雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

丁寧に作られたクソ謎『竹書房壊すべし』の感想


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 3月10日から7月1日まで、約4ヶ月間という長期にわたって開催される、あそびファクトリーさんによる周遊型のリアル謎解きゲーム『竹書房壊すべし』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ストーリー

あなたは神保町のある探偵事務所の新人メンバーとして、
全部で5つの事件を解決することに…!
すべての事件を解決できたらえらい!


事件1:女子大生失踪事件
事件2:神保町カラーギャング対立事件
事件3:ネットで物申すマン凍結事件
事件4:ポプテピピック部数詐称疑惑事件


4つの事件を解決すると最後の事件
「竹書房壊すべし」に挑戦できるぞ!
みんなで竹書房を壊そう!

http://asobi.yte.co.jp/event/detail.php?id=45

感想

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 書泉グランデでキットを買ってスタートしました。
 キャッチフレーズは「どうあがいても、クソ謎」でしたが、謎解き自体はクソというようなものではなく、むしろ基本に忠実なんだけれど、敢えてクソ謎に仕立て上げているという印象を抱きました。
 後は、全体的にSCRAPいじりが激しく……、たとえばストーリーだけを見ても『歌舞伎町探偵セブン』のオマージュ? かな?? みたいな感じですよね。向こうは新宿歌舞伎町にあるセブン探偵所の見習い探偵として6つの事件を解決することになるものなので。


 謎それ自体に関しても、


「これは、パクり……? それとも、リスペクト??」


 と言うべき、どこかで見たようなものがいくつかあって、ポプテピピックコラボにかこつけて、あそびファクトリーはやりたい放題だなー、と思ったりしました。


 全体で要した時間は、2時間40分でした。第1と第2がそれぞれ30分ずつ、第3と第4が40分ずつで、第5が20分です。
 公式に記載のある3時間~5時間より早いのは、メタ解きを駆使して、一部、周遊要素を無視したりしたからです。まっとうにやっていれば、第1と第2それぞれで、もう10分ずつくらいは掛かっていたはずです。
 クソという言葉が、あまり好きではないので雑という言葉で代用しますが、丁寧なんですけれど雑なんですよ。だから、解いているうちに、突然の徒労感に襲われたりして、


「謎が雑だから、解き方も雑でいっか」


 みたいな気分になるんですよね。
 とは言え、繰り返しですが、その雑さも丁寧に作られているので、安定感があり、安心して遊べるんですよね。
 ある意味、メタ解きが通用するのも、丁寧に作られているからこそです。


 と言うわけで、構造としては、30分~1時間級の周遊が4つあり、その4つの事件をまとめあげる大謎があって計2000円。
 これはコスパ良いですね。
 ポプテピピックの世界観が好きなひとならばもちろん、そうでない方にも広くオススメできるレベルの高い周遊謎解きでした。

合わせて読みたい

 あそびファクトリーさんは、コラボ元にリスペクトを示した作品作りが上手い団体さんです。『ニューダンガンロンパV3』とコラボした公演に参加したことがありますが、凄まじいダンロン感で感動した記憶があります。