雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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エッセン・シュピール2017旅行記(1日目)

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 エッセン旅行記の1日目です。
 自宅を出て、成田空港からデュッセルドルフ空港へ向かい、デュッセルドルフ市内を少し観光してから、エッセン入りを果たすところまでです。

起床~出発

 スーツケースという大荷物を持っての移動って、普段の移動とは異なり、どういうルートを選ぶか悩みますよね。ギリギリだと出勤ラッシュに巻き込まれることになるので、搭乗時間の3時間前を目処に成田空港に到着できるように移動しました。
 前回は、日暮里からスカイライナーに乗りましたが、コストを鑑みて、今回は京急を使いました。
 が、しんどかったですねえ。
 朝6時台の電車でしたが、もう混雑し始めていて、途中で首尾よく座ることができましたが、だいぶ混み合っていました。都心を過ぎたあたりで空席が目立ちましたが、成田が近づくにつれ、再び混み始め、移動だけで、けっこう疲れてしまいました。

成田空港

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 8時過ぎに到着して、まずはマネーパートナーズで申し込んでおいて外貨を受け取ろうと思ったのですが、なんと受け取りは9時開始とのことで、仕方なく先にWiFi受け取りとチェックインを済ませることに。
 4階に移動し、イモトのWiFiを受け取り、チェックインを済ませ、スーツケースを預けます。その後、空港内を少し散策してから、朝食代わりにスープストックトーキョーで玉ねぎのスープを飲んでいたら9時を迎えたので、地下1階に戻りユーロを受け取ります。
 行列も出来ておらず、受付の方に番号を伝えたら、すぐに、封筒に入ったユーロを渡していただきました。
 今回は500ユーロ封筒を2個と100ユーロ封筒を10個、頼んでいました。各封筒の中には、5~100ユーロ札数枚で構成されており、一応、それぞれひとつずつその場で開封して、中身を改めます。すべて新札で、抜けていることもなし。
「他は信じます」と言って受け取り完了、5分も掛かりませんでした。

免税店~搭乗

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 保安検査と入国審査を済ませると、そこは免税店が並ぶエリア。写真はスプラトゥーンっぽいデザインの煙草です。初めて見ました。
 同行者2名は、ふたりとも時計をしていなかったので、
「時計は絶対にあった方が良い。時刻を確認するために、いちいちスマホを出すのは危険。免税店で買うとブランド品も安いから、ここで買った方が良い」
 と熱く主張します。
 さすがにHERMESやTIFFANY & CO.は10万円超えで気軽に買えるものではありませんでしたが、Fa-So-La TAX FREE AKIHABARAという謎の免税店では、数千円から1万円台で、なかなか良いものが売られていたので、
「これ、カッコイイですよ。これ、似合う。これ、かわいい」
 と、自分では買わないのに、どんどん試着させたりしました。もう、この時点でだいぶ楽しかったですね。
 搭乗口が近づくにつれ、見知った顔も増えてきて、ボードゲーム関係者の集結感を覚えます。
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離陸~機内

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 成田空港からデュッセルドルフ空港への直行便は、だいたい12時間です。エミレーツ航空を使ってドバイにトランジットしたときは、この倍くらいの時間が掛かったので、だいぶ短い印象です。ちょっと寝て、ちょっと食べて、ちょっと寝たら、すぐに着いちゃいます。
 そんなわけで「寝るぞー!」と思っていたのですが、なかなか寝付くことができず、映画を観ることに。
 選んだのは『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』です。


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 ホラー映画が好きだから、というわけではなくSCRAPが同作とコラボしたリアル脱出ゲームを手がけていたからです。ちなみに、リアル脱出ゲームの方は、挑戦済み、成功済みです。
『ザ・マミー』の感想ですが、一言にまとめると「伝奇っぽい」です。
 現代社会にミイラを紐付けて、十字軍やジキルとハイドなどをミクスチャして、まさかの闇堕ちみたいな展開もありました。
 途中から、
「これはシナリオを奈須きのこに任せ、イラストを武内崇にして、アニメにしていればずっと面白かっただろうな。TYPE-MOONに任せるなら、いっそゲームで遊びたい。マネットルートとジェニールートを選べるならアマネットルート……いや、アマネット・オルタルートが良いな」
 とか、妄想を重ねていました。
 そんなこんなで着陸の時間で近づき、無事にドイツ着。
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デュッセルドルフ空港~デュッセルドルフ中央駅

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 当初予定では、デュッセルドルフ空港からホテルブレデナイへ直行予定だったのですが、前入りして、ミュンヘンに滞在していたけがわさんが夕飯を食べに行きましょうと言うことで、中央駅まで出ることに。U-Bahn(ユーバーン、と読みます。地下鉄のこと)に乗ります。


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 ドイツは主要都市ごとにHauptbahnhof(ハウプトバーンホーフ、略してHbf。中央駅)があり、中央駅同士はDeutsche Bahn(略してDB、ドイツ鉄道)で繋がっていて、中央駅から放射線状にUバーンやTram(トラムと読みます、路面電車のこと)などが走っています。


