雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

君は大迷宮バハムートから脱出してもいいし、脱出しなくてもいい

 SCRAPが年に一回、ライブハウスのZeppを貸し切って開催するリアル脱出ゲーム『大迷宮バハムートからの脱出』の感想です。謎に対するネタバレはしないよう注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。

かつて、数千年の眠りから目覚めた龍神バハムートは
灼熱の業火でエオルゼア全土を焼き尽くし
世界を滅亡の危機に追い込んだ。
その破滅から世界を救ったのは、大賢者ルイゾワと「光の戦士」たち。
彼らの活躍によりバハムートは消え去り、エオルゼアは再生され、世界は平和を取り戻した。
それから5年……。
消滅したはずのバハムートは、巨大遺跡の地下深くで、復活を遂げようとしている。
復活まで残された時間は「60分」。
あなたは仲間とともに、バハムートの復活を阻止することができるだろうか?
―― エオルゼア全土を巻き込む壮絶な戦いが、今、始まる。

http://realdgame.jp/zepp5_ffxiv/

ファイナルファンタジー』シリーズは10までしか遊んでいないので、14、しかもオンラインゲームとのコラボなので、最初は、あまり興味がわきませんでした。しかしながら、SCRAPの公演に参加している内に、Zeppで開催される公演は、SCRAPが年間に開催するものの中でも特に力が入っているものと知り、せっかくなのでと挑戦することにしました。

結果

 かつてエオルゼアの全土を焼き尽くした龍神バハムート相手に、ただの人間が勝てるわけはないので、傍観を決め込む予定でしたが、うっかり声優の田中理恵と良く似た声のひとに見つかってしまい、光の戦士と呼ばれ、いい気分になってしまったので世界を救うことにしました*1

脱出率(秋山が参加した回)

 挑戦数:94チーム
 脱出成功:17チーム(18%)

閉じ込められる前

 今回はミスボド脱出部に声をかけて、6人1チームのグループチケットを取って参加しました。
 公式にあった過去の脱出率を見ると、

・「夜の遊園地からの脱出 at ナガシマスパーランド
脱出率19.7%
・リアル脱出ゲーム×エヴァンゲリオン「ある使徒からの脱出」
脱出率5.4%
宇宙兄弟×リアル脱出ゲーム「月面基地からの脱出」
脱出率5.7%
進撃の巨人×リアル脱出ゲーム「ある城塞都市からの脱出」
脱出率10%
・リアル脱出ゲーム×ONE PIECE「海底監獄インペルダウンからの脱出」
脱出率9%

 と、のきなみ低いのは知っていましたが、この『大迷宮バハムートからの脱出』もある回の脱出率が1.6%だったり、そうとう難しいことが予想されました。
 とは言え、『びゅ〜るランド 最大の危機からの脱出』のときを考えると、


早めに入場して可能な限りの事前打ち合わせを行う
可能な限り小謎を早解きして、チェックポイント渋滞に巻き込まれない


 この2点を守ればワンチャンあるのではという気もしていました。
 と言うわけで入場するや否や、


「ナイト、黒魔道士、白魔道士、シーフ、吟遊詩人、狩人と6つのジョブがあって、1プレイヤ1ジョブ担当するみたいですね。それぞれの特技を読み上げて共有しておきましょう」
「コマンドを選択して、作戦を決定することで先に進められるみたいですね。地図を見ると、こういうところを歩いたり、こういう場所にいそうなモンスターと戦うことになりそうですね。どのジョブの、どの特技を使うことになりそうでしょうか?」*2
「思い切ってグループを2分割しましょう。3人がとにかく写真でヒントを集めて、Twitterのグループダイレクトメッセージに送って、残った3人で謎を解きまくりましょう」


 みたいな話をしました。
 また、グループでただひとり『FF14』を遊んだことがある方に「このジョブって何なの? こういうパーティ編成ってどうなの?」と質問を済ませておきました。

閉じ込められてから

 オープニングは、さすがの一言でしたね。
 PVにも出ていたバハムートが、大画面に映し出され、ドオオオォォォォォンと会場全体が震えるほどの低音が響いたときは、さすがに興奮しました。


 その後、司会の方が壇上に出てきてルール説明を行った後にゲームスタート。
 打ち合わせ通り、ヒント収集係の3人がそれぞれ担当のエリアへ向かって競歩していきます。
 残った3人は謎を解き始めます。


「これは時間は掛かるけれど、落ち着いてやれば簡単です。やってください」
「この謎は見たことなくて時間かかりそうなので、私やりますね」
「お願いします。僕は、これ進研ゼミで見たことあるのでやります」
「終わりました! 次は何すればいいですか?」
「これも時間かかるけれど、解けると思います」


 いい具合に謎解き参加回数が多いメンバーと少ないメンバーとで分担できました。
 そうしている間にiPhoneが、ぶるぶる震え、ヒントを集めにいったメンバーから続々と写真が送られてきます。それを見つつ、


「LIONの右側も撮ってもらえますか? 後、反対側も撮ってください*3


 と指示を出していきます。
 こうして、悪くないペースで小謎が解けてゆきます。
 途中からは、


「ポで始まる5文字? ポーションじゃないですか?*4
「それだ! とりあえずポーション前提で進めましょう。並行して、念のためポ以外の4文字も解いていきましょう!」


 と、メタ解きを駆使して、6人でチームワークを発揮します。
 こうして、なんやかんやあってラストクエスチョン。残り20分のアナウンスが入ったときには、大謎も解き終わり、1問目の小謎を振り返ったり、テキストを読み返したり検証を済ませます。


「もう、これしか考えられないですし、提出しちゃいましょうか?」
「これで大丈夫だと思いますけれど、まだ時間には余裕ありますよ?」
「ほら、もしかしたら、これが最後じゃないかもしれませんし……」


 そんなことを話しつつ、最終チェックポイントへ向かって、ラストアンサーを提出します。驚いたことに提出済みのチームはまだなくて、我々のチームが一番乗りでした。せっかくなので、その場にいたスタッフや周囲の風景を記念撮影したりします。
 その後は写真では見たけれど、実物は見ていない会場の各地に置かれたヒントを見に行ったり、記念撮影したりしつつ60分のタイムリミットが来るのを待ちました。

脱出を終えて

 と言うわけで、これ以上はないくらいに完璧なる脱出でした。
 敢えて不満を述べるならば、上位チームとして表彰されたかったかなあ、くらいです。
 成功の秘訣は、


謎解きチームと情報収集チームに分けたこと
早解きを心がけたこと
事前に各ジョブの特技を共有しておいたこと


 そして、何よりも、


光の戦士になりきってコマンドを考えたこと


 です。
 エオルゼアを救わんと集まった6人の光の戦士に、心の底からなりきることができたからこそ、一度のミスもなく各チェックポイントを突破し、あのラストアンサーに至ることができました。

秋山チャート

要素 5段階評価
オススメ ★★★★★
探索 ★★
物量 ★★★
トーリー ★★★★★
RPG ★★★★★

*1:平たく言うと脱出成功

*2:ここまでは、公式に書いてあることです

*3:嘘の指示です

*4:嘘の答えです