雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

リアル脱出ゲーム×名探偵コナンFILE.4『黒き暗殺者からの脱出』は失敗したけど傑作だった

f:id:sinden:20170816194155j:plain
 名探偵コナンとのコラボ第4弾は、黒の組織編とでもいうべき『黒き暗殺者からの脱出』の感想です。謎に対するネタバレには注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ストーリー

「次のターゲットはあの名探偵だ」


日本各地で次々と探偵が殺害されていく「名探偵連続殺人事件」。
その捜査のさなか、次なる暗殺の計画書を手に入れたコナンとあなた達。
しかし、計画内容は全て暗号で記されている。
唯一解読できた計画実行時刻まで残り1時間。
暗殺者の残した謎や暗号を解き明かし、
この暗殺計画を阻止することはできるのか。


名探偵ばかりを狙う犯人の目的は一体なんなのか。
そして、裏で暗躍するあの組織の影・・・

http://realdgame.jp/event/conan4_saien_2017.html

結果

 暗殺者って書いてアサシンと読ませるセンス……は良いとして、黒の組織編ってことは、どうせ良いところまでジンを追い詰めても、結局は逃げられるんでしょ。もう、いっそ殺されたと見せかけて、別人として生きていった方が良いんじゃないかしら……?*1

脱出率(秋山が参加した頃)

f:id:sinden:20170816214108j:plain
挑戦組:13組
成功組:1組(成功率7%)

閉じ込められる前

 横浜アジトのTwitterを見ていたら、残席が30以上もあって、出来上がったチームは僅か4チームでした。1チーム6名なので、24名。横浜アジトのホール型で、こんなに少ない人数は初めてです。
 お盆シーズンとは言え、横浜の平日夜だとこんなものなのでしょうか。
 遅い時間なら横浜まで来れるので、横浜アジトスタッフの皆さんにおかれましては、懲りずに遅い時間の公演を検討いただければ幸いです。
 と、そんなことを考えていると、


「人数調整で、こちらのテーブルに移っていただけますか?」


 既に「がんばりましょう」と会話を始めている状況での席移動は辛いですが、少ない人数と少ない人数をくっつけて6名にして貰えるのは歓迎です。
 と言うわけで、無事に6名チームを結成。
 4名でお越しになられた方々と一緒になったのですが、2名がリアル脱出ゲーム好き、2名が誘われての初参加。事前にどんなイベントが教わりましたと聞いてみると、


「いえ、聞いてないです。来れば分かると言われて」


 奇術城のときと同じパターンで、内心「こりゃ、今回も失敗だなー」と思いましたが、その一方で総チーム数が少なく、渋滞問題に悩まされることがないので「ワンチャンあるかも?」という期待もありました。

閉じ込められてから

 ゲームが始まると自然に2人1組に分かれて、難しい問題はパスしあいながら、けっこうスムーズに始まりました。意外に悪くない感じです。
 途中、秋山のミスで5分ほどタイムロスしてしまい迷惑を掛けたりしましたが、総じて悪くないペースでした。


「んー、駄目だ。この小謎、難しい。でも、ここまで答え出てるし、メタ解きできそうな気も……」


「あっ、これじゃないですか?」


「それです……!」


 けっこう、全員が全員、均等に活躍したイメージでした。
 ラストの大謎に辿り着いた時点で残り時間は15分から20分ほど。
 これは貰ったなと思うと同時に、油断大敵と改めて自分を戒めました。自分の中のパターンとしては『火竜棲まう狩猟場からの脱出』や『眠れる森からの脱出』に近いですね。小謎は、さくさくと突破することができて大謎に費やせる時間を10分以上も確保することができたのに、大謎にまったく閃けなかったケース。


「時間はあるので、落ち着いて、冷静に考えを進めていきましょう」


 ひとつひとつ、全員で確認しながら可能性を検討していって、大謎に向かいあいます。
 が、


「駄目だ。どう足掻いても暗殺者に殺されてしまう!」


「おっかしいなあ、不可能を消去していって、最後に残ったものが、どんなに奇妙なものであっても真実であるはずなのに、何も可能性が残らなくなってしまう」


「多分、これですよねえ。これを使うはずなんですけれど、どうすればいいんでしょうか?」


「うーん」


 行き詰まってしまい、発想を変えるために、今までの問題を見返したり、小道具類をひっくり返したり、室内を歩き回ったり……。
 色々やりましたけれど、駄目でした。


「多分、いや、絶対に脱出失敗でしょうけれども、提出しないよりかはましです。これで出してみましょう」


 納得感を得られないまま、最も解答に近いであろう内容を記載して提出。
 そして、タイムアップ。

脱出を終えて

 コナンくんのカウントダウンがゼロに辿りつくと同時に室内の照明が落とされ、ゲーム終了が告げられます。そして、再び明るくなり解説が始まる瞬間……、


「も、もしかして……!?」


 慌てて、テーブルの上にばらまかれた紙を確認します。


「もし、あれが、ああなって、これが、こうだとしたら……ああっ! やっぱり!」


 やらかしました。
 ゲーム終了と同時に解答が分かるパターンですよ。
 やられたー、と頭を抱えながら、解説を聞きます。


 うーん、納得です。
 と言うか美しい。
 まったくもってスマートな脱出です。
 解説が終わり、心の底から素直な気持ちで拍手しました。
 いやあ、悔しいです。どうして制限時間内に気づけなかったのでしょうか。答えはずっと視界に入っていたと言うのに。
 何よりも、こんなにも美しい謎を、この手で解くことができなかったと言うのがショックです。うーん、残念だなあ。とても残念。悔しいー……。

秋山チャート

要素 5段階評価
オススメ ★★★★★★
探索 ★★
物量 ★★★
ストーリー ★★★★★
コナン度 ★★★★★

*1:平たく言うと脱出失敗