雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ミスボドがどういうゲーム会なのか改めて考える

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 2012年4月から「ミスボド」というゲーム会を開催していますが(詳しくはミスボドブログをご覧ください)、だいたい4ヶ月に1回という間隔で、雲上四季では振り返りエントリを書いています。
 ここ最近「どうしてミスボドは参加者数が多いのか」という質問を、よくされます。そこで、今日は、改めてとなりますが、ミスボドをどういうゲーム会にしようと思っているのか、という観点から考えてみたいと思います。

まずポイントを3つにまとめてみます

開かれていて自由な雰囲気がある
参加者を放置したくない姿勢を保つ
共有や拡散を歓迎する

開かれていて自由な雰囲気について

 キーワード的には、明確な開催概要とコンセプト、ガラス張りの運用スタイル、存在しない禁止事項などでしょうか。
 この手の会は、なんと言っても最初の敷居が、いちばん高いと考えています。どういうひとたちがいるのか、集まって何をやっているのか、自分はどのように振る舞えばいいのか
 こういった潜在的な質問に対する解は、ほぼすべてミスボドブログにて掲載しています。そして2クリック以内で辿り着けます。ですので、ある程度の興味関心をお持ちの方であれば、事前に確認することは充分に可能……と考えています。
 運用スタイルに関しても、可能な限りオープンにしています。飲みの席で語ることもありますが、それ以上にTwitterで明言したり、雲上四季で、こういったエントリを書いているのも、その一環です。あらゆる問題点は開かれた場所で議論し、真摯に向かいます
 最後の禁止事項について、いわゆる「こうしてください」「こうしないでください」といった制約事項は、あまり好むところではありません。なので基本的にはオールオッケーです。あなたは何をどのように遊んでもいいし、遊びたくないゲームに参加する必要はないし、お菓子を食べたり飲み物を飲んだりくつろいでいるだけでもいいし、そもそも遅刻していいどころか、何時に来て、何時に帰ってもいいはもちろん、二次会や三次会にだけ来てもいいし、言うまでもなくドタキャンしてもいい。くらいの自由度で行きたいです。

参加者を放置したくない姿勢について

 慣れていない方を、放置したくない
 この項で主張したいことは、それだけですかね。
 初参加の方でも、物怖じせずにゲームに飛び込んでいける方は、のんびりと見守るだけですけれど、中々そうできず、ちょっと戸惑っている方には積極的に声を掛けるようにしています。
 以前はゲーム会への参加回数や好きなゲームを聞いていましたが、その日、ずっとエスコートできるわけでもないので、最近は、信頼できる方を紹介するようにしています。ちょっとお名前をお借りさせていただきますが、たとえば草場純さん。近くに立っていたら、紹介して後は、安心してお願いするという感じです。
 放置したくないという気持ちは、二次会の方が強いかもしれませんね。ミスボドでは二次会の会場として、居酒屋を選択してします。開けていることと、席の移動が容易だからです。本会の間は、ゲームを遊ぶことが主目的なので、知り合いが皆無でも飛び込んで行けます。でも、知り合い皆無の飲み会には、なかなか行けません。だって会話に混ざれないから。これが、嫌なんですよね。と言うわけで、今のところ守ることができていますが、第1回以来ずっと、お会計までの時間で、全テーブルを必ず訪問し、全参加者に必ず一声かけています
 色々と格好いいことを言いましたが、実際問題としては、秋山は万能ではなく、同時に1人しかいないので、漏れているところはありますし、完璧でもありません。なので、協力してくださる方と一緒に、慣れていない方を放置しないという姿勢を維持すべくがんばります。

共有や拡散について

 注意を喚起し、関心を引きつけ、欲望を刺激し、覚えてもらい、買ってもらうAIDMA理論や、注意を喚起し、関心をひきつけ、検索してもらって、買ってもらい、共有してもらいAISAS理論や、いいねと共感してもらい、ソースを確認してもらい、見たり買ったり参加してもらい、共有と拡散してもらうSIPS理論など……世の中には、様々なマーケティング理論がありますが、この内の共有、という考え方は、大事にしたいなと考えています。
 学生のときに、なにかの授業で先生が雑談の一環として、ミラーニューロンの話をしていたのですが、これが、印象的で、未だに記憶に残っています。まあ、あまり違う分野の話をしても仕方ないので、もう少し身体的な話をすると……、
 好きなひとと一緒にいると、口癖が移ったりするじゃないですか。後は尊敬する先生や先輩と、同じような服を着始めたりとか。自分だったら、絶対に買わないような小説も、友人が褒めていたら「じゃあ、読んでみるか」となったり。
 こういった共感のちからというのは、ものすごいパワーを持っているように思うのです。ありていに言うと口コミです。見ず知らずのひとに対し、秋山が、どんなに「ミスボド頑張ってます」と言っても、それは、きっと少しも伝わってなくて、でも、そのひとの知り合いが「ミスボドっていう頑張ってる会があるよ」の一言で、一気に伝わるのです。だから、ブログのボードゲーム会レポートのエントリは積極的にブックマークしますし、Twitterでのpostは積極的にRTします。

まとめ

 長々と書きましたが、根源的には、参加者に楽しんでいただきたい、ですね。
 慣れていない方を放置することなく、楽しんでいただいて、その様子を共有していただき、拡散する。……と表現すると、なんだか一本、軸が通っているように見えますね。

余談

 最近、気がついたのですが「ミスボド」では提供できなくて「ミスボドぷち」では提供できるものとして秋山と遊ぶ時間があることに気が付きました。まるで予想していなかったものに需要があることに気がついて驚きです。
 後、ここまで書いて、そう言えば、ゲームを遊んでいる時間を楽しくさせるために、普段から心掛けているひとつのこと、があったなと思いだしましたが、それは別の機会に書くことにします(こう書くと、ぜんぜん凄くないのに、なんか凄そう……。

おわりに

 と言うわけで、だいたい4ヶ月周期の振り返りでした。
 次回は梅雨の季節ですかね。そのときに、いちばん関心度が高いテーマで書くか、もしくは、ちょうど2周年を迎えるタイミングとなるので、参加者やよく遊ばれるゲームのデータをまとめたりしましょうかね。