雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

協力してピラミッドの宝を持ち帰る「-KUFU- クフ」を遊びました

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 るりるりゲームズさんのゲームマーケット2017春の新作『-KUFU- クフ』を遊びました。
 これは、傑作ですよ。
 ルールブックがけっこう厄介で、遊び始めは40分ほど掛かり苦労しましたが、いざ始めてみると、さくさくとプレイできます。


 協力ゲームです。
 クフ王のピラミッドに潜入して、お宝を見つけだし、制限時間内に脱出することができればゲームクリア、タイムオーバーしたり、クリア条件を満たすことができない事態になればゲームオーバーです。


 ピラミッド内部の探索は、古文書の解析というアクションを経て進めます。
 1ページ目から順番に古文書を読んでいくのですが、その過程で廊下や階段、小部屋を発見することができ、該当するエリアをピラミッド内に配置していくというアナログ感たっぷりのゲームです。
 こういう手を動かすゲームって良いですよねえ。


 古文書には付箋を貼ることができて、読み始めるときは1ページ目、もしくは付箋が貼ってある場所から選ぶことができます。
 古文書の中には開いた瞬間にトラップが発動してしまうページもあるため、
「よし、次は、あの部屋を発見しましょう。確か、真ん中くらいだったはずです」
「真ん中あたりにはトラップがあったから注意したいですね」
「オレンジの栞の直後にトラップがあったはず。俺、読んだから覚えてるよ。で、トラップの次のページにピンクの付箋を貼った」
「OK、じゃあ、ピンクの付箋から読み始めるよ!」
 みたいな感じ盛り上がります。


 ピラミッド内の空間は有限なので、闇雲に廊下や階段を配置していってしまうと、最終的に宝物庫などの重要な部屋を配置するスペースがなくなったり、脱出経路を構築できなくなったりしてしまうので、それなりに先を見据えたプレイングが求められます。
 また手番順も重要で、効率的に探索を進めるには、
「じゃあ、僕は階段を降りておきます」
「僕は廊下を歩いておきます」
「僕は障害物を避けておきます。さあ、どうぞ!」
「皆、ありがとう。私は部屋を発見します」
 みたいな連携が大事です。


 古文書はバインダーになっていて、プレイ毎にページをシャッフルするのですが、秋山が遊んだときは、重要なページが、わりと最後の方になっていて、終盤になって、ようやく情報が揃い、トントン拍子に進みました。
 ベストを尽くしましたが、最終的には、
「ええと、計算しましょうか。こうして、ああして、こうすれば、ここまで来れるので、そしたら、あのページを見て、ここに移動して。あー……、4手番くらい足りないですね」
「はい、終了~」
 プレイ時間は1時間50分。無事に宝は見つけたものの、残念ながらピラミッド内で野垂れ死ぬという結果になりました。
 まあ、でも、協力ゲームは難しいくらいがちょうど良いですよね。


 古文書を何度もパラパラして読む楽しさ、エリアパーツを、実際に手を動かしてピラミッド内に配置する楽しさ、制限時間内にミッションをクリアして脱出する楽しさ。
 手作り感あふれるコンポーネントではありますが、アナログゲームの楽しさの本質を突いていて傑作です。