雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ドイツのリアル謎解きゲーム常設店『Team Escape』に挑戦してみた

f:id:sinden:20171025205816j:plain
 日本のリアル謎解きゲームで飽き足らず、世界の謎解きにも挑戦してみたい!
 そう考え、エッセン・シュピール参戦に合わせて、Team Escape社のEssen店に乗り込み、常設されていたルーム型公演『Mr. nobodys first case(ノーバディ氏最初の事件』と『The Invention(発明品)』に挑戦しました。邦題は今、考えました。

会場について

f:id:sinden:20171025210202j:plain
 Team Escape Essenの会場は、エッセン・シュピールの会場となるメッセ・エッセンから徒歩15分ほど。有名な醸造所の隣にあり、Twitterで同行者を募ったところ、


「あ、醸造所が入ってる建物ですね」


 と、すぐに分かったみたいです。
 秋山自身は、初めての訪問だったので、当日は、


「え、何? Googleマップで見たときはショッピングモール的な複合施設かと思ったけれど、実際には幅広のマンションに、テナントがいっぱい入ってる的な? 内部で繋がっているわけでもなく、玄関も分かれているし。分かりづらっ!」


 という感じでした。
 参加を考えられる場合は、迷うことを前提に、10分前行動を意識されると良いかと存じます。

遊んでみて

 けっこう面白くて堪能しました。
『ノーバディ氏最初の事件』の方は、脱出率80%くらいらしく、16分38秒残しで脱出成功。ヒント使用回数は3回。
『発明』の方は、脱出率50%で、3分8秒残しで脱出成功。ヒントは数え切れないほど要求しました。
 海外のリアル謎解きゲームは、国内で独自の進化を遂げたSCRAPに代表されるリアル謎解きゲームとは異なり、ルーム型が主流で、題材となったデジタルゲームのリアル脱出ゲームに近く、物理的な謎が多いとされます。たとえば、床に落ちている本を、本棚の空いているスペースに入れると何故か本棚が横にスライドして、隣の部屋に入れるようになるだとか、まあ、そういう感じの。
 なので、実は、内心、


「どうせ物理でしょ」


 と、タカをくくっていたのですが、意外や意外、と言うと失礼ですが、けっこう謎解きがあって面白かったのです。
 具体的には納得感があることですかね。
 デタラメに配置されたアイテムの各種を、ある法則性に基いて配置すると、数字が現れたりするのですが、その場ではある種の勘で進めることがあっても、後で振り返ると、


「なるほど、示唆や背景はないけれど、この配置には統一感があるので、納得できる」


 と思えるのです。
 理不尽なダミーが少ないのも好みです。
 後は、ちょっと、未だにどうしてそうなるのか理解できないのですが、謎理論によってヒントが浮かび上がると言うか、目に映ると言うか、認識できるようになったのには驚きました。


 そんなこんなで、全体的に楽しかった感が強かったですね。
 少なくとも浅草のエスケープハントや、池袋の絶対空間、新宿の超密室よりかは、こちらの方が好き、かもしれません。まあ、旅先での経験は、何もかも美化される、の法則に影響されているかもしれませんが。

鍵を開けまくる快感

 良かったことのひとつにステップ数の多さが挙げられるかもしれません。
 とにかく、めちゃくちゃ鍵の数が多いのです。
 鍵の掛かった箱を開けたら、鍵の掛かった箱が出てきたりして、


「マジかよ! ありえないだろ!」


 と、思わず叫んだりしてしまいます。
 それでも、どんどん解いていかなければならないので、解いていくわけですが、個々の難易度は、それほど低いものではなく、冷静に探索して、組み合わせを見つけられればスムーズに突破できるものでした。なので、


「解けた! 開いた! 次に進める!」


 という経験を多く重ねることができ、それが結果として達成感と言うか満足感に繋がるわけですね。

気になる言語依存について

 ドイツ語版と英語版が用意されています。
 室内固定系の謎については、最初から両方が記載されていて、片方の文字が読めなかったら、


「今のは、ドイツ語か。では、この真下に書いてある英語だけを読もう」


 と切り替えればOKです。
 言語依存は、ほとんどなく、小学生レベルの読み書きができればOKでしょう。
 敢えて言うと、一部、癖の強い英語を聞くことになるので、何回か聞いてみて分からなければ、すぐに、


「ヒントプリーズ!」


 と叫べば、別室で室内を監視しているスタッフが、すぐに英語の文章をスクリーンに書き出してくれるので、それを見ればOKです。
 他にも、分かりにくい箇所や、普段、日本で生活している人間には馴染みのないものが出てきますが、そういうのは迷うことなくどんどんヒントを求めていくと良いでしょう。

終わりに

 この感想に漂うテンションの高さを感じていただければと思うのですが、満足値は高く、Team Escapeは信頼できるので、他の地域を訪ねる機会があれば、そこの脱出も試してみようと強く感じました。
 後、このEssen店の魅力は、受付に飲み物が1ユーロと安く売られていることと、隣に醸造所があるので、打ち上げがやりやすいのが素晴らしいですね。
f:id:sinden:20171025220917j:plain