雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

劇場版コナン『沈黙の15分』と『11人目のストライカー』を観ました

 連続して観ていると、微々たる変化に気づきにくいですが、画がきれいになったような気がします。
 より角度が急になったというか、背景との色合いの差をはっきりさせたと言うか。
 具体的に言うと、毛利蘭の髪の先端が、丸みを帯びることなく、完全に鋭角になっています。
 と言うわけで、劇場版コナンの第15作『沈黙の15分』と第16作『11人目のストライカー』の感想です。ネタバレを含むので気になる方は回れ右推奨です。

沈黙の15分

 15作目だから15分、らしいですね。
 今回は珍しく冬が舞台でしたが、吹雪の山荘……とはならずに、冬山をダイナミックを使った設定でした。8年前の事件が現在の事件に繋がってくる構造でしたが、犯人は誰なのか? 動機は? 8年前の事件の真実は? と、わりと複雑に絡まり合っていて、終盤にするすると、ほどけていく場面は快感でした。
 劇場版コナンと言えば、毎回、爆発する印象があって、制限時間内に時限爆弾を止められるか!? みたいな展開が多いのですが、今回は、決壊したダムの激流から、村を救えるか! というスケールの大きさで、驚きました。
 工藤新一が小学生になっていなかったとしても、これはすごいことですよ。たったひとりの人間が、人為的に雪崩を招いて、それで激流の流れを逸らすなんて、思いついても、なかなか出来ることじゃありません。
 コナン……自然を超えたな……。

11人目のストライカー

 まさかのサッカー回、にして小学館、創業90周年記念作品。
 Jリーグの20周年とのコラボでもあるらしく、実在のサッカー選手が本人役として登場しているので、随所に違和感があって気になりました。多分、顔を似せているんでしょうけれども、コナンの世界観にはそぐわないほど目が小さく、ぼそぼそとした喋りは、終始「うーん……?」という感じでした。
 と言うか、何回か前からゲスト声優が登場するようになっていて、けっこう気になるんですよね。プロの声優の方々が、はっきり明瞭に喋られる分、そうでない方の声が、余計に浮いて聞こえてしまい、その度に現実に戻されます。小学生のゲストは初々しくて良いのですが。
 世界観的に面白かったのは、とうとうコナンのケータイがスマホになったこと。ガラケーを持ち始めたあたりで、イヤリング型携帯電話が活躍しなくなって残念に思っていたのですが、もう、これで完全にお役目御免でしょうね。そして、弁当型携帯FAXが活躍することも、もはや、ないでしょう……。

次回は

 ここしばらく、狂ったようにコナン漬けの日々でしたが、終わりが見えてきました。
 次回は『絶海の探偵』と『異次元の狙撃手』の予定です。