雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

君は鈍色のカーテンコールを待ってもいいし、待たなくてもいい

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 人狼を舞台化した人狼TLPTで知られるセブンスキャッスルさんが開催した、俳優と参加者がそれぞれの役割を演じ、一緒に物語をつむいでいく体験型アトラクション『WAR→P! 鈍色のカーテンコール』の感想です。リアル謎解きゲームの感想ではありません。特にネタバレを禁止されていないので、自由に書きますが「駄目ー!」という指摘があったら、予告なく削除したり修正したりします。

ある小さな街に、ひとつの劇団がありました。
決して一枚岩とは言えないまでも、座長を中心に力を合わせて芝居を作ってきた一座。
劇団「モノクローム」。
いつかは東京の大きな劇場へと夢見ていました。


次回公演を控えたある日、突如座長がこの世を去りました。
今まですべて座長任せだった座員たちだけで、次回公演を打てるのでしょうか。


台本は?
配役は?
果たして幕は上がるのか?


すべては新入座員のあなたの行動次第です。

 知り合いやTwitterのTLにおいて評判が良かったので、当日券を取って参加してみました。

「NAZO×NAZO劇団の茶番だけ90分やりまくる」

http://nazoko-dayo.hatenablog.com/entry/2017/05/01/205831

 という感想を見ていたので、なるほど謎解き勢と相性が良さそうだ、とも思いました。

参加する前

「当日券を欲しい方は、こちらに並んでくださーい!」
 というスタッフさんの指示に従い、怪しげな地下スタジオへと続く、暗めの階段に立ち続けること30分ほど。待っている間に、階下では直前の回が終わったのか、騒がしくなってきたと思ったら、クリップボードを手に悔しそうな表情を浮かべている方々が、ひょいひょい当日券の列の最後尾に並んでいきます。


(え? また遊ぶの? 今、遊んだばかりなのに??)


 と思っていると、凄まじい勢いで情報共有を始めました。
 小声だったので精確に聞き取れたわけではありませんでしたが、お互いに何をして、その結果、どうなったかという情報を交換している様子でした。


(いったい、どんなイベントなのだ!?)

開始後

 流れとして、

・演劇(プロローグ)
・自由時間
・演劇(途中経過)
・自由時間
・演劇(エピローグ)

 という感じでした。
 プロローグにおいては、険悪なムードにある劇団員たちがお互いに衝突し、せっかく練習したり準備したにも関わらず、予算がなくなってしまい開幕することすらできず、バラバラになって解散! というエンディングから始まりました。終わっちゃったよ……と思っていたら狂言回し役の方が壇上に上がり「この不幸なエンディングを回避しましょう! 今から私が2週間、時間を巻き戻すので、新入座員の皆さんは、舞台の成功を目指してください!」と説明し、ゲームが始まりました。
 やることはいわゆるRPGにおけるお使いです。
 NPCから依頼を受け、他のNPCの協力を得て、クエストをクリアしていきます。
 どうやら一定人数のプレイヤが、一定数のクエストをクリアすることでフラグが立ち、途中経過やエピローグにおける演劇の内容が変わっていく様子です。

終了後

 秋山が参加した回におけるエピローグは、エンディングNo.2「純白のカーテンコール」でした。
 色的には、虹色がいちばん良くて、次が純白、そこから茜色、鈍色、闇色と変わっていくので、2番目に良いエンディングを見ることが出来たわけですが、正直なところ、秋山の胸に内にあったのは……、


 不完全燃焼!!


 でした。

帰り道

 帰路、電車に乗っている間、一緒に参加した方と、ずっと情報を交換したり、どうすれば良かったのだろうかと反省会を繰り広げていました。
 別にサボってたわけじゃないんですよ。でも、貢献度がとても低かったように思います。
 桔坂梨穂さんの元に銅口大吾さんを連れて行って元気づけたり、銀林直義のカッコいいポーズを真似たり、臙条佳介さんを応援したり、いろいろやりました。
 でも、その一方で、寛田祐人さんに話しかけるチャンスを得られなかったり、朱雀衣織さんを説得できなかったり……と言うか、個人的には、かなり早い段階で永石匠さん演じる座長の霊に話しかけに行き、白倉雪乃がキーとなる人物ではないかと思っていたのに、それをぜんぜんプレイングに活かせませんでした。


 悔しい……!


 今のところ『鈍色のカーテンコール』という作品は、秋山の中で、リアルにループするRPGです。3000円払って、物語に90分だけ関与する権利を購入し、その中でベストエンディングに辿り着けるよう最大限に努力する、そんなゲームです
 リピーターが多いのも納得です。
 多分、これは1回か2回、参加するだけのものではないですね。初日から参加して、バッドエンディングに打ちのめされて、日を分けて何度も参加して、参加する全プレイヤとナレッジを共有しながら、千秋楽までにベストエンディングを目指す、とても戦略的なリアルゲームですよ!
 今回はスケジュールを合わせることができず、1回しか参加できませんでしたが、次回は万全を期してベストエンディングへの道に貢献したプレイヤのひとりになりたいですね。

終わりに

 ずっと撮影されていましたが、DVDの販売ってないんですかね。
 俳優さんの確保が大変だと思いますが、過去作の再演も是非やってほしいですね。