雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

悪霊たちから協力して夫人を救え『Sanjose(サンノゼ)』を遊びました


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 Studio Turbineさんのゲームマーケット2017秋の新作『Sanjose(サンノゼ)』を遊びました。
 ウィンチェスター・ミステリー・ハウスは、カリフォルニア州のサンノゼにある観光名所。
 ウィンチェスター銃で財を成したサラ夫人が、ウィンチェスター銃が原因で命を落とした死者たちの呪いを避けるために、一年中、増改築を繰り返した珍妙なる屋敷です。個室の数は約160、窓ガラスは1万枚と大変な豪邸です。開けたら壁という扉や、どこにもつながっていない階段など、悪霊たちを惑わす仕掛けが随所にあります。
 このゲーム『サンノゼ』は、この逸話をモチーフにした協力ゲームです。
 プレイヤは夫人に雇われたメイドや庭師、大工や占い師といった職業を担当し、屋敷の増改築を進め、夫人を逃がすことで、迫りくる悪霊が夫人の元に辿り着かないように工夫します。悪霊コマが、夫人コマのあるタイルに辿り着いてしまう前に、すべてのタイルを引ききることができれば勝利します。


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 激烈に面白かったです。
 2人で遊びましたが、プレイ時間は1時間20分。無事に夫人を守り抜いて、ゲームに勝利しました。
 けして容易な道ではありませんでした、悪霊の発生や、夫人に至るまでのルートは、ある程度、コントロールできるのですが、最大限に時間を稼げるように、ありとあらゆる手を尽くしました。ダイス目にも恵まれました。それでも、途中、何度か危ない橋を渡りました。


「3分の1の確率で、ゲームオーバーになるけれど、これが最適解」


「そういうことを言うと、3分の1を引いちゃうから言わない方がいいよ」


「やばい! 言っちゃった!」


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 とか言いつつも、なんとく苦境を乗り切っていくことができました。
 正直、説明としては、これで、もう充分でしょう。
 協力ゲームの醍醐味は、難易度設定にあると言っても過言ではないと考えています。適当に流していてもあっさりクリア出来てしまう難易度ですと興醒めですし、クリティカルを3回連続で出さないと駄目みたいな設定も好ましくありません。あらゆる可能性を考慮し、ある程度の運に恵まれてはじめて辿り着くことができる。そのギリギリを狙うのは、とても難しく、パブリッシングの腕が問われます。
 1時間20分というプレイ時間を経て、ギリギリで勝利することができた。
 これが、このゲームの素晴らしさを説明するのに、最も相応しい表現でしょう。
 協力ゲームがお好きな方は、安心して遊ぶことのできる力作ですので、遊ぶ機会があれば是非、お試しください。オススメです。