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FGOプレイ日記「永続狂気帝国セプテム」(ネタバレあり)

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 こんにちは、秋山です。
 少しずつ進めている『Fate/Grand Order』ですが、ようやく第二特異点「永続狂気帝国セプテム」をクリアしたので、感想です。ネタバレしていますので、未プレイの方は回れ右推奨です。

物語の概容だとかテーマだとか

 第一特異点に続き、第二特異点をクリアすることで、ようやく『FGO』が、どういう作品なのかが見えてきました。
 第一特異点では、ジャンヌ・ダルク対ジャンヌ・ダルク・オルタ、第二特異点では、第五代ローマ皇帝ネロ・クラウディウス対連合ローマ帝国でしたが、基本的には正史対偽史の物語なのですね。
 歴史改竄と言うか、架空戦記と言うか……奈須きのこが元来、得意としていた伝奇の概念を、そのまま受け継いでいるように感じました。後は、本物と偽物、表と裏みたいな関係性でしょうか。『Fate/Zero』における衛宮切嗣、『Fate/stay night』におけるアーチャーなども、ここらへんのテーマを体現した存在かもしれず、このテーマは『Fate』全体に流れる通奏低音のようなものなのかもしれませんね。

第二特異点は敵が微妙

 第一特異点はジャンヌとオルタという、明確に相反する存在が、そのままぶつかるという構造が良かったです。
 それに対し第二特異点は、ネロが、ほんとうに華やかで素敵なローマ皇帝であるのに対し、敵対する連合帝国が今ひとつ地味です。
 物語的には、ローマを建国した初代皇帝である神祖ロムルスが、敵方の大将であるというのが盛り上がるところなのかもしれませんが、恐縮ながら、歴史に詳しくないこともあり、


「えっ、ロムルス……?」


 と首を捻りましたし、そもそもビジュアルが知性を感じられないバーサーカーっぽくて今ひとつですし、何なら若かりし日のアレキサンダー大王とロード・エルメロイ2世の組み合わせの方が、グッと来たくらいです。

その後の物語

 主人公たちがカルデアに帰還した後、ネロはどうなってしまうのでしょうか。
 ブーディカも失い、孤独に苛まれることになるネロの心中を思うと、気が沈みます。
 だって正史において晩年のネロは暴君として権力を振るい、そうした結果、ネロを最後にローマ帝国は滅びるのですよね。威風堂々として、黄金の薔薇そのものであると見えたネロが、いかに転落してしまうのか。出来うるならば、ブーディカには現界し続けてもらって、ネロを支えてハッピーエンドルートに入ってもらいたいですが、そうなったら、今度は、そこが特異点になってしまいますよね。悲しいです。


……そう言えば、サブタイトルは何だったのでしょうか。
 初代皇帝ロムルスが蘇って、歴代の皇帝のちからを持ってローマを永続させる狂気の帝国を建てる、そういうバックストーリーがあったのでしょうか。あまり感じられませんでしたが。

形ある島、とは?

 脈絡なく挿入された、形ある島のエピソードが引っかかってます。
 女神が現界するなら、悪魔も現界し得るよっていう伏線だったのでしょうか。最後、72柱とか出てきたので、ラスボスはソロモン、あるいはサタンとかルシフェルとか、そんな感じでしょうか。

Fate/ApocryphaとFate/EXTRA

 他の『Fate』にも改めて触れたいなあ、と。
『Fate/Apocrypha』は宣伝ムービーを見て、ジャンヌ・ダルクが出て来るってことしか知らないです。『Fate/EXTRA』の方は、ありす戦を終えたところで飽きて放置してしまっています。『FGO』が一段落したら、着手してもいいかもですね。

終わりに

 次は、オケアノス。
 さくさく遊んでいく予定です。