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 と言うわけで、さっくりとデュッセルドルフ中央駅に到着。駅周辺をちょっと歩き回ってから、安定のスターバックスに入ります。レジで頼んで、少し進んだところで受け取りというシステムは全国共通ですね。Makoto、って書いてもらいました。
 スタバでまったりしていたら、無事にけがわさんと落ち合うことができて、Table game in the worldの小野さん正しくは、メビウスゲームズの能勢さんご夫妻がお好きなお店ということで、Brauerei Schumacher(シューマッハ)を訪ねます。


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 ここは、店員さんが陽気で、とても良いお店でしたね。今回の滞在において、最も気に入りました。


秋山「英語メニューください」
店員「ほらよ」
秋山「食べ物だけでなく、飲み物のメニューも」
店員「飲み物? 飲み物メニューなんてないよ。あるのはビールと水だけだ。何しろビールのお店だからな。でも、頼まれたらコーラも出す。ジュースもある、たとえばオレンジやアップル。コーヒーもある」
秋山「けっこう、あるじゃん」


 ここのシステムは、いわゆるわんこそばスタイルで、グラスを空にすると、自動的に新しいビールが届けられます。届けられる度に、コースターに鉛筆で線が引かれ、お会計のときは、その本数を見て、何杯、飲んだかを確認されます。
 何杯も飲む前提なのでグラスは小さめで、さくさく行けます。


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 1杯目は気持ちよく空にして「お代わり来ないなー」と思っていたら、「お待たせ!」と言いながら届けてくれて、笑顔になります。
 さすがに2杯目は、スピーディに行かず、ゆっくり飲んでいたら、15%くらい残っているのに新しいのが届いて、ちょっと急かされますが、まあ、気分は良いです。しかし、3杯目は30%くらいで新しいのが来て「この調子だと、一口しか飲んでないのに新しいのが来そうだな」と思っていたら、4杯目は50%くらいで新しいのが来て、


秋山「もう充分、これ以上はけっこう」
店員「おっと、じゃあ、これは君のためのものだ(と言いつつ、同行者の前に自然にサーブ。そして、トレイに残った1杯を見て)君たちが飲まないからだぞ(と言いつつ、一気飲み)」
秋山「自由な店員さんだなあ、おい」


 もう爆笑ですよ。
 良い雰囲気ですね、こういうの。
 好きです。


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 そんな感じで和やかに飲みつつ、食事も楽しみました。
 まずは栄養確保のためのサラダ、ドイツを味わうためにソーセージの盛り合わせ、そしてドイツに来たら絶対に食べたい「マンガ肉か!?」と思わず叫んでしまうアイスバイン。
 どれも抜群に美味しかったですね。
 料理は美味しいし、お酒も美味しいし。


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 食後は、なんという名前でしたっけ、忘れましたけれどアップルパイみたいなのを食べました。
 熱を帯びたリンゴと冷たいアイスの組み合わせが最高でした。
 すべて食べ終えて、コーヒーも飲んで、満足して、タクシーをお願いしようと思ったら、


店員「タクシーなら店の前にいる」
秋山「え?」
店員「一歩だ、店から出て一歩、歩いたらもうタクシーに乗ってる」
秋山「一歩? それはさすがに嘘だろう」
店員「お前は足が短そうだな。じゃあ、三歩だ」
秋山「オーケー、三歩だな、分かった」


 と言うわけで、店を出たら、ほんとうにタクシーが行列をなしていました。素晴らしい。
 ただ、先頭にいたタクシーはちょっと小さく、こちらは3名で、全員がスーツケースを持っていたので、1台、後ろの中型車に乗り込むことに。
 このとき、秋山は全員のスーツケースをトランクに入れることで夢中で、気が付かなかったのですが、先頭にいたタクシーの運転手が「おい、これは俺の客だぞ」といちゃもんをつけに来たらしく、それに対し我々のタクシーの運転手は「客が俺を選んだんだから、これは俺の客だ」とか言い返したらしいです。
 乗り込んだ後に「中型車で助かったよ」と話しかけたら、このことを教えてくれて「まさしく。チャンスを逃さないためには、車を大きくするのが大事だね」と答えました。
 陽気な運転手でしたが、動き始めて5秒後にはGoogleマップが示唆してくれていた道筋を外れて「おいおい大丈夫かよ」と内心、思っていたら、どうやら渋滞を回避しただけだった様子で安心しました。

ホテルブレデナイ

 こうしてホテルに到着。
 チェックインを済ませ、部屋に入ります。鍵はカードキーで、室内は清潔。とても居心地の良い、素敵なホテルでした。唯一にして最大の難点は、シュピールの会場となるメッセ・エッセンには近いものの、最寄り駅まで徒歩10分ほどという、アクセス的には難所であるということでしょう。


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 と言うわけで、移動の疲れもあって、この日は日付が変わる前に就寝しました。