雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

君は大戦場から脱出してもいいし、脱出しなくてもいい

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 明治神宮球場をはじめ、大阪、福岡、愛知、千葉のドームやホールで開催されたスタジアム型リアル脱出ゲーム『ある大戦場からの脱出』の感想です。謎に対するネタバレはしないよう注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。

敵国の大軍に攻め込まれる秦国。
立ち向かう自軍は長い戦闘の果てに、敵軍総大将を追い込む事に成功する。
勝利を目前にしたその時、戦場に地響きが鳴り響く。
現れたのは圧倒的戦力を誇る敵国の将軍。
自軍わずか数千。対する敵軍の兵力5万。
状況は一変、絶体絶命の死地に立たされる秦国軍。
しかし、自軍の総大将王騎は高らかに声をあげる。
「あなたに重要な任務を与えます。この死地に活路をこじあけてごらんなさい」
天下の大将軍王騎から直々に命を受け、戦の行く末はあなたに託された。
暗号化された敵の策略を読み解き、
屈強な武将たちを討ち倒して絶体絶命の大戦場から脱出せよ!

http://realdgame.jp/kingdom/

結果

 秦国の総大将である王騎は、変なあごひげのオカマっぽいおっさんだったので、脱出路を切り開きなさいと言われても今ひとつテンションが上がりませんでしたが、五万の兵に囲まれたら圧死するのは間違いないので脱出することにしました*1

脱出率(秋山が参加した回)

 挑戦数:235名
 脱出成功:71名(脱出率30%)

閉じ込められる前

『キングダム』は未読だったので、当初あまりテンションは高くなかったです。
 評判の高い漫画であることは知っていて、特に三十代にファンが多いように感じられたので、読んでみたら面白いのだろうなとは思っていました。でも、絵柄は好みではないですし、中国という舞台や戦争というテーマも関心から離れていたので、やはり触手は動きませんでした。
 が、せっかく脱出するのなら、脱出の舞台になっている16巻までは読んでおくか、そう思って、そっと1巻を手に取りました。


 気がついたら22巻まで読んでいました


 自分でも驚きです。
 とにかく衝撃的な展開で、まったく手を休める暇がないので。「ここまでにしておこう」とか「物語が一区切りついたら中断しよう」と思っても、つい、続きを手に取ってしまうのです。
 なによりキャラクタが魅力ですね。
 特に、王騎
 王騎ですよ……。
 初登場時は、得体の知れない、キモいおっさんでしかないのですが、12巻くらいかしら、それとも13巻くらいかしら、王騎の部下になりたいと思っていましたもの。そんな王騎の命令を受けて、脱出路を切り開くんですよ? なんて、名誉なことなんでしょう。全力を出さざるを得ません。

閉じ込められてから

「うおおおおお!!」


「止まれ、ここは通さんっ!」


 ずばっ!


「うおー、やーらーれーたー」


「倒せた! よし、早歩きで次のチェックポイントに向かうぞー」


 ゴーン! ゴーン!


「銅鑼だ! 銅鑼が鳴ってる! 敵軍にやられてるのか? 自軍が押しているのか? 情報収集だーっ!」


「急げ、急げーっ、王騎将軍が待ってるぞー!」


「うおおおおお!!!!!」

脱出を終えて

「やった! やったぞ……! 脱出できた! 王騎将軍の脱出路を切り開いたぞ! うおおおおお!!」


 と言うわけで、最初から最後まで、ものすごい高いテンションで駆け抜けました。
 今回は7名で臨んだのですが、誰一人が欠けても脱出できなかったように思います。最初の小謎、秋山はほとんど動かずにやってくる写真だけを見て、2問ほど解いたのですが、他のメンバーもそれぞれ解いてくれて、かなり早いスピードで突破できました。
 ラス謎一歩手前のチェックポイントは2位で駆け抜け、ラス謎も1位のチームと、ほぼ同じタイミングでした。特にラス謎一歩手前の中謎は、けっこうしんどくて、チームメンバーのひとりが閃いてくれなかったら駄目だったかもしれません。
 もう今週末、愛知公演しか残っていませんが、めっちゃくちゃ盛り上がる、そして原作既読勢ならば、絶対に感動する、心の底から感動する公演なので、絶対に参加するべき超最高公演でした。

秋山チャート

要素 5段階評価
オススメ ★★★★★
探索 ★★★
物量 ★★★★
ストーリー ★★★★★
戦争度 ★★★★★

*1:平たく言うと脱出成功