雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

劇場版コナン『水平線上の陰謀』と『探偵たちの鎮魂歌』を観ました

 陰謀と書いてストラテジーですよ、ちょっと無理やり過ぎやしませんかね。
 せめて……うーん、たとえば……プロジェクト、とか?
 ま、気を取り直して、今回は劇場版コナンの第9作『水平線上の陰謀』と第10作の『探偵たちの鎮魂歌』についてです。ネタバレを含むので、気になる方はお気をつけください。

劇場版 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) [DVD]

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水平線上の陰謀

 いや、これですよ。
 完璧に、求めているものを、完璧に提供してくれました。傑作ですよ、これは。陰謀にストラテジーを振るセンスを冒頭で否定しておいて、なんですが。
 船上という密閉空間で繰り広げられる殺人劇。15年前の事件とのリンク。真犯人による犯人の操り。どんでん返し。そして、何よりも……毛利小五郎の活躍……!
 泣けます。
 泣けますね。
『名探偵コナン』という作品において、江戸川コナン(工藤新一)や怪盗キッドといった主役級がカッコイイのは議論の余地がありませんが、毛利小五郎や鈴木園子といった脇役も、案外、と言うか、かなりカッコイイと思うのですよね。今回、毛利小五郎が活躍する話が成立したので、鈴木園子が活躍する話もいずれ観たいですね。期待。

探偵たちの鎮魂歌

 さすが記念すべき10作目だからでしょうか。
 謎の人物が、ある事件を捜査するために人質を取った上で、探偵たちに推理させるという、一風変わったゲーム形式。服部平次や怪盗キッドも登場し、オールスターといった感じ。
 各キャラごとに盛り上がりポイントもあって、けっこう最初から最後まで「おおー!」という感じで見られます。
 事件そのものは、ちょっと複雑だったかな。と言うか、人質を取られている関係上、そちらが気になってしまい、また各探偵たちがバラバラに捜査するので「え、結局、どこまで分かっていて、誰が何のために、どうなるの??」と混乱気味。ラストの解決編で、コナンと服部が「これこれこういうことで」と説明してくれて「ああ、なるほどね」と納得したけれど、自分の中で腹落ちしていないので、若干の不完全燃焼感。
 でも、豪華感あるし、押し切られて感動したのも事実で、良い作品です。

劇場版 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) [DVD]

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次回は

『紺碧の棺』と『戦慄の楽譜』の予定です。