雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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あの世に続く列車を動かし現世へ戻れ『異世界列車からの脱出』の感想

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 大阪のエスケープカフェ時解TokiTokiで遊ぶことができるルーム型の脱出ゲーム『異世界列車からの脱出』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ストーリー

--列車は時に、乗客を見知らぬ世界へと導く。
あの世とこの世を繋ぐ連絡船のように--
仲間たちとの2泊3日の旅も間もなく終わりを迎える最終列車。
発車する間際に飛び乗り、間に合ったことに安堵したのか座席に座ると深い眠りへとついた。
ふと目が覚めると、レッシャはすでに止まっており他の乗客も運転手もいない。風景もまるで見たことがない景色に変わっていた。
--まるで見たことがない、それは『私たちが住んでいる世界』とは違う景色--
そこに現れた案内人。
「長旅お疲れ様でした。・・・おや?あなた達はリストに名前がありませんね。」
どうやらここはあの世とこの世を繋ぐ『異世界列車』
魂が現世に繋がっている間に元の世界に戻らなければ、存在自体が消えてしまう!
残された時間は45分。限られた時間内に異世界の謎を解き明かし元の世界へ戻れ!

http://www.tokitokiescape.com/event/event_detail.html

感想

 これはですねー……、


 めっちゃくちゃ面白かったです!!


 もう、最初から最後まで、ぜんぶ良かったです。
 まずストーリーがいいですよね。現代の延長線上にあるファンタジーという感じ。そして、部屋に入った後の雰囲気も最高でした。なんて言うんですかね、終電の後、暗くなった車両みたいな? 吊り革なんかもあったりして、抜群に優れた内装でした。


 6人1チーム形式でしたが、秋山はぺこらさんと2人で挑みましたが、残りの4人が高校時代の同級生らしき女性、しかも謎解き初めてとのことでした。
 どうやら道に迷われたみたいで、10分ほど待っていたので、スタッフさんも「あー、謎解き初めてかー。もっと時間をかけて事前説明したいけれど、後の予定もあるし、仕方ないゲーム中にフォローしよう!」みたいなオーラを発しつつ、ゲームスタート。
 一方、秋山のテンションは地味に上がっていました。
 と言うのも、先日、以下の記事を書いたのですが、



 次に初心者さんと同じチームになったら、最大限に接待しようと心に決めていたのです。
 そんなわけで、ゲーム開始と同時にがんがん探索して、がんがん取っ掛かりを見つけては、しかし自分では手を動かさず、


「Aの問題は、これを使うっぽいですね。もしかしたら、ここにあるこれとくっつけるのかもしれません」


 と言いつつ、まるっと渡しては、悩んでる方の近くに行って、


「どうです? 分かりました?」


「分かりません。この形とこの形が似てると思うんですけれど」


「んー、そうですね。たとえば、これをひっくり返すと、完全に形が一致しませんか?」


「あっ、ほんとだ!!」


 みたいなことをやっていました。
 後は、随所随所で、メタ解きして、


(あー、きっと、あそこにあるあれを、ああするんだろうなあ。概ね、分かったからとりあえず進めたいけれど、まあ、後で使うかもしれないし、答えを埋めるのを手伝おう)


 と踏み留まりました。
 そんなこんなで、チーム一丸と駆け抜けて、


「あった! 鍵だ! 開けましょう!!」


 と鍵を女性に渡して、開けてもらって無事に脱出成功。タイムはぴったり41分でした。

脱出を終えて

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 もうひとり謎を解ける方がいて、メタ解きを解禁していれば35分は切れていたのではないでしょうか。
 難易度は低め……と言うか、全体的に雰囲気重視で美しさがありましたね。なので、ストーリーを想像すれば、謎はおのずから明らかになると言うか、快刀乱麻を断つが如くするするほぐれていく印象がありました。
 でも、今回は、これで良かったです。
 下手に最速タイムを狙って、彼女たちを置き去りにしていたら、そもそも物量を突破できず脱出できなかったかもしれませんし、終わった後の笑顔はなかったことでしょう。
 繰り返しますが、ほんとうに雰囲気が良かったです。こういうの大好きです。この大好きな謎は、良いメンバーで、良い具合に受け取ることができて良かったです。

合わせて読みたい

 時解さんのルーム型脱出は以前にも挑戦しています。
 再演待ちとなりますが、よろしければどうぞ。