ひとりじゃ、生きられない。さんのゲームマーケット2017秋の新作『冬虫夏草』を遊びました。
ひとりじゃ、生きられない。通称、ひといきさんの作品は、今のところすべて遊んでいますが、今回も、またニッチなテーマで攻めてきました。ストーリーが謎に壮大なんですよね。
舞台は、はるか昔。
気候の変化で虫たちが大量発生したころ――。
どんどん増えていく虫たちに困り果てていた「地球」は、きのこ菌に虫の退治を頼みます。それまで生きる意味を持っていなかったきのこ菌は、生まれてはじめて与えられた仕事に喜び、虫たちの体をどんどん乗っ取って「冬虫夏草」へと変貌させていきます。しかし、残りの虫が「セミ」と「コウモリガ」の2種類になったとき、きのこ菌は思わぬ大苦戦を強いられるのです――。
使命を全うすべく奮闘するきのこ菌に対し、生まれたときから悪者扱いされた虫たちは、仲間の分まで生きようと必死です。
http://gamemarket.jp/game/冬虫夏草/
果たして、きのこ菌と虫たちのたたかいの行方は…?
「きみのぶんまでちゃんと生きるから」
なんかすごいですよね?
ゲームとしては、2人専用の心理戦ゲームです。
まずはフェルト生地の布をテーブル上に敷いて地面を用意します。次に、きのこ菌を担当するプレイヤが目隠しをしている間に、虫を担当しているプレイヤは、布の下に、虫カードをそっと差し込んでいきます。すべての虫カードを潜伏させたら準備完了です。
ゲームが始まったら、きのこ菌プレイヤは、決められた手番数分、布をそっとめくることができます。めくった場所に虫がいれば、見事、きのこ菌を植え付けることに成功します。
全ラウンドが終了し、すべての虫にきこの菌を植え付けられればきのこ菌の勝利、逆に逃げ切ることができれば虫の勝利です。
と、言ってしまえば、これだけのゲームなのですが、コンポーネントで作り出している雰囲気が、とにかく良いんですよね。冬虫夏草のイラストも、ほんのちょっと生理的嫌悪感を刺激する気持ちの悪いもので、雰囲気をかもしだしています。どちらかと言うとゲーム云々より、この世界観を楽しむゲームですかね。秋山は気に入りました。
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ひといきさんの今までのゲームの感想も書いています。
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