雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

劇場版コナン『時計じかけの摩天楼』と『14番目の標的』を観ました

 リアル謎解きゲームを120%楽しむために、コラボ元は可能な限り触れたい派の秋山です、こんにちは。


 コナンは中学生の頃にアニメを観ていましたが、それほど熱心なファンではなかったですね。SCRAPがコナンとは熱量高めにコラボしているので、劇場版アニメの最新作である『から紅の恋歌』を観に行ったのですが、これが存外に面白く、せっかくなので第一作から観ていくことにしました。
 と言うわけで、今日は劇場版コナンの第1作『時計じかけの摩天楼』『14番目の標的』について。

劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 [DVD]

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時計じかけの摩天楼

 Huluで観たのですが、第一声は、
「丸っ! 画質悪っ! 蘭姉ちゃんの髪が尖ってない!」
 でした。


 さすがに20年前の作品だからでしょうか、古くささが否めません。
 また、展開がちょっと雑ですね。事件の規模としては、最後の米花シティービルよりも、そのひとつ前の東都鉄道環状線の方が、はるかに大きく感じられるので、中盤の方が盛り上がって、終盤は尻すぼみ感があります。
 とは言え、そんなことを考えていられたのもラスト数分まででした。
 古典的とも言える爆弾解体のシーンは、激烈にテンションが上がりますね。ちゃんと考えて推理すれば、正答を導き出すだことができる、というのがたいへん好みです。ラストの蘭の決断は、気づいたところで、もう半分、涙ぐんでいました。

14番目の標的

 時間があったので、即座に第2弾も観ました。第一声は、
「尖ってる! 画質きれい! 今と同じデザインだ!」
 でした。
 この1年で何があったのでしょうか。単純にデザインが決まったのか、第1弾の成功を受けて予算がついたのかは分かりませんが、一気に見やすくなりました。


 目暮十三、妃英理、阿笠博士とシリーズキャラが順々に襲われ、現場に短剣や花が残されていたことから、トランプになぞらえた事件から幕が上がります。
 こういうの、ミステリの観点からは何と呼ぶのですかね。見立てとも違いますし、ミッシングリンクとも違いますし……、タイトルが「14番目の標的」ですし、そもそも主題がコナンなので、犯人の狙いは工藤新一なのでは? と思いながら観たので、この構造には非常に斬新に感じました。
 また、冒頭において、毛利小五郎が、妻の妃英理を人質に取られた状況下において発砲したことが謎として扱われており、全編にわたり通奏低音のように流れているのですが、クライマックスにおいて、これが表明するのも、また素晴らしいです。


 物語として完成度が高いです。
 見どころも多いですし。
 けれど、感動的かどうかで言うと、どうかな、『時計じかけの摩天楼』の方が窮地感があったので、盛り上がったかもしれません。と言うか『14番目の標的』は、物語が奥深く、複雑であるが故に、その構造を正しく理解しようとして、そこにスペックを取られた感があります。

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次回は

『世紀末の魔術師』と『瞳の中の暗殺者』の予定です。
 冒頭をちょっと観たら、灰原哀、服部平次、怪盗キッドが、すでに登場していました。漫画の方は、まだ7巻までしか読めておらず、この3人はいずれも未登場なので、次を観るのは漫画を読み進めてからにします。