雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

空気存在になり推しの女の子をカップルにしよう『百合紅 -ゆりくれ-』遊びました


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 off-boxさんのゲームマーケット2016秋の新作『百合紅 -ゆりくれ-』を遊びました。
 激烈に面白かったです。
 ソビエト政界の黒幕となり、息の掛かった政治家を出世させる『クレムリン』のメカニズムに、百合を適用させたゲーム、ということでシステムの根底はしっかりしています。
 各プレイヤはゲーム開始前に、手元のメモを使って推しの女の子を決めておきます。
 ゲームが開始したら、自分が充分に影響力を持っていてコントロールできる女の子を操作して、他の女の子にモーションを掛けたり、告白したりします。
 告白が成立して付き合い始めたカップルは次に誓いのキスをして、誓いのキスを終えた状態でもう一度、誓いのキス判定に成功すると運命のカップルとなりゲームは終了し、そのカップルをより推していたプレイヤが勝利します。


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 面白いのは、仲良くなるのには時間が掛かるのに、破局は一瞬で訪れることですね。
 自分が推していないカップルが成立したときは、一瞬にして共闘体制が整い、今まで誰も見向きもしなかった女の子に、全員がモーションを掛け始め、結果、付き合い始めたふたりの仲が険悪になり、誓いのキス前に、あるいは運命のカップルになる前に破局することしばしばです。
 1年かけて接近してカップルになったのに、2年目の1学期で別れるなんて……リアリティあります。


 また、ちょっかいを掛けるシステムも秀逸で、運命のカップルになれるよう、時間を掛けて仲良くさせたかったのに、他プレイヤに自分の推しカップルがバレると、


「○○さんと○○さんは付き合うべきだと思います!」


「賛成!」


「賛成!」


「賛成過半数で、無事にふたりは付き合うことになりました~」


「やめろー! まだ、お互いのことを、ほとんど知らないのに、周りに流されて成立したカップルなんて、すぐに別れるに決まってるだろう!!」


 たいてい、その学期の終わりには破局を迎えます。


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 と言うわけで、やいのやいの楽しみました。
 この世界観や価値観を許容できるメンバーであれば、楽しくプレイできることでしょう。