからの強さについて。