雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

「黒幕道」を遊びました

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 Gargonsさんによるゲームマーケット2017神戸の新作『Gargons』を遊びました。
 和風でっき構築型かあどげえむ、です。
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 激烈に面白かったです。
 これは意外中の意外です。
『ドミニオン』に始まるデッキ構築型ゲームは、ほんとうのほんとうのほんとうに遊び尽くしていて、もう、だいぶ食傷気味です。でも「面白い! と思うのだけれど、ほんとうに面白いかどうか分からないから、遊んでみて!」と言われて、ちょっと興味が湧き、遊んでみました。


 インスト10分、プレイ時間1時間。


 いやあ、面白かったですね。
 いわゆる正統派デッキ構築型で、初期デッキは10枚。内訳はお小遣いが3枚の時間が7枚で、初期手札は5枚です。あー、はいはい、という感じです。
 サプライは固定されておらず、プレイヤ人数だけ山札を作り、それぞれにサプライ山を持ち、ランダムに3枚オープン。ゲームの目的は、このサプライ山を0にすることです。一言にまとめると、一番最初に買い尽くしたひとが勝ち! というわけです。
 その他の要素としては、手札上限を増やすようなパーシステンス能力を持ったカードがあり、指定されたカードを、ゲームから除外することで、それらのカードを購入することができます。


 基本的には、手札上限を2枚増やせる能力が強いので、まずは、それを目指します。
 しかし、サプライ山を掘れども掘れども、必要なカードが出てこないし、掘っている内に、どんどんデッキが膨らんでいってしまい、首尾よく必要なカードをすべてデッキに収めたとしても、その必要なカードがすべて手札に舞い込むという状況を作りにくくなってしまうんですよね。
 重要なのは、ドロー系のカードです。瞬間最大風速的にでも、デッキを引き切れれば強い能力を持ったカードを場におけるので、他プレイヤを勝利に近づけてしまうと自覚しつつも、他プレイヤのサプライからもカードを買っていきます。
 そして、中盤「仕掛けるなら今だ……っ!」とカードを引きまくって、手札上限を2枚増やして、7枚にさせることに成功させます。
 これで一気に楽になるはず。と思ったのも束の間、強力なカードを除外してしまったので、手札上限は増えたものの、デッキが弱くなってしまったのです。
「な、なんてこと……」
 再び、サプライを掘り進め、デッキの強化に努めます。


 こうしている内に、
「あ、そろそろ山札の底が見えてきたし、枯らしに掛かった方がいいかも?」
 と気付き、一気に買ったり吹き飛ばしていて華麗に勝利。うーん、気持ちいいですね。


 デッキ構築型ゲームは、大なり小なり「どのようにデッキを構築するか」が主眼になっているので、トラップ的に、買ってはいけないカードが存在します。いかに最短経路で、最適なデッキを構築し、勝利点を集めるか、レースゲーム的な要素があります。
 その点、この『黒幕道』は、どんなに買っても良い、と言うか、買わないと駄目、みたいなところがあって、その許されている感が、とても魅力です。もちろん、他のデッキ構築型ゲームと同じく、やはり最初にあるプレイヤが走り始めると、なかなか追い抜かすことは難しいですが、それでもプレイ感としてはだいぶ軽いです。
 プレイ時間は、やや長めですが、楽しく遊べるので、まったく苦にならないですね。オススメです。
